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私を守るパワーストーン
初めて天然石を買ったのは、ラピスラズリだった。
その青は、神々しいほど美しかった。
空の「蒼」とも、海の「碧」とも違う、その石の青にただただ惹かれた。
まだ小学生だったか、中学生になっていたのか、記憶は定かじゃなかったけれど、お年玉を使ったことは覚えている。
子供だった私には、たとえ石ひとつでも大きな出費だ。
それでも、その青に惹かれる自分を、止めることができなかった。
私の中のイメージで、同じ「あお」でも、空は「蒼」で表現したくて、海は「碧」で表現したいっていうのがある。それぞれの意味とか、深い理由はなく、ただイメージとして。そして、ラピスラズリは「青」だ。
幸運を招く石と呼ばれるラピスラズリ。
子供の頃買ったその石。一番最初にあったいいことは、その頃買っていた雑誌の懸賞に当たったことだった。
涼しげなシュシュだったのは覚えている。たしか、たった5名にしか当たらない懸賞だった。そのシュシュが手元にきたときよりも、その雑誌に当選者として名前が記載されていたときの喜びの方が大きかった。
大きな大きな幸運が、あったかどうかはわからない。だけど、小さな小さな幸運はいくつかあった。
そんなラピスラズリの石は、ある日突然白っぽく変わってしまった。
パワーストーンは、持ち主を守ってくれると聞いたことがあった。
だから、私のラピスラズリも、私を何かから守ってくれて、その代わりにあの美しすぎる「青」を失ってしまったんだと思った。
専門家ではないので、詳しいことはわからないけれど、私はそう信じている。
小さな幸せをもたらしてくれたあのラピスラズリは、私を悲しい出来事や辛い出来事から、守ってくれたのだと。
先日、ひかりのいしむろさんの1周年セールで、ラピスラズリのブレスレットを購入した。
以前から、ラピスラズリのブレスレットを欲しいと思っていた。だけど、ひかりのいしむろさんには、魅力的なものがたくさんあって、なかなかお迎えできずにいたところで、このブレスレットに出会えたのだ。
ラピスラズリに限らず、パワーストーンにはチカラが宿っていると信じている。
色やカタチで、心を癒したり、励ましたりしてくれることもある。元気になれるものもあるだろう。
気は持ちようと、そんな言葉はいらない。
美しいものには、美しいだけの理由があるのだ。
ひかりのいしむろさんの1周年セールは、本日まで。
たったひとつのものに、巡り会えますように。
2020.6.19
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