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ファンとプロップス

「ファンを増やそう」「ファンビジネス」

ビジネスの話をするときに「ファン」は欠かせない言葉になっています。
特に保険の仕事はファン作りが大切と言われます。

その通りだと思います。
ただ自分には仕事をする上でもう一つ意識していることがあります。
それはプロップス(PROPS)です。

今回はファンではなくプロップスについて考えていきます。

プロップスとは、ヒップホップ業界で使われる用語で、支持者や評価という意味を持ちます。
ファンとはニュアンスが異なります。

ファンは人気、プロップスは信頼、という言葉に置き換えることも出来ます。
プロップスがあるラッパーは、その人のファン以外のヒップホップリスナーや同業者からもリスペクトされています。

自分はSNSなどのオンライン上において、プロップスを意識した発信をしています。

特に、同業である保険屋さんやFP業界の方、いわゆるその道のプロからのプロップスは非常に意識しています。
プロからのプロップスを得るのが一番難しい。
ただ、一番の信頼の証になると考えています。

例えば、商品名でいくと「プロが認めたトマトケチャップ」。
「一番人気のトマトケチャップ」よりも、品質の高さや確かさが担保されている印象を与えます。
「プロが選ぶ名店ベスト10」や「プロが選ぶ声優ランキング」とかもそう。
プロの方からの評価は、より実力の確かさを感じさせます。

なぜなら、(言い方は良くないかもしれませんが)素人は見せ方やマーケティング、口先が上手ければ誘導出来るからです。
プロは、小手先では騙せません。

同じことがFPサービスとしてもあるのではないかと思っています。

続いてプロップスをあげるためには何が必要かを考えてみます。
これもヒップホップを参考にすることが出来ます。

例えば、creepynutsのR指定はメジャーシーンで活躍していながら、プロップスは高いままです。
ヒップホップ業界ではメジャーで派手に活動すると叩かれる的な風潮が若干ありますが、それも跳ね除けてプロップスは高いです。
R指定がプロップスを落とさない理由は、スキルが圧倒的で、ヒップホップへの造詣も深いからだと考えています。
ハードコアで強面なラッパーにも客演で呼ばれるぐらいプロップスが高いです。

そのまま自分の仕事に置き換えられるのでないか、と考えています。
FPであれば、社会保障や経済への造詣を深く、コンサルティングのスキルとアウトプットの巧みさが、同業の方からのプロップスに繋がると思っています。

あとは同業の方へのリスペクトを自分が持つこと。
業界を良くしていくための同志として、お互いにリスペクトしながら仕事に取り掛かりたいものです。

保険やFPの仕事はファンビジネスでもありますが、同時にプロップスビジネスでもあると考えています。

ファンとプロップス、両立を目指して今日もスニーカーとスキルを磨きます!


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岩切 健一郎 発達障害専門FP
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