『けものフレンズ』(シーズン1):第9~11話感想
『けものフレンズ』(シーズン1)を1話視聴ごとに感想や考察を書いていく企画。目的は初見でどこまで物語を理解できたか、物語の展開予想はあっていたかを後から振り返って検証すること。(ちょっとしたお遊びの小ネタ)
第9話の感想
雪山で遭難しかけて、セルリアンの大群に追いかけられたけど、無事に温泉に着いて温まりました。はい、よかったね~
えー、相変わらずだ。この物語にストーリーは存在せず、あるのはシチュエーションのみということなのか。参考文献によると、
シチュエーションとは明確で直接的な解決が存在する問題または苦境である
シチュエーションは人物の本質を明らかにしない。人物の問題解決能力を試す
シチュエーションにはサブプロットやひねり、複雑化がほとんど存在しないか、まったくない
シチュエーションは最初の感情と同じ感情で終わる
だそうだ。
言われてみると、ここまでの展開はシチュエーションの連続だった気がしてきた。第9話では寒さで遭難しそうになり、かまくらを作ってしのいだが、これは問題解決能力を試された例と言える。
登場人物の変化/成長を描くのが主題ではない冒険活劇などは、こうしたシチュエーションの連続で出来上がっているそうで、代表例として『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が挙げられている。
(そういえば、一般的に映画は三幕構成が主流の中、『レイダース』は確か7幕構成だと書いてあった記憶がある。その特殊性はそもそも作品構成が普通と異なるためかも)
私が本作のストーリーを真面目に追いかけようとして肩透かしを食っているのはそのためか? まだ確信はないけど。
今後の展開予想
「サンドスター」が動物に当たってフレンズ化したことがあらためて説明された。もうわかってたことだが。物語も終盤なのでこのまま海に行くのが最終目的でそこで終幕するのだろうが、これまでに大きな課題や葛藤が描かれなかったため展開予想をしようがない。どうにもなぁ、、、
さて、グダグダになりかけているけど、第10話へGo!
第10話の感想
ロッジを舞台にしたミステリー風の何かがあった。今回は「はい、よかったね~」にならなかった。えー、正直書くのがつらくなってきているのだが、この後の大逆転の可能性に掛けてみる。
ガイドロボットが突然話し出すのはどこかと通信でつながっているのではなく、過去の会話の録音再生の場合もあるとわかった。一部では映像も再生される。
各話一度しか視聴しないルールなので記憶違いがあるかもしれないが、新情報も含めてジャパリパークで過去に何があったのか整理すると、
「みらいさん」と呼ばれる人物がかつてのジャパリパークにいた
みらいさんは海の外からジャパリパークがある島へ来た
フレンズ化はサンドスターが動物や動物だったものに接触することで起きた
サンドスターが無機物に接触するとセルリアンになる
セルリアンのせいで、みらいさんはジャパリパークにいられなくなった
みらいさんは羽が二つ付いた帽子をかぶっていた
みらいさんの傍にはサーバルにそっくりなフレンズがいた
という感じだ。
現在のサーバルが過去の映像(自分にそっくりなフレンズが登場)を見て、無意識に泣き出したのが今回の最大の演出だが、それが意味するのは何だろうか? 当然悲しいのだが、なぜ何を悲しむのか?
今後の展開予想
この物語も残り2話まで来た。いや、物語と呼んでよいものか?
専門知識が不足していてうまく言語化できないが、本作はいわゆる一般的なストーリー展開を伴う物語ではないようだ。謎解きミステリー(?)とでもいうのだろうか? 私は本企画の対象作品の選定を間違えたようだ。まー、ここまで来たら、俺の光を走り切るしかない。
というわけで、第11話へGo!
第11話の感想
巨大セルリアンとの戦闘回。色々と情報過多で覚えきれないが、山から出る何らかのエネルギーがセルリアンの力になるので、それを封じたがそれでも戦いは厳しかった。
クライマックスの戦いでカバンちゃんとサーバルの友情が描かれたわけだが、カバンちゃんのサーバルへの思いってそんなに強かったんだ?というのが正直な感想。これまでの展開のどこにそれが表現されてたのか、、、
今後の展開予想
ここまでくればあとは見守るのみ。最終話へGo!
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本企画のルール
各話を1度だけ視聴して感想や考察を書く
できれば視聴後数日以内に書く(でも、公私で忙しい時期は無理かも)
記憶に頼って記載するため、物語に登場するキャラクター名や地名などは間違っている可能性があるが、ネットで調べて訂正などは行わない
ちなみに、私は本作がかなり評判がよかったこと、シーズン2は酷評されたことは何となく知っているが、ネタバレには一切接していない(2024年9月24日現在)