滋賀のことなめてました
せっかくの3連休だからと、近場で行けるところを探し、滋賀県近江八幡市の「観音正寺」までドライブすることにしました。
ここは、西国参りの三十二番札所です。
わが家では、西国三十三所の満願をめざして御朱印を集めています。
特に信仰に厚いわけではないけれど、三十三所のお寺は、大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山・兵庫・岐阜に点在していてドライブするのにちょうどよい目的地になるのです。
気温は8度、快晴。
山の上にあるお寺へ行くには、細い山道を登り、残り1.7㎞地点にある料金所を通過しなければなりません。ところが、冬場に車が通れる道は、ゲートが閉じられていて通行できなかったのです。
ええっ!あせったけれど方法はあって、料金所の近くの駐車場に車を止めて歩いていくことはできました。
日の当たらない山肌には雪が残っているものの、20分ほどで到着。
参拝を済ませて清々しい気分で帰ってきたのに、凍結した路面にタイヤが空回りして駐車場から出られなくなってしまいました。ギョッ!
ノーマルタイヤだったことが原因です。
はい、すいません反省しています。
道中、道路には雪がなかったから、問題はないだろうという甘い判断をしてしまいました。下手に動かして制御できないと他の車にも迷惑がかかるので「JAF」を呼ぶことにしました。
「JAF」のことを思いつくまでは、ふもとまで歩いておりるしかないのかなあとか、近くに泊まってあした取りに戻るしかないのかなあとか,泊ってもあした雪が降らない保証はないよなあとか、頭の中がよからぬことでグルングルンしてました。
人生で初めての経験です。
「JAF」は、50分ほどで到着。
お兄さんは、物腰のやわらかい、朗らかな笑顔を見せてくれたのでホッとしました。
心細かった私たちを安心させてくれるのです。
「なるほどね、こういうことですか。道中には雪がなかったので事態が呑み込めませんでした」と状況を把握してくださり、スコップで車の下に固まった氷をガリガリと削り、塩?のような粉末をまいてチョチョイノチョイと手慣れた様子で救出してくださいました。時間にして5分。
ほんと神だわ!感謝しかない。
冬場のお出かけをなめてはいけない。これからはスタッドレスのタイヤにするのかせめてチェーンを装備しておかなければいけないと反省しきり。
雪道や砂地、ぬかるんだ道や溝などに車のタイヤがはまって空転し、自力では動けなくなった場合「JAF」の会員になっていると無料で救出してくれます。神です。
みなさまもどうぞお気を付けて。