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商店街のくじ引きを引いたら10円玉が当たった。 正確には違う。 BOXからカードを選んでそのスクラッチの銀色部分を…… 「どうぞこれ使って削ってみて下さい」 お店の人(文房具屋のにいちゃん)に言われて削ったら 一等賞でも二等賞でもなくなんかもっとたぶん一番下の賞で、 でも、「おめでとうございます。これ賞金です」 つってさっき削ったその10円玉をくれた。 いや違う。 皆さんが削る用に用意してあるレジ前の10円玉たちの中から、 ひょいっとすくったその10円玉をくれた。
「無事でしたか」 「無事来れました。封鎖とかされてましたけど(笑)」 「でしょ? 朝からっすよ」 「しかしこの日に来るかね、って感じですよねわたし?!」 「確かに(笑)」 「今日しか来れる日なくて。知らなかったんですよ今日って。 昨日テレビのニュースで知った(笑)」 「今日っすよ。まさに今からっす。ちょうど。めっちゃ今からっす(笑)」 阪神優勝パレードの日のヘアサロンでの会話です。 店は大阪・心斎橋にあります。 御堂筋沿いではないんやが、一本逸れただけのところの二階に。
上間陽子×武田砂鉄 村田沙耶香×荻上チキ え、どちらの対談も読めるの?! 書店でページをめくってちらっと読んだ瞬間に 「もう買うしかないやん」とを手に取ったのは先日のこと。 『暮しの手帖』 〝創刊75周年記念特大号〟 優雅で丁寧な暮らしには憧れMAXながらも程遠い人間や人生ではある。 この本で取り上げられているような、 お料理とか、お出汁をひくとか、誰かのためのとか、とは、なんて苦笑もする。 で、この本は以前にも読んだことはあるけれど毎号という訳ではなかった。 でもでも。この
駅前に、遠足? 課外実習? の小学生たち。 通りかかった外国人観光客がにこにこと笑いかけて喋りかけて、盛り上がってた。 「Good bye」「ぐっばあああい」「ばあああい」 まさに〝うえーい〟ってなってたから思わず声を出して笑ってしまった。 また、同じ駅にて、 めっちゃ仲良く話をしていた外国人旅行者数名が 「Have a nice trip!」つって別れて行った。 知り合いちゃうかったんかーい。 ツッコんだあと、ちょっと、涙が出てしまった。 どちらも、身内事で毎週訪れ
なにげなく付けていたテレビの中で芸人が言っていた。 「コーヒーをブラックで飲むっていうんがよぉわからんねん」 「ほんまに美味しいと思て(おもて)飲んでるん? ええカッコしてるだけちゃうん?」 「最初はそうかもしれへんで。せやけど毎回ブラックっていうのん、なんかカッコつけてんちゃうかと思うねん。どうなん?」 どうなんでしょう。 ブラックで飲むわたしはふと考えてしもた。 ほんまに美味しいと思てる。濃ければ濃いほど。 基本は紅茶派。胃が強くはないのもある。 でもコーヒーが好
トイレットペーパーを盗まれた。 一瞬のことだった。 仕事の途中、近所のドラッグストアに行って、買って、 そのままスーパー的なところに寄った。 両手がふさがる。 ちょっと考えた末にペーパーは置いておくことにした。 店の入口前じゃない。 それはさすがに邪魔だしよくない。 入口からはすこし離れた店の脇というか、 自動販売機などが置かれていて、人目にもつかず、変に目立たないようなところに、「ごめん」って思いながら。物が物だし。 そうしてすこしの買い物をして店を出たらペーパーは消えてい