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読書感想文『さくら さくら』林真理子著
数年ぶりに再会した彼は変わらず優しく、変わらず左手の薬指に指輪をはめていた。それでも平日に面会を重ねずにはいられない二人。彼は週末までは、自分にくれるつもりはないからー(「おとなが恋して」)
理性で止められたら、それは本当の恋じゃない。甘酸っぱくてほのかに寂しい、12の大人の恋愛を描いた短編集。
本書は、1996年12月に講談社文庫より刊行された『さくら さくら おとなが恋して』を改訂した<新装版>です。
今から26年前?の作品なので、表現がその時代のものです^^;
でもまぁ、やっぱり
林真理子さんだな。っていう作品です。
いい意味で、暇つぶしに読む本だなと感じました。
ぶっちゃけ、関西人だからそう思ったのかわかりませんが、
この短編集には『オチがない!』。
だから、正直いって、感想はどれも
「ふーん。」で終わる。
それ以外の感情がほとんど湧かなかった。私は。
強いて言えば、『その灯り』が良かったかな。
良かったというか、印象に残っている。
12というのが多すぎるのか?あまりに単調すぎて、読み終わったあと、もう一度、パラパラっと読み返したほどだ。
つまらないというわけではないが、物足りない。
そうまで言っていうのもなんだけど、
私のような女が読むにはぴったりの本だとも思う。
気軽に読めるし、内容やなにより風景、背景、いわゆる描写?が、
たぶんだけど、20代女性にはかなり違和感があると思う。
30代女性でギリギリ共感できるかな?
それと、これは全編を通して思ったことだけど、
この本に登場する男性が、私からして、全く魅力を感じないのだ。
これは、ぜひ、読まれた方(女性)の感想を聞いてみたいと思う。
もし、自分ならどの男性に魅力を感じたのか?
だから、恋愛小説の部類には入ると思うんだけど、全くキュンキュンしなかった!私は。(苦笑)
おすすめか?と聞かれれば、
街中で待ち合わせしてて、スマホで暇つぶしをするのと同じように読む本としてならおすすめかな。
そうですねぇ。電子化されていれば、電子書籍で読んだ方がいいかもしれませんね。
私てきには
まぁまぁ。だったな。