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暖房の20℃、冷房の27℃という私と犬の快適温。ならばコロナにとっての不快温とは。


寒の戻りというのか、今日は寒々しい花冷えの一日だった。


”Stay home”が合言葉のこの春なので、犬との散歩以外、

外の天気にあまり頓着せずに過ごしてきたが、

4月も下旬に差し掛かってまだこんなに寒いか、と少し怯むくらいだった。

今日の午後の東京中央区の外気温は9.7℃だ。昨日は20℃を超えていたのに。


* * *


暖房には、ガスストーブを使っている。

部屋までガスが通っていると、ガスストーブが使える生活ができて嬉しい。

いつも掛けている椅子から1.5メートルくらいのところに置いたストーブで、大体20℃か21℃で暖房を点ける。よほど寒くても22℃だ。
それで十分な暖がとれる。

犬はガスストーブの前で、20度ずつくらい小まめに角度を変えながら、温風を全体に当てている。

焼き鳥の串を返すように、全身を丁寧に暖気に晒す。



一方の冷房は、27℃で、十分に涼しい。

28℃では冷房を点けている意味がないし、26℃だと、すぐに涼しくなり過ぎる。

27℃だと、犬も心地良さそうだが、猫は、冷房が嫌いだ。

冷気に影響されにくい、家具の下やら後やら、冷房の点いていない部屋などに退避して、冷たい目でこちらを見ている。(犬は後ろから様子をうかがっている)


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それにしても、

暖房は20℃で暖かく、冷房は27℃で涼しいというのは矛盾している。

外気が一桁台なら室温20℃でも暖かく、

外気が40℃近ければ室温27℃でも涼しいという、

その室内外の温度差が、暖や涼という体感の正体なのだろうか。


* * *


さてコロナよ。

常夏のシンガポールあたりでも猛威をふるっている新型コロナCOVID-19は、日本の湿度のもとでも活発でいられるのかい。

僕らに、日本の湿気のなかでマスクを着けさせる気かい。

クーラーの効いた空間も、開放しないといけないのかね。

本当に、本当の、耐久戦というわけか。


日本の夏季でも自然に退行しないなら、

COVID-19は改めて新型、まさにニュータイプのウイルスだが、

この国の梅雨から残暑の厳しさは格別だ。


人にとっての不快な酷暑が、

コロナにとっても不快で過酷でありますように。





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