19 舞台と空気と皆と「今」
大好きな踊り子さんのデビュー19周年のお祝いの週が始まりました。
19周年作の出しものは、出しものにも、やっぱり
「だからこのひとが好き」「このひとの作る舞台と空間が好き」が
溢れているように感じ、
と、同時に、進化とか変化とか、
観ながら毎回いろんないろんなすぎることが頭を駆け巡り、まだ言語化できません。
まだ、いや、いつも、かんたんに言葉にしたくないような気持ちもします、出来ないだけやけど。でもネットという場で書くことはとても難しいなあ、といつもいつも思うし。
と、初日があけて、やっとすこし気持ち落ちついて出た言葉はやはりこのようなまとまらないものでした。
踊り子「浅葱アゲハ」さんと、いろんないろんな皆と、皆で、
わたしも皆の中の一員として、舞台と空間を一緒に感じたい。
今、ここ、この瞬間、を、この瞬間に。
このひとが作るあの舞台、
だからのあの空間空気。
それは他のどこにもないそこにしかないものであり、
日々毎回があたらしくて、
でも、このひと「だから」なものがあって、あるように感じてならなくて。
（いや、それは、それぞれどのひともそうやねん、は大前提として）
せやから、わたしは、皆は、このひとを好きや、好きなんやろうなあ、なんて。
魅入りながらも、その豊かさを客席の片隅で思います。
豊かさと、
でも鋭さと、
なんだか途方もないはてしなさ。
人間で、踊り子なのだけれど、
人間で、踊り子だからこその、
その想いを、
劇場というなんだかとてつもない場所で全身で感じることの、なんというか、すごさ。
いつもだけれど、いつもに増して感じるような気がして、
ぼぉっと、ほぉっと、してしまいます。
なにはともあれ。なによりも。
皆、どうか、どうぞ元気で。
なんだか唐突ですが、この気持ちです。
またまたちょっと心配な時節柄だけど、すぎるけど、
だからこそより言葉の力、ちいささ、無力さにやきもきもしたり更に頭いっぱいになってしまう、
けれど敢えてやはり言いたいのです、
どうぞしんどい皆もなんとか無理なく無理せず、‘気持ち皆’で、
いや、いつも気持ちは皆、皆やで、「今」、みたいな。
言葉がいつもに増してへんだけど、
なんだかそのように言いたい気持ちで、まとまらぬままに、そんなことを、思い、置いておきたい気持ちです。
loveは、てゆーかloveって、本当に大きな意味だと思うのです。
大きいな、途方もなく大きいことなんやな、
と、思うようになりました、
この何年かで、劇場で。
よろしければあなたも‘劇場’ヘ。
（渋谷道頓堀劇場・浅葱アゲハ 周年&バースデー週 2023年09月01日 ~ 10日 公演）
＊
◆◆◆
以下は、すこしだけ自己紹介 。
よろしければお付き合い下さい。
構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子（桃花舞台）と申します。
大衆芸能、
旅芝居（大衆演劇）や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。
普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。
劇場が好き。人間に興味が尽きません。
舞台鑑賞（歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス）と、
学生時代の劇団活動（作・演出/制作/役者）、
本を読むことと書くことで生きてきました。
某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
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lifeworkたる原稿企画（書籍化）２本を進め中。
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