暖房の20℃、冷房の27℃という私と犬の快適温。ならばコロナにとっての不快温とは。
寒の戻りというのか、今日は寒々しい花冷えの一日だった。
”Stay home”が合言葉のこの春なので、犬との散歩以外、
外の天気にあまり頓着せずに過ごしてきたが、
4月も下旬に差し掛かってまだこんなに寒いか、と少し怯むくらいだった。
今日の午後の東京中央区の外気温は9.7℃だ。昨日は20℃を超えていたのに。
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暖房には、ガスストーブを使っている。
部屋までガスが通っていると、ガスストーブが使える生活ができて嬉しい。
いつも掛けている椅子から1.5メートルくらいのところに置いたストーブで、大体20℃か21℃で暖房を点ける。よほど寒くても22℃だ。
それで十分な暖がとれる。
犬はガスストーブの前で、20度ずつくらい小まめに角度を変えながら、温風を全体に当てている。
焼き鳥の串を返すように、全身を丁寧に暖気に晒す。
一方の冷房は、27℃で、十分に涼しい。
28℃では冷房を点けている意味がないし、26℃だと、すぐに涼しくなり過ぎる。
27℃だと、犬も心地良さそうだが、猫は、冷房が嫌いだ。
冷気に影響されにくい、家具の下やら後やら、冷房の点いていない部屋などに退避して、冷たい目でこちらを見ている。(犬は後ろから様子をうかがっている)
それにしても、
暖房は20℃で暖かく、冷房は27℃で涼しいというのは矛盾している。
外気が一桁台なら室温20℃でも暖かく、
外気が40℃近ければ室温27℃でも涼しいという、
その室内外の温度差が、暖や涼という体感の正体なのだろうか。
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さてコロナよ。
常夏のシンガポールあたりでも猛威をふるっている新型コロナCOVID-19は、日本の湿度のもとでも活発でいられるのかい。
僕らに、日本の湿気のなかでマスクを着けさせる気かい。
クーラーの効いた空間も、開放しないといけないのかね。
本当に、本当の、耐久戦というわけか。
日本の夏季でも自然に退行しないなら、
COVID-19は改めて新型、まさにニュータイプのウイルスだが、
この国の梅雨から残暑の厳しさは格別だ。
人にとっての不快な酷暑が、
コロナにとっても不快で過酷でありますように。