想いはいつも、鮮やかで色褪せない

2020年も、もう残り1ヶ月を残すのみとなった。

まだ2020年になったばかりの頃は、こんなしんどい1年になると、だれが思っていただろう。
それが春の足音が聞こえてくるにつれ、嫌な方へと空気が流れていった。

世の中のいろんなことが変わった。
なにより、1番辛いと思ったのは、会いたいときに会いたい人に会えなくなってしまったこと。

会いたいと顔を思い浮かべる人は何人もいて、でも実際に会えていない人がほとんどだ。
今のこの状況では、会いたい人になかなか会えない。
定例で行っていたランチ会や飲み会もほぼ中止。ダンスのイベントもすべて中止。我慢だらけの1年だった。それも仕方ないことだってわかっている。

だけど、きっとこんな風になってしまったから見えてきたものもあるはずだ。
人と人との繋がりは、会えなくても育てていける。私は、自分の都合上、なかなかオンラインでやっているような飲み会に参加することはできず、寂しい思いもたくさん感じてしまったけれど、遠く離れた人同士でも画面越しに会えるようになったはずだ。

1年って振り返るとあっという間だった。
辛いことも悲しいことも、嬉しいことも、いろいろな感情を呼び起こすことができる。

画面越しに会えない分、私はこの世界を文字と言葉で繋ぎたかった。そうやって紡いでいく関係を大切にしたかった。

だから、今年もたくさんの企画を計画してきた。
ほとんど誰にも気付かれずに埋もれてしまったような小さな小さな企画もあれば、大切な人たちと作り上げる企画も計画した。

こうやって紡いできた言葉たち。
こうやって繋いできた私たちの関係。
そこには寄り添い、導き合いながら、自分を見つめることを忘れなかった私たちがいたから、この街に変わらずいることができたんだと思う。

夢を叶えるという意味では、今年の私がこの広い世界に爪痕を残すことはできなかった。
だけど、カタチに残すのではなく、ココロに残すことの大切さを実感し、日々言葉を紡いできた。大切な人を想い、大切な人を守る。

私は1年後も変わらず、愛すべきものに愛情を注ぎ、言葉で愛を伝えていきたい。
大切なことって、きっと1年経っても変わらずにそこにあると思うから。
私自身の生活が変わっても、私自身の心の内に秘めた想いは、情熱を絶やさない。

1年後の百瀬七海様

きっとあなたは、変わらずに言葉を綴っていることと思います。
そのことについて、今の私は少しもあなたの未来を不安に思っていないし、誇りに思っています。
日々綴る言葉たちは、すべてが1年後のあなたに送るラブレター。
どうかあなたの想いが、ひとりでも多くの人たちのココロに、温かなナニカを残せますように。


2020.11.30

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#1年後の私へ

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百瀬七海
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。

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