ねぇ、あのときの夢、覚えてる?
noteの街にたどり着いたのは、きっと私にもう一度書くことの楽しさを思い出させるためだったんじゃないかなと思う。
870日連続更新。その記録は、そこでストップしたけれど、今は毎日更新にこだわらず、無理をしないで書いていきたいって思っている。
そんな中、本当にここ最近になって、小説を書きたいって気持ちが強くなっている。
小説、詩、エッセイ、noteではたくさん書いてきた。それ以上に、noteに出会う前の私も、たくさん書いてきた。その道の、今は延長線上に立っている。
noteの街は、とても優しかった。たくさんの人たちに出会い、優しさと楽しさを知った。
noteに出会ってから、私はどこかで挑戦できていなかった。叶わない夢を追いかけ続ける辛さを知っていたから、一歩踏み出せなかった。だからこそ、余計に毎日更新を続けて、書き続けることで自分の精神のバランスを保っていたんだと思う。
このまま優しい街で眠る夜は、きっと居心地はいいと思う。だけど私は、挑戦したくなった。もう一度だけ、ちゃんと手を伸ばそうと思った。
noteに来たのは、今までの自分にサヨナラをするためだった。今までいろいろなところで書いた小説を、全部noteに移したら、ひとつひとつにサヨナラを告げて、退会しようって思ってた。
だけど、書きたいと思ってしまった。もう一度だけ。
大きな挑戦をする前に、まずはスタートラインから見える景色をきちんと見つめる。
見えるのは、ゴールテープなんかじゃない。もっと美しい景色があるはずだ。見たことのない、たったひとつの景色が。
2021.6.4
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