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澎湖漫步生活 ~ポンフーそぞろ歩き生活~「澎湖編その②」


“台湾の離島 澎湖諸島(ポンフーしょとう)は、台湾島の西方約50kmに位置する台湾海峡上の島嶼群。 そんな素敵な島で中文語学留学のため48日間の予定で滞在中。 澎湖の暮らしを肌で感じながら、 現在進行形(2023年3月)の漫步Mànbù(ゆったり散歩)生活を綴ります。

まずはその街の空気感に触れる

私は生まれてから今まで、幼少の頃を含めると7回くらいは家の事情や学校等で住まいの拠点を変えたことがある。
はじめましての土地は
その土地が持つ空気感をつかむまで1.2ヵ月はかかるものである。

人口の密度や車の往来、そしてその界隈の店舗で垣間見る、
お客さんと店員とのやり取りから感じ取れる、
そこに住まう人々の雰囲気だったり。

ここ澎湖は夏の観光地として有名で5月~9月頃まではきっと大賑わいであろう場所であるが、私が訪れた時期は2月上旬である。
いわゆる冬の閑散期で現地の人々にとっては「真冬」の時期だ。
私は冬の時期の台湾本土滞在も経験あるが、東北人である私は冬の寒さに人一倍耐性もあり、台湾では辛いほどの寒さを経験したことはなかった。

宿舎がある馴染みの通り どんより厚い雲、そして強風が続く

到着した当日は奇跡的な晴天で、薄いブラウスでも汗ばむ陽気でだったのでそんな気候だと思っていたので、日本からは軽く羽織るパーカーしか持ってこなかった。
しかし、それ以降はまるで台風ではないか。。。というくらいの強風の日が続いた。
さすがに「風の島」と言われる由来はこの実体験が表している。
そう、みんな厳重な真冬の防寒着を着ている。
強風とさらに湿気が加わり、気温的にはさほどではないが、体感温度の寒さにさすがに耐えかねた。
私は高をくくっていた結果の代償として、市内ですぐ厚めの防寒着を購入することとなる。
風が強すぎて部屋に籠りっぱなしの日も続いた。
勉強しにきたのだから本来はその方がいいのだが、
観光で来るならば、3月後半に澎湖に来ることをおすすめしたい。

街の色を愉しむ

なんとも言えないこの色が好き 台湾でよく見る扉の色
至るところに廟があり提灯も綺麗
願掛けのお札 素敵な願いがいっぱい

ちなみに一部の方にはちゃんと語学を学んで来ると伝えてたのだが、
(と言っても2ヵ月弱、己の努力次第なのでどこまで習得できるかは…汗)
私にとっては、台湾のこの空気感を含めての多文化や食文化も見聞する意味でも大きな学び。

肝心の授業の方は私の場合
月曜日から金曜日までの5日間で1日2時間の時もあれば、1日4時間の時もある組み合わせのプランニングで
2時間の授業だとしても他の時間は予習、復習、時には宿題などもあり、
結構時間は空いているわけでない。
毎回こんなに集中できるのはこの環境だからこそかもしれない。
特筆すべきは澎湖在住の台湾人の先生が直接マンツーマンで教えてくれるのも最大の利点でもある。
時間、滞在期間も含め、その生徒のプランやレベルに合わせてくれるし、何より先生の指導も、本当に丁寧で素晴らしくとても分かりやすい。
多分台北にもたくさんの中文語学学校があると思うが、わざわざ澎湖の
ALCに来る価値は思っている以上にあると実体験中である。
ただし、成果は私自身の能力のキャパがあるので期待はしないでね。

『英語のセブ島留学、中文の澎湖島留学』
ぜひキャッチコピーとして掲げたい。
島はきっと集中できる。と強く思う。

中央老街 かわいいストリート

街を歩くと色とりどりの台湾特有の飾りなど目を楽しませてくれる。

「老街」とは、その名の通り『古い街(Old town)』という意味で、昔栄えていた台湾の田舎町には必ずある商店街です。老街には伝統的な建築物をそのまま生かした街並みが保存されており、澎湖の老街「中央街」もその一つで、なんと台湾で一番古い老街です。

ちょっとした坂になっていて散策にぴったり
歩き疲れたら公園でドーナッツでも
澎湖の特産として仙人掌(サボテン)が有名 色が鮮やか
味はブルーベリーアイスをもう少し酸っぱくしたような感じ あっさりで美味しい
趣きと歴史が詰まったお店 漢方素材やスパイス、中薬など 伝統的なお菓子も

規模的にはさほど大きくはない老街だけど見どころ満載、素敵なお店がギュッと集中している中央老街。
その中でも個人的にひときわ心ときめくお店が現れた。
乾益堂中藥行さん 100年以上の歴史がある老舗だ。
佇まいといい、本当に素敵でこの老街のシンボル的な店だと思う。
つたない中国語をとぎれとぎれではあるが駆使して店主さんらとお話をする。
言葉は間違えてもアウトプットが大切だと常からチャレンジ。
熱意で伝える。

丁度薬膳用のセットを作っている最中
漢方の香り漂う わくわくし過ぎて卒倒しそう
こんな屋台、まるごと欲しい 赤の電鍋が最高にかわいい
台湾のコンビニでも売ってるおなじみの
茶葉蛋(チャーイエダン)の薬膳バージョン 
ほんのり薬膳っぽい味の醤油で煮込まれたゆで卵 美味! 

ここのご主人と奥さん(老闆ラオパン 老闆娘ラオパンニャン)もすごく良い方々でいろいろお話していたら、突然日本語で話しかけてくる方が現れ私の買い物の手助けをしてくれた。
九州の福岡に滞在歴があるいう、台湾人の女性と知り合い友達になり。
好きな場所で、素敵な方と知り合える奇跡。私にとってのパワースポット。
そして、偶然にもたまたま台北のある豆花の店のサイトを昨夜見てたら、
それを彼女が描いていたインスタグラムがアップされてて、さらに奇跡を感じた。

優しい雰囲気の旦那さんと素敵な笑顔の奥様

ここの店はまた訪れよう。
現在の宿舎から自転車で約15分。
ここにいる貴重な時間を、毛穴から足の先までからだ全部まるごと愉しむ。

まだまだ奥深い澎湖縣。
今回の滞在期間では周りきれないのは確定だ。

澎湖編その③につづく

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