【コラム】コロナ禍のミュージアムグッズ~動きまとめ②~
前回の記事の続き。新型コロナウイルスの影響で、ミュージアムグッズにどのような変化が起きているのか?という情報のまとめです。
福井県立美術館のネットショップオープン
2020年の春に館内に新規出店する予定だったミュージアムショップが、休館のためネットストアとして先行オープンしたのだそうです。新規で出店予定の事業者さん、博物館が休館してしまうと収入源が無くなってしまって大変ですよね…。
https://fukuifineartsmuseum.stores.jp/
博物館のロゴを使った包装紙や、オリジナル懐紙、学芸員さんおススメのポストカードセットなど、オリジナルグッズも通り一遍のものではなくていい感じです。
博物館独自のショップ
企画展の際に制作したグッズの販売が中心のようですが、府中市美術館もネットショップがオープンしています。
上記ツイートのように、物によってはネットショップで購入した方がお得な場合も。
また、臨時休園期間限定で、日本モンキーセンターのミュージアムショップもネットショップがオープンしています。5月15日(金)まではオープンしているそう(5月5日(火)現在)。
日本モンキーセンターは、ユニクロのUTme!というサービスを使用してTシャツを販売してきました。
このシステム、結構画期的な支援の形だなと思っていたので、ホント頑張ってほしいです…。
食品は賞味期限の問題が!
ミュージアムショップの取り扱う商品の中で、やっぱり気を遣うのは食品。休館中なので商品を回転させられず、賞味期限が近付いている博物館から、ヘルプの声が上がっています。
まずは鳥羽水族館。最短6月9日の賞味期限だったものをセット販売していました。(5月10日(日)現在在庫切れ)
そして、大塚国際美術館。こちらもお菓子が多いですね。5月14日までひとまずセット販売を行うようです。ムンク和三盆など、SNSで話題の商品もありますね。
京都水族館からも!オオサンショウウオのグッズが豊富で有名ですね。3,000~4,000円の相当の賞品が1,500で買えるとのこと。
家族連れなどが多く、休暇で行ってお土産に買って帰る、などのアクションが予想される動物園や水族館は食品の取り扱い多いですからね…。
ご興味がある方は、この機会に購入してみてはいかがでしょうか!
ボストン美術館展「芸術×力」のグッズ通販決定!
そして、残念ながら開催中止になってしまったボストン美術館展「芸術×力」。そのオリジナルグッズの通信販売が、5月15日(金)10:00~のスタートが決まったようです。
前回の記事でも紹介した、日テレ屋WEBでの販売になるようです。主催の新聞社の販売サイトを利用する形ですね。
ゲットする気満々でいたロルバーンとか、争奪戦になってしまうのかしら…買えるかしら…↓
おわりに
明日以降もまた更新します!各博物館や展覧会のミュージアムショップ、ミュージアムグッズが抱えているコロナ禍の課題、それぞれにあるようです。
引き続きどうぞよろしくお願いします!
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