ペットも冷えは大敵。あずきパックや温灸で温活のススメ
今年に入り大寒波に見舞われたりと、寒さと雪で底冷えする日々が続いてます。
私が住む日本海側地域も雪と寒さで水道管や給湯器が凍結するなど、今までにはない寒さに困惑するほど。
ここまで寒いと心配なのが「冷え」。
とくにシニアの犬や猫にとっては冷えで体調を崩す子も多くなります。
冬は東洋医学でいう「腎」が弱りトラブルが起きやすい季節です。
東洋医学でいう「腎」とは
「腎」は、成長、発育、生殖に関する働きを生涯にわたって支える重要な臓器で生命力の元になります。
血液を濾過して尿を作るいわゆる腎臓としての機能も含み、水液を主り、体内の水の動き全体に影響を与えますが、それ以外にも多くの働きを持っています。
老化とともに腎の働きも弱くなってくるのでシニアのペットは腎機能低下の症状が顕著に現れやすくなります。
煌明のようなダックスフンドなどは、もともと「腎」が弱い子が多く、腰椎ヘルニアの要因にもなります。
冷えのサイン
冷えているかどうかは、犬の肉球や耳を触って冷たかったら「冷えてる」ということになります。
冷えがある時は、あずきパックで腰のあたりのある「腎兪」のツボを温めてます。
温活で腎のケア
腎のケアは体内に余分な水分を溜めず、しっかり排泄させてあげることが大切です。
体内に余分な水分が溜まってしまうと、その水で体を冷やしてしまい「冷え」を引き起こしてします。
補腎の作用がある食材を与えたり、あずきパックや温灸で腎兪のツボを温めてあげたりしましょう。
シニアや寒がり子、腎臓が悪い子は腹巻きをしたり、腰までしっかりカバーできる洋服を着せたりするのもいいです。
温灸は火を使うのでイマイチ怖いなという方には、あずきパックがオススメです。
市販されているあずきパックは電子レンジで温めるですし、繰り返し使えます。
あずきは温めるとじわっと蒸気もでるので、身体の奥まで優しくじんわり温めてくれます。
猫や小型犬などは目元用のあずきパックが小さくて良いです。
老化が進むと、ほとんどの動物は腎機能が低下します。
残念ながら低下した腎機能は良くなることはありません。
すべての動物が迎えることなので、腎不全になってから慌ててケアを始めるのではなく、早くから補腎や冷えのケアを行うことで、低下の速度を遅らせ、長く元気を保つことを心がけて行きたいです。
人も一緒に実践
ペットのケアについて話してきましたが、人も同じ動物です。
わが家には腎臓病の人がいますので一緒にケアしてます。
犬のご飯に使っている食材は補腎に効果がある食材を取り入れていますので、同じ食材を料理に使って人のご飯を作っています。
その成果なのか、腎機能の数値は悪化することなく安定しています。
飼い主さんも一緒に実践して、ペットと共に体調整えて行きましょう。