コーチングで心のトゲがとれた瞬間
こんにちは
3兄弟育児中コーチングプレイス認定コーチ
週末ベビーシッターのももです。
先日、継続セッションを受けました。
その時、予想もしなかったことがおきました。
クライアントとしてセッションをうけて、はじめて泣いたのです。
泣いた…なんてものじゃなくて、号泣でした。
「このままの私でいいの?」という思い
話はじめは、
コーチングのことでした。
これから、どうしていこうか?
いつも、私の中にテーマとしてあって、話しながら次の行動につづけていきたいという思いでセッションをうけています。
その日、最近の私はどんな感じかと話していて、マーケティング講座のこと、自分で開いた「子育て座談会」のこと、これからやる予定の「時短術座談会」のことを話しました。
「順調ですね。」
コーチのそんな言葉を聞いても、私の中では不安がありました。
好きなようにやっている、自分の思いに素直に行動している。
そう思ってはいるけれど、でも心配。
このままで、コーチになれる?私にコーチングをお願いしますって言ってくださるクライアントさんって現れるの?
そして、最終的には
「このままの私でいいの?」
そんな心の奥底の声が、常に自分の中にずっと居座り続けているのを感じていることに気が付きました。
過去の話から心のトゲが見つかった
でも、そもそもどうして私は自分を100%認めてあげられていないんだろう。その答えになる、大きな気づきがこの後の話ででてきました。
「小さい頃、どんな子どもでしたか」
「大人しくて、引っ込み思案でした。」
「どうして、そう思ったんですか?」
「親にも大人しいと言われていたし、親戚の集まりでも、静かにしていた気がします。」
「小学校ではどうでした?」
「1年生や2年生のときは、ハイハイって手を挙げてました。全校集会で校歌を歌う時は大声で歌っていて、ある時歌いだしを間違って、私の声が体育館に響いたここもありました。でも3年生の時から、静かになりました。」
「なにかきっかけはあったんですか?」
「同じ班で、こわい女の子がいました。いつも、きつく命令されていた気がします。女子同士のある意味むずかしい関わりをこの時に知りました。」
ここまで話したら、何かが急にフワッと降りてきて、私は苦しくなって涙が出そうになりました。
小学校3年生のこの時、少し大人っぽい女子に、「○○君と話さないで。」「隣の席の○○君に何か頼まれても無視してよね!」と強く言われていました。○○君は、その子の好きな男子で、私は○○君の隣の席でした。
掃除の時には、掃除をしないで、友達のわるグチで盛り上げっているその子たちに、本当は「わるグチやめようよ。掃除しようよ」と言いたかったのに、言って、なにか反論されるのがこわくて、言わないようにしていました。
私はだんだん、自分の本当の気持ちって言うとこわいな。
普通にしていても、責められることがこんなにあるんだ。
と感じるようになっていったのかもしれません。
でも、この時は、ほんのきっかけ。
自分が自分のままさらけ出すのはこわい。
このままの私ではだめなんじゃないか。
と思ったのは、中学に入ってからかもしれません。
この時の話をしはじめたら、涙があふれてきました。遠い過去のことだし、最近も自分の棚卸しをした時に、こんなことあったな~とは思いだしていたし、ひとつの経験としてはあるけれど、大したことじゃないと思っていました。
よく、あること。大したことじゃない。事実、その後に、たくさんの素敵な人に会ってるし、ほとんどの人は良い人ばかり。人間関係も大きくこじれたこともないし、今は幸せに暮らしている。
それなのに、その、小さなことと思っていたことが、予想以上におおきな心のトゲとなって、ずっとずっと刺さったままだったことに気づいたのです。
ちいさなトゲでも、ずっと長いあいだ刺さったままだと、痛い、苦しい。
それが、「自分はこれでいいんだ、全部ひっくるめてOK!」ということに対する、ブロックになっていたと気づくことができたのです。
「つらかったんですね。」
「過去のももさんを抱きしめてあげてください。」
そう言ってくださる、コーチの声が胸に染みわたりました。
話すことで、見えた、ブロックを外したわたし
ここまで、話したら、心がものすごくすっきりしました。
私をつつむ殻にヒビが入って、「外に出てももう大丈夫かも、そろそろ出たくなっていたんだ。」そう言って、顔を出し始めた感覚になりました。
コーチとして、必要な自己基盤。
今、ここで、また強くなる予感がしています。
私は、もう大丈夫だ。
こうやって、悩みながらも自分を受け入れていけるツールになるコーチングがやっぱり大好き。この気持ちを持って、クライアントさんに接していこう。そうすれば大丈夫!!
こう思ったら、心配なんかよりも未来の楽しさがぐんと増し、幸せな気持ちになりました。
涙で濡れた頬を手で拭いて、なんとも言えない安心した気持ちで、私はベットにもぐりこみました。