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嘘の言葉を吐き出して自分に暗示を掛けて、生きていく

今日はとにかく心の中がモヤモヤした日だった。言葉にすると自分に暗示を掛けているようで、本心ではそう思っていなくとも自分を騙して元気になれることを知った。わたしは普段からポジティブなことしか言葉にしない。

偽りの言葉を吐き続けることで、周りはわたしを「いつも元気なやつ」「馬鹿なやつ」「ポジティブなやつ」と、そう思う。


だけど本当のわたしはそうじゃない。心の中はドロドロでぐちゃぐちゃで、それを隠すために前向きな言葉を発するのだ。

決して本心ではない。だけど自分自身を騙して、騙して、生きていかないと、この世界から取り残されてしまうのだ。


ただ、そんなものは一時的な凌ぎで、どうしても心が押し潰されそうになったとき、わたしは壊れてしまう。

話しかけるな。名前を呼ぶな。何も言うな。

そう耳を塞ぎたくなって、なんの音も耳に入れたくなくなって、心がモヤモヤする。


きっともし、わたしの声が誰かに届いていたとしても、その人はどうにもしてくれない。折れた自分の心は自分で立ち直らせるしかないんだ。


あまり甘いものは食べないようにしている。ちゃんと歯止めをかけないと、毎日でも食べたくなってしまうから。好きだった生クリームも自分に暗示をかけるかのように「わたしは生クリームが好きじゃない」と言い聞かせて、手に取らないようにしている。

だけど1ヶ月に一度だけ、ローソンから発売される厚さ2倍のプレミアムロールケーキだけは、わたしを許す材料なのだ。たった1ヶ月に一回。それだけでわたしの幸福度は爆上がりする。


それでも、それでも、心は折れそうになる。そんな時には、カラオケボックスに引きこもり、とにかく熱唱するのだ。

同じ曲を目標得点が出るまで。好きな曲を特典気にせず。苦手だけど歌いたい曲を心の底から思いっきり。

コロナの影響でこれまでなかなか足を運べなかったカラオケ。引越し先の家の近くにあることを知って、幸福度がまたまた爆上がりした。


本当は強がりで壊れやすいから。ちゃんと定期的にケアしないと元に戻せなくなる。周りに「つらい」と言えないからこそ、自分にはとことん甘やかす。ただちゃんと線引きして、毎日服用する薬じゃなくて、強い薬をブスッと。ちゃんと元通りになれるよう、定期的に注射を打つだけ。

そうやって毎日を乗り越えていく。