ツラツラ小説。 AM2:00

救急車。静寂。暗い。誰もいない。
たまに、自転車。時々、車。

いつも暮らしてる町がいつもと違う。遠くから聞こえるサイレンの音。曲がり角を曲がる。街灯が壊れかけている。光続ける自動販売機。買う人はいない。

きっとあと数時間も経てば人々が目覚め、いつもの町に戻る。人が目的地を目指すために動き、また目的地に着くために帰る移動。

ピーポーピーポー。ギギギと窓が空いた。信号は絶えず動いている。人間の心臓のように。ブランコ。

人とすれ違う。この世の人かあの世の人か分からないが。あの世の人ということにする。

その方が面白いから。前を見る。家に帰る。

充電が残り6%。今日が楽しかった証拠。

おやすみ。世界。そして、バイバイ。世界。

よろしくね。世界。家についた。

おしまい。

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