旅芝居のお芝居の作られ方~『刑事物語』を観て思い出したこと~
『刑事物語』を観ました(アマプラで)。
武田鉄矢のアレ。
今観るタイミングかなーと思うことがありまして。
私的な感想は「なんか、なんか男目線な映画やなー」でした。
あかんとか嫌とかじゃなくてね。
そりゃそうよね、原作も脚本も主演も武田鉄矢やもんね。
(※武田鉄矢の悪口を言っているのではありません)
storyとかオチとか知ってて観たからかもしれません。
でもでもこの映画にハマる人の気持ちはよくよくわかる気がしました。
めっちゃ好きなんやろうな。泣く、沁みる、重ねる。そしてあのテーマ曲!
そう、今観るタイミングかなー、と思ったのは
先日観に行った懐かしい役者氏が
このテーマ曲で踊っておられるのを思い出したからなのです。
吉田拓郎のアレです。あれは…似合ってたなあ。
初めて観た何年か前にギョッとしてグッときました。
曲の雰囲気と彼の雰囲気がぴったりで
広島弁関係ないけど当時の彼の言いたいことそのまんまなのじゃないか(推測)
とかまた勝手に深読みしてグッときてギャッとギョッとグッとなって。
そっからこの曲を知ったのでした。
私が世代でもないのに拓郎を好きなのはこの舞踊が大きいねんなと思います。
君の欲しいものは何ですか。僕の欲しかったものは何ですか。(※それ違う曲ですよ)
さて、さらに続けます。
その後、この映画にインスピレーションを受けて芝居(旅芝居の時代劇)を作ったという座長(元座長)にも出会いました。
旅芝居の芝居は昔から引き継いできたもののほかに
座長(主に)がナニカからヒントを得て「立てる」新作も多い。
(書くではない、立てる。頭で考えたものを口頭で座員に伝える「口立て」。
まあ、今はこの時代なのでパソコンから台本を作って配るということも多くなっているようですが)
すげー嬉しそうに教えてくれたことも思い出しました。
当時、私は刑事物語を知らなかったし、だから観ようともしていなかったのですが、
今、懐かしい氏のおかげで、時が来たのかもしれませんね。(※すべてこじつけ)
ということで思い出した過去記事。
人がそこにおるんよね。うん。ほんまに。(しみじみ)
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