語りたくなりました。
声について語りたくなりました。
声とは、人や動物が発声器官を使って出す音。神仏などが人に告げる言葉。人々の考え・意見。他にもありますが、あまり長く書くと読者も飽きるのでこの辺にしておきます。もっと深堀りしたい方はスコップを貸しますので40秒で戻ってきて下さい。
はい、40秒経ちました。まだ戻ってない方がいるようですね。そんな方の為にバルサンを投げ入れましょう。すぐにでも戻りたくなるはずです。
今回、私が語りたい声とは人や動物が発声器官を使って出す音の方です。
自分の声って、録音して聞いてみると違和感を感じますよね?自分ではガッキーの声と思っていても、録音した音声を聞くと、鼻息の荒いガッキーの声だったり。何故そんなにも違うのだろう。そんな悲しい違和感の原因を探るべく、鼻息の荒さを止めるべく、私はあらゆる文献を読み漁りました。漁られもしました。そしてついに40秒という長い時間をかけて辿りついたのです。
そこにはこう書かれていました。
『自分に聞こえている自分の声は、空気を伝わって耳から聞こえてる音に加え、頭蓋骨から直接伝わってくる音(骨伝導)も混ざっている』と。
このことから、自分の本当の声とは録音した声という事になります。つまり私は鼻息の荒いガッキーの声なのです。正直言いますと、ショックです。ショックのあまり、その文献に書かれていた事は事実ではないのでは?と疑いたくなりました。しかし、間違いないのです。あの権威あるワーイ知恵袋でベストアンサーに選ばれた回答なのですから。
そんな事はどうでもいいのですが、声って人によって違いますよね。辛い声、目に染みるような声、甘い声、焦げたポテトのような声、火災報知器の「火事です火事です」のような声。モロッコの市場で売っているスパイスのように声には沢山の種類ががあります。
スパイスについて語りたくなりました。
スパイスとは、香辛料、香味料、薬味。適度な刺激をもたらす要素。他にもありますが、あまり長くなると読者が寝てしまいますのでこの辺にしておきます。もっと深堀りしたい方は手で掘って下さい。グッドラック。
今回、私が語りたいスパイスとは『すまいるスパイス』の方です。
少し寄り道をしてしまいましたが、この度、私が執筆した小説『月が出るまで』を朗読していただきました!
『ピリカ文庫』、小説コンテスト『ピリカグランプリ』でお馴染みのピリカさん。そのピリカさん含めた複数のクリエイターさんで開催している音声配信『すまいるスパイス』で『月が出るまで』が本日朗読されたのです。
すまいるスパイスは水曜土曜に配信されており、私の『睾丸石』が発声器官を通し、世に出されたのです。あの睾丸石が…!
朗読して下さったのは、クリエイターの『とき子』さんです。3000字以上の長い物語にも関わらず、噛むことなくスムーズに、ブーメランパンツをスムーズに!
とき子さんの声はスパイスで例えるならキャラウェイです。爽やかでほんのり甘い。人を引き止めておく力がある。ずっと聴いていたい声です。
そんな素敵な声に睾丸石とかブーメランパンツを言わせてしまい申し訳ない。またいつか読んでいただけるなら、今度はもっと発声器官が迷子になるような言葉選びをしたいと思います。
とき子さんの声のスパイスと世界観で、私の描いた物語が優しい味となりました。
他に、『タグレ』を書かれた泥部五郎さんの作品も朗読されています。同じ『夕闇』がテーマなのですが、私の大好きなブルーハーツの歌詞がちょいちょい出てきたり、セリフとか言葉選びのセンスがすごい!語彙力なくてすみません。とにかくすごいです。こういう世界観、大好き!そして最後は温かい。
こちらを朗読されたのはクリエイターの『こーたさん』です。初めて声を聴いた時、あれ?ピッコロさん?ピッコロさんの声やん!(※個人の感想です※個人の感想やん)と思ったのです。まるっきり似てるというわけではありませんが、発声器官の柔らかさが似てるのでしょう。私にはピッコロさんの声に聴こえました。
というわけで、ピリカさんが主催するピリカグランプリで小説『オッサン』がさわきゆり賞を受賞し、その縁でマガジン企画ピリカ文庫に『月が出るまで』を加えていただきました。そして今回、私の小説が声という別の形で読まれた事に、深く深く感謝しております。ピリカさん、とき子さん、こーたさん、日常にスパイスをありがとうございました!
さて、早いものでnoteを始めて来月で一年になります。長続きしない私がここまで続くなんて。小説を書いたのはnoteが初めてで、勿論、小説を朗読をしていただいたのもnoteが初めてです。川柳や俳句も詩だってそうです。本音というか胸の内を書けたのも、文字だけのやり取りで楽しく、深く交流できたのもnoteが初めてです。このnoteには私の初めてが詰まっています。
そう、私の初めてがnoteでよかったって語りたかったの。
#noteでよかったこと
#自分で前髪を切ったらリーガルハイの頃のガッキーになった
#発声器官使いすぎ
#ピッコロは楽器じゃないほうです