【2019年6月】ラジオの気象番組、AIで原稿作成から読み上げまで完結 NHKが公開
ラジオの気象番組、AIで原稿作成から読み上げまで完結 NHKが公開
原稿読みはAIの得意分野だが、現状での精度はまだ向上の余地をおおいに残している。
アナウンサーのように文章を読み上げるために、
とてつもない量のアナウンサーの文章読み音声データをサンプリングして、その読み上げ方の特徴を抽出し学習することで発音や語尾などをより自然な発声となるようにする
というのが、AIアナウンサーの仕組みだ。
ある単語が、特定の助詞や助動詞の組み合わさった場合、
単語の語尾が上がる確率が80%、特定の助詞の後に特定の単語が来た場合はひとかたまりで読まれる事が75%
みたいなのをたくさん学習しているイメージだ。
機械的に違和感のない話し方、それっぽい話し方をするところまではこの手法でできるのだが、
心を込めて読む事が出来ないという問題が残ろる。
心を込めて読むには、シンボルグラウンディング問題の解決が必要だ。シンボルグラウンディング問題とは、記号設置問題と言われ、言葉と意味をつなげて理解するという事だ。
身体がなく経験から言葉を知る事が出来ないAIには難しいとされている問題であるが、ロボティクスとセンサーの発達が進むことで、2025~30年代の解決が予想されている。
その段階になれば、AIアナウンサーは感情をこめてニュースを読む事が可能になり、人間のアナウンサーを超え始める可能性がある。
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