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夏のやらかし ゲリラ豪雨に打たれて

計画性がない。
とにかく皆無だ。

当然のことながら、
夏休みの宿題は8月31日に
慌てて終わらせるタイプだった。

(果たして本当に終わっていたのか?記憶にはない。)

旅行も好きでよく行く割に
計画性がないので、
旅行当日までガイドブックを開かない。

そして当日にようやく開いて
その日に行く場所を決める。


とにかく計画的な行動を取れない。

そんな性質なので、
事前に天気予報を見て

「あ、今日夕方から雨降るんだ〜。
洗濯物は取り込んでおかなきゃね。
折り畳み傘もカバンに入れておこう!」

なんていう計画的なことはもちろん出来ない。


近年の夏はゲリラ豪雨が多発しているが、
先日もものすごい強いゲリラ豪雨が発生し、
私はびしょ濡れになりながら帰ってきた。

その日ももちろん天気予報など見ていなかった。

折り畳み傘も持ってはいるが、
最近では荷物の軽量化を図りカバンに傘を入れずに出掛けることが習慣化していた。

(それまではズボラなので、折り畳み傘をカバンに入れっぱなしにして毎日同じカバンを使うようにしていた。)

土砂降りの雨☔

「すごい雨…。傘も持ってないしどうしよう…。」

雨が弱まるまで、近くの建物の軒下で雨宿りをさせてもらうことにした。

そこから家までは歩いて10分ほど。

「今は雨が強いから、ポツポツ程度になったら動こう。…いつくらいまで降っているかな?」

と、ここでようやく天気予報アプリを開く。

雨が弱まるまで30分はかかりそう。

「げ…なかなか止まなそう。」

傘を持たずに出掛けた自分が悪いのだが、
“ゲリラ豪雨はすぐ止むもの”という勝手なイメージがあったので、とても残念な気持ちになった。


それでも天気予報を信じて30分は待っていたのだが、雨は弱まるどころかますます強くなっていった。

改めて天気予報を見返してみる。

何故だか先ほどより雨が止む時間がどんどん後ろ倒しに伸びていた。

このまま待っていても埒があかないので、諦めてびしょ濡れになりながら帰った。

家に着いて、びしょ濡れの体を拭きながら誓う。

しばらくは出掛ける前に天気予報は必ずチェックして、折り畳み傘も持ち歩こう、と。

しかし、きっと来年の夏にはすっかりそんな反省も忘れてまた同じやらかしをしてしまうことだろう。

計画性のない自分に嫌気がさしながら。

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