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繋いで、紡いで、言葉で歩く道を
子供のとき歩いてきた道は、親が敷いてくれたレールの上だった。
たくさんの選択肢から、自由に歩く道を選択できる人もいれば、目の前にある道しかないと信じてそこを歩くことを疑わない人もいれば、他に歩きたい道があるのをわかっていながら、それを選べない人もいる。
子どもの頃、両親が離婚し、金銭的にも不自由を強いられた。
そんな私には、歩きたいと思う道を自由に選ぶことはできなかった。
かといって、まったく不自由だったというわけでもない。まったく不幸だったわけではない。
選べる選択肢が狭いなんて、きっとそのときだけのこと。もちろんそのときは、そういう環境を恨んだりもしたけれど、そこから先切り拓くか諦めるかは自分自身なのだ。
だから、私が不自由な中で選んだ道は、私自身が決めたことだと胸を張って言えるし、好きなことに出会えた今のことを思えば、やっぱり私が歩く道は間違っていなかったんだと言える。
もちろん、大人になった今だって、枝分かれした道に出会えば、どちらへ進むか悩む。それは、どんなに人生を重ねても、戻れないとわかっているからこそ、いつだって迷うだろう。
だけどそんなとき、やっぱり自分自身の感覚を信じたいって思う。
深く呼吸をして、静かに目を閉じて、空から降ってくる星を見るように、想いを見つめて言葉にしたい。
こうやって書くことで、私は私の道を歩いていく。
Kojiちゃんのこちらのnoteを私なりにリライトしてみました。
Kojiちゃんのエッセイは、いつも心にすっと入ってきて、私の中に道を作ってくれる。人生は、与えられるものじゃない。どんな選択も、自分自身で悩み、葛藤し、考え、決める。
自分の最高の理解者は自分。
参加しています。
2020.12.6
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