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【詩】緑葉

夏の頃には
いっぱいに光を享け
生命のちからを湛えた
瑞々しい緑葉が
秋の気配深まり
命を終えようとするとき
あざやかに色づいて
燃えてゆく
できるなら
最期は美しく
見るものをひととき
喜ばせるもので
ありたいと

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