エピソード11 「🌱患者さんに癒される日々」
こんにちは れももんです。
今日はのんほほんとする話ができたらと思います。
看護師は大変そうだ、忙しそうというイメージ通り、基本的に1日中歩き回って業務に追われています。
そんな時でも、癒しを求めに患者さんの病室へ向かいます。
患者さんは80代の男性
患者さんの胸元にはいつも小さな黒色の犬のぬいぐるみが置かれています。
その犬のぬいぐるみは家族が持ってきてくれたものであり「クロ」という名前でした。
患者さんはクロがいなくなると、「あれ?どこに行ったの?」と探しています。
クロを見つけて胸元に置くと
「ここにいたのか、おぉ、いい子だね」と話かける姿が、なんとも言えない、可愛くて、癒しです。
夜勤の時には、消灯になるため電気を消そうとすると
「待って、クロにおやすみを言うから」と胸元にいたクロに「おやすみね」と話かけています
私はクロが動いているかのように、ぬいぐるみを持ちながら患者さんの首元に持っていき
あごの辺りをスリスリしました。
患者さんは「おぉ〜おぉ〜はいはい、ありがとうね、おやすみね」と
クロに顔をスリスリし返しながら、クロを撫でていました。
昼間、家族が面会に来た際に、以前犬を飼われたことがあるのか伺いました。
「前にね、この犬にそっくりな黒の犬を飼っていてね、毎日可愛がっていたよ。名前もクロだったよ」と。
今は亡くなってしまい、寂しがっている本人をみて、奥さんがクロに似たぬいぐるみを
買ってきたのだそう。
そのことを聞いて、より患者さんのことが愛おしくなりました
今日もまた患者さんのところに癒しを求めに行くのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 また次回🌱
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