見て触れて、見られて感じる
毎日、決まった制服で仕事をしている。
会社員として働くのであれば、制服のある人も多いだろう。
もちろんそれは、あるとないとでは楽さもかかるお金も違うだろう。完全に私服だったとしたら、オンとオフの服選びもだいぶ変わってしまう。
制服があるのは、とても楽だ。うちは通勤の格好にうるさくないので、好きな洋服を選ぶことができる。常にオフモードの私服で大丈夫だ。もちろん、極端に派手だったり、露出の多い格好を好む人は、そういうわけにもいかないかもしれないが。
だけど、アクセサリーとなるとそういうわけにはいかない。制服に着替えた時点で、外してしまえばなんの問題もないけれど、周囲と変わらない制服を着ているからこそ、身につけるアクセサリーに心を出してみたい。
私がオンとオフ、どの場面においても意識していることが、「見ること」「触れること」「見られること」だ。
見ることは、特に手元だったり指先だったりする。自分が身につけているものを、自分の目で見ることができる。ブレスレットやリングだ。
見られることは、ネックレスやピアス、イヤリングなどだ。鏡越しで見ることはできるけれど、それ以外で自分の身につけている様子を見ることはなかなか難しいであろう。
触れることは、その両方だ。
見ることで、触れたいと思ってしまう。見られることで、触れたいと思ってしまう。
オンの場合、「見ること」で選ぶのが、華美ではないブレスレットだ。腕時計をしているし、普段は長袖なので、ブレスレットは目立ちにくい。
リングだとどうしても目立ってしまうし、お茶を出すときなど、見られることも多いだろう。
「見られること」で選ぶのは、ピアスだ。
やはりシンプルなもので、極端に大きなものは避けている。
オフの場合は、洋服に合わせてアクセサリーを選ぶことも多い。もちろん、その逆でこのアクセサリーをしたいからという理由で、洋服を選ぶこともあるだろう。
そのときも、「見ること」と「見られること」の両方を意識している。
主に、「見ること」で選ぶのはブレスレットだ。リングを選ぶときもあるけれど、その両方を同時に選ぶときは、なるべく似たようなテイストのものを選び、ピアスはごくシンプルなもの、ネックレスは選ばないようにしている。
基本的に、ピアスは必ず身につけていたいタイプなので、他になんのアクセサリーを身につけるかで、主役になるピアスもあれば、脇役になるピアスもある。脇役になるピアスは、仕事の時にも身につけることが多い。反対に主役になるピアスは、存在感があるので、「見ること」を基準に選ぶアクセサリーを、華美でないものにして雰囲気をあわせている。
今日のコーディネートで身につけたブレスレットとネックレスは、ひかりのいしむろさんで、お誕生日にオーダーしたもの。どちらも存在感があるので、その雰囲気を壊さないように、ピアスはシンプルなものに。
自粛生活中は、お出かけ先もなくて、身に付ける機会がなかったアクセサリーたち。こうやってまた、選べるようになったのが最高に楽しい。
こちらは、少し前に一目惚れして購入した、一重梅さんのピアス。とても存在感のあるピアスだったので、その雰囲気に合わせたブレスレットを、一重梅さんで購入した。雰囲気がとてもかわいい。
大人かっこいいのが、ひかりのいしむろさんのアクセサリーなら、大人かわいいのが一重梅さんのアクセサリー。
紫陽花をイメージしたピアスも、すずらんのピアスも、写真以上のかわいさがある。一重梅さんで購入した。どれも本当にかわいい。
ピアスホルダーにかかっている大切なピアスたち。
かかりきらなくて、ジュエリーボックスに入っているものもある。
先日なくしたピアスも、最近無事に戻ってきた。
心を彩るものは、日々を戦うための武器だ。
制服を着ていたって、私は心をゆたかにして働いている。
見ることで幸せを感じ、触れることで喜びを感じ、見られることで自分を感じる。
2020.6.6