「禅の教え」-世界にZENを広めた禅学者が語る「日本の自然観」-昭和中期の日本語講演メモ-
コロナに揺れた今年、禅Zenが改めて世界で注目されているのには意味があります。
「コントロールしよう」
「強くなりたい。勝ちたい」
「もっと、もっと」
そんな自分たちの意識や欲が、世界規模のパンデミックを生んだということは色んなところで言われていますね。地球環境や自然を無視しすぎたと。
違和感、苦しさ、今の経済の仕組みの限界を感じてはいるけど、考え始めると気持ちは暗くなるし見ないようにしよう…。
というスタンスのあなた!…私と一緒です(笑)
でも、批判するんじゃなくて行動できるならしたい。という気持ちもゼロじゃない。
そんな時に、やれることがあります。
禅です(笑)
禅的な気持ちを少しでも日常に持ち込めたら、そこからほどけてくるはずです。
今日は記事というよりメモですが、世界に禅Zenを広めた方の講演が現代の私達に深く響くものがあると感じたので、内容のサマリーを公開します!
各トピック西洋と東洋を比較する形になってます。
自然観
西洋的=自然をコントロールする →征服念が生まれる
東洋的=自然に則る(のっとる)、自然に抱かれる
言語から来る感覚の東洋と西洋の違い
西洋的=言語が概念的・モノを2つに分けて考える・力の関係・勝ち負けがある
東洋的=言語から「感じ」が伝わってくる・モノを分けて考えない・同化する・勝ち負けという概念があまりない
自由の意味合いが英語と日本語で違う
日本語の自由=自ずからそうなる(他のものとの関係があって成り立つのではなく、それ単体で自由が生まれる)
英語の自由=縛っていたものから解放される(消極的な意味を含む)抑圧するものがあって初めて「自由」という言葉が成立する
自分って何?
西洋の自分=神に生まれ"された"。受動的。自分が意図して生まれてきたのじゃない
日本の自分=
自という文字=鼻が変化して、自分の自という字になった。
自分の力ではない何か大きなもの、自然(自ずから然る(しかる))
日本的な自己観
自主的、自ら主人公になる
自ずから然る(しかる)のと、
利己主義的な自分を主人公にして他の者を排斥するのとは違う。
自分以上のもので自ずからしかるべきものを自らになおして行う
日本的な認識観
日本的な認識は「考える」ではない。
でも「感覚」とも少し違う、「感覚」と言ってしまうと二元的になってしまう。
自ずから覚(かく)する=アウェアネスが一番近い言葉そう。
ここから出てくるものを東洋の人から西洋に伝えなくてはならん。
まとめ
世界に「禅ZEN」という言葉が広まっているのは、この鈴木大拙という明治生まれの学者の功績が大きいと言われています。
彼の本を何冊か読みながら、ドキュメンタリー映像があればとYoutubeを検索したら、本人の肉声の講演音声がありました!!!
私にとっては、SMAPや嵐のコンサート映像がYoutubeにあがっているよりも興奮した瞬間(笑)
言葉の使い方も明治の人らしくて、「~で、ごわす」なんて言うので、録音が残っていることが奇跡だと思います。
彼の言葉は、現代に改めて読み直すと深くて納得感のある教えばかり。
20~30代の方には認知度が低い人かもしれませんが
もし何かに悩んで『自己肯定感を高める本』のような本を読みたくなったら、彼の本の方がオススメです。
視点を変えて世界を見られるようになって、自己分析とか自己肯定感とかに悩んでいたことを忘れるような気さえします。
大それたことをしなくても、デモに行ったり、SNSで意見を書いたりしなくてもいいのです。
Let's be 禅!
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Zen Eatingのワークは、瞑想のような食事時間を過ごした後に対話をする、約1時間の体験。
食べながら瞑想を体験いただけるこのワークで、禅的な丁寧な時間を過ごしていただけます。
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