くらし
上間陽子×武田砂鉄
村田沙耶香×荻上チキ
え、どちらの対談も読めるの?!
書店でページをめくってちらっと読んだ瞬間に
「もう買うしかないやん」とを手に取ったのは先日のこと。
『暮しの手帖』
〝創刊75周年記念特大号〟
優雅で丁寧な暮らしには憧れMAXながらも程遠い人間や人生ではある。
この本で取り上げられているような、
お料理とか、お出汁をひくとか、誰かのためのとか、とは、なんて苦笑もする。
で、この本は以前にも読んだことはあるけれど毎号という訳ではなかった。
でもでも。この度、対談を読みたくて買ったところ、
今更ここで言うのも今更が過ぎるけれど「素敵な雑誌やなあ」と、ほぉっとなった。
一気読みはしなかった、したくなかったし、正直まだ全て読みきれてはいない。読んでないんかい。でも、言葉にならないけどしたくなった。
この雑誌で取り上げられているすべてのことは「優雅で丁寧」のような、
なのだけど、それだけじゃないな、ないもんな、って、思った、思い返させられた。
何日も何日もかかってひとつひとつ大事に読みながら。
日々をいつくしむこと。そのいつくしみかた。
いいとか悪いとか、好きとか嫌いとかじゃなくて。
たくさんのひとが居て、それぞれの暮しや、
生い立ちや環境からの気持ちや考え方があって、
取り上げられている方それぞれ投稿されている方それぞれの
日々の想いや暮しが、写真から、文章から、滲む。
じわっと、滲んでくるそれが、そのことが、紛れもなく素敵で、
そうじゃなくそうさせない大きなことには抗っていかなくてはならなくて、
その術や考えを得ていなくてはならないからこそのきっかけや種も蒔かれている。
滲みや種にいろんなきっかけや内省や、素敵さや苦さやきりっとさせられる気持ちと共に、愛しさ嬉しさを思わされる。
ああ、ありがとう、花森安治。違うか。そうだけど。
そうだけど。違うか。うん、それ以上か。
そこから続いて、今まで続く中で、
この雑誌を愛したり、
この雑誌を読んだりこの雑誌に載ったり掲載されたりで支えられたり、
関わったり、の人たちに、だな。
「これはあなたの暮しの手帖です」
「すてきなあなたに」
皆すてき。
若い頃、生まれて初めて始めたアルバイト(の内のひとつ)、
老舗文具センターチェーンの一番売れてる店(笑)で知り合ったお姐さん、
職場でもお客さんにもずっと「プリンセス天功」そっくりやと言われ、
濃すぎるファッションで現れては「あんた帽子から鳩出すんか?!」とか笑われていた大好きな彼女が毎日付けていた日記の表紙にはタイトルとしてこう記されていました。
「くらし」
超・クセ字で!
*
日々、いろんなことが、たのしくうれしいです。
この何年か、ここ11月は、めちゃとても。
*
は、さておき、冒頭の対談たち、(も他もやけど)
じんと響きました。ぜひおすすめしたいです。
*
これは昨日やけど、寒いからみんな気を付けて下さいね。
◆◆◆
以下は、自己紹介 。よろしければお付き合い下さい。
構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。
旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。
普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。
劇場が好き。人間に興味が尽きません。
舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。
某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
詳しいプロフィールや経歴やご挨拶は以下のBlogのトップページから。
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めっちゃ、どうぞ。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
【Twitter】と【Instagram】 など、各種フォローも、とてもうれしいです。
先日、ご縁あって素敵なWebマガジン「Stay Salty」Vol.33の巻頭、
「PEOPLE」にも載せていただきました。
5月1日から東京・湯島の本屋「出発点」で2箱古本屋もやっています。
参加した読書エッセイ集もお店と通販で取り扱い中。
旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)です。
noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。
旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
YouTubeちゃんねるで過去映像が公開中です。
こちらのバックナンバーも、さきほどの「出発点」さんに置いています。
あなたとご縁がありますように。
今後ともどうぞよろしくお願いします。