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絵描き活動中に「他人から評価されたい」という悩みを克服した話②【ペンタブを手に入れた】

前回→https://note.com/momotama5/n/n5b8757666863


pixivへの絵の投稿を実現し、デジタルイラストに興味を持った当時中学生だった私。

親へ「ペンタブが欲しい!」宣言をしましたが、これには理由があります。

良いペンタブは、中学生のお小遣いで買うにはちょっと高い。

それもそのはず、当時私が欲しがっていたのはあのワコムさんのペンタブレット、「Intuos」だったからです。

もう少しお安めながらも評判の良い「Bamboo」のほうを買うのが良いのでしょうけど、電気屋で生まれて初めて触って感動したのがIntuosでした。

あの滑らかな描きごこちは一生忘れられそうにありません…!
(※ちなみにその後もIntuosを一度新モデルへ買い替えたほどです)

なので、細かい当時の価格は忘れてしまいましたが…おそらく3万ぐらいはしたと思います。

いきなりの高価なペンタブが欲しい宣言に、インターネットを使い自分たちのよく知らない分野での活動を始めた娘に両親はある条件を提示しました。

「今度の期末テストの順位が、総合で学年30番以内に入ったらクリスマスプレゼントとして買ってあげるね」

そんなのやるに決まってる!

ワコムさんのパンフレットを抱きしめ、そう決意しました。

ペンタブをお迎えするために

「期末テストで総合学年30位以内になったら、ペンタブレットを買ってくれる」

その約束を胸に、その日家に帰宅してから早速期末テストに向け勉強に取り組むことにしました。

期末テストまでまだまだ日はありましたが、実は私は出来る教科と出来ない教科にかなり偏りがあるタイプの人間でした。

得意教科は学年トップを取れますが、苦手教科は学年で下から数えたほうが早かったのです…。(ビリにギリギリなったことがないのが自慢です。エッヘン)

なので、いつも必ず苦手教科をすごく頑張ると順位もかなり上がりました。
(苦手教科を頑張る、とここでは本題ではないのでさらりと書きましたがめちゃくちゃ大変でした。
学習塾、友達、親、頼れる場所や人はなんでも頼ってなんとか這い上がる有り様でした…)

そんなこんなで、見事学年30位以内に入った私はその年のクリスマス、念願のペンタブレットを買ってもらえることになりました。

ペンタブを手に入れた!

そして週末、あの池袋の電気屋へ足を踏み入れました。

親の手を引っ張り、ペンタブコーナーへ。

店員さんへ声をかけ、ついにペンタブの入った大きな箱を手にすることができました。

クリスマスの近づく東京の景色。
人々が浮かれているように見えるのは、私の心が弾んでいたからかもしれません。

車内ではいきものがかりの「キミがいる」が流れていました。

『Ah 夢に見てた こがれていた キミがいる…』

当時の脳内では言わずもがなキミ=愛おしいペンタブちゃんでした。

もう脳内お花畑状態になっていました。

(今これを書きながら死ぬほど恥ずかしくなってます)

夢は叶って終わりじゃないし、むしろここからが本番だけど

憧れのキミ(※ペンタブ)を手に入れ、更に楽しいお絵描きライフへ突入です。

これで、もう大丈夫。
完璧な絵が描ける!

ウキウキ気分でセットアップを完了させ、お絵描き環境を整えました。

…しかし、本当に大変なのはここからでした。

数年単位での自分との戦いが待ち受けていました。


~続きます~

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