自信あります?
突然ですが皆さん…自信はありますか?
この質問に「はい!」と即答できる人はどのぐらいいるのだろうかと思い、いろいろ調べてみました。
自信がある人の割合
こちらは博報堂生活総研が発表している調査です。
自信を持っていると自覚している人の割合の推移を、全体、男性年代別、女性年代別であらわしています。
「自信がありますか?」という質問に「ある」と答えた人の割合は、2022年は43.1%でした。
年代別では、60代が49.7%と高めで、一方30代は、39.2%と低めとなっています。
個人の感想ですが想像よりも「皆さん自信をお持ちなのかな」と感じました。
しかし、若い人達は自信を持てない方が少し多いようですね。
自信という心理(仮説)
自信という心理を掘り下げてみましょう。
ちなみにわたしの場合はものによります。
それなりの成果を出した(エビデンスがある)ものについては無意識に「これは大丈夫!」と感じますね。
エビデンスが無いものでも、これまでできたことに関連付いているものなら根拠のない自信ですが「もしかしたら…たぶん…大丈夫!」的なレベルとして捉えることができます。
※ちなみに、今、ゴルフのシーンを思い浮かべながら書いています。
…と、まぁ、なんだか当たり前のことを書いてしまいましたが、このエビデンスの捉え方(解釈の仕方)やコントロールの仕方が自信の有無に関係してくるような気がします。
仮説としてはエビデンスを作って(成功体験をして)その応用範囲を広げることができれば、自分に対する自信の意識が高まるというこのなのでしょうか。
たしかに「小さなことでいいので、チャレンジして、そこから小さな成果を積み重ねていこう」と言われたことは何度もあります。
ここで、「根拠のない自信」についてさらに調べてみました。
根拠のない自信を、上手に捉えることができれば「次はきっと大丈夫だ」とか「自分ならきっとできる」と前向きにマインドセットできます。
しかし、場合によっては、「ハッタリかよ?」とか「あいつ、おかしいんじゃねえのか?」とか「自信過剰でイヤねぇ」などの不必要なイメージを持たれてしまうことにもなりかねませんよね。
できるだけスマートに根拠のない自信を扱っていけるようになりたいものです。
根拠のない自信の構成要素
根拠のない自信には「自己効力感」「自己肯定感」「失敗許容力」の3つが関係しているようです。
自己効力感
自己効力感とは、自分には物事をやり遂げる力があると信じられる感覚のこと。
何かにチャレンジするとき、きっと自分ならできるだろうと自然に確信できているのが自己効力感が強い状態です。
自己効力感の強さは自分にそれができると信じられるかどうかで決まります。
「きっといつかうまくいくはず」と自分に言い聞かせて、自分の意識を鼓舞することができれば、自己効力感を高めることができます。
<自己効力感にまつわる名言>
いちばんいけないのはじぶんなんかだめだと思いこむことだよ。
人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。
~ドラえもん
自己肯定感
自己肯定感は、そのままの自分を受け入れて尊重できる感情のこと。
どんなに失敗続きでもそんな自分が好きと思えていることが自己肯定感が高い状態。
自己肯定感が強い人は、他人と比較せずに済む、何かしらの「心のよりどころ」を持っている人が多いようですね。
<自己肯定感にまつわる名言>
自分で自分を愛してあげなかったら、誰が愛してくれる?
誰を愛することができる?
愛するということは、自分から始まるのです。
~ウエイン・W・ダイアー(作家)失敗許容力
失敗許容力は自分の失敗を許せる能力のこと。
失敗許容力が高い人は「たまたまうまくいかなかっただけ」とか、「これでまたひとつデータが取れた」とポジティブに考えることができます。
失敗してもリカバリーできることを信じているため、失敗を恐れずに行動できます。
成功するまでチャレンジしつづけるので、そもそも失敗という概念も持っていません。
<失敗許容力にまつわる名言>
私は失敗したことがない。
ただ、一万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
~トーマス・エジソン
わたし、失敗しないので。
~ドクターX〜外科医・大門未知子
いかがでしょうか。
このように、根拠のない自信を持つには、「自己効力感」、「自己肯定感」、「失敗許容力」に意識を向けると良いということがわかってきました。
これらをまとめるにあたって参考とした文献を出典としてご紹介します。
根拠のない自信を育てて楽しくチャレンジ
何をやってもダメだなぁ……と思っている方、いらっしゃいますかね?
何かの参考になればうれしいです。
まずは小さなチャレンジを楽しんでみましょう。
よろしければサポートをお願いします。