4.4 アナキズム界の福山雅治
月のもののおかげで、今日は一日気だるかった。
眉毛の上に大きなニキビも出来た。毎日ニキビの薬を塗っているが、毎日ナッツを食べているからなのかなかなか治らない。治したいんだか、育てたいんだか。ニキビvsナッツ。
最近平日はやる気がない。家事したくない、ご飯作るのもめんどくさい。自分のためだと何も頑張れない。いつも自分のためと思ってやってたことも、実は夫がいるから頑張れたってこともあったんだなぁとしみじみ。週末実家で過ごすことになれてしまうのも良くない。なーんもしなくて食べて本読んで寝るだけでの生活。極楽。
栗原康さんの「はたらかないで、たらふく食べたい」読了。面白かった!
栗原さんはアナキズム研究の専門家らしい。アナキズムとは国家や宗教などの政治的な権力を否定して個人で自由な社会を築いていこうぜっていう思想らしい。いいねいいね。この手の内容の本は初めて読んだ。分かりそうで分からない、すぐに理解できない感じが脳みそが刺激されてよかった。
知らない映画や本がいっぱい出てくるけど、「イングロリアス・バスターズ」は観たことあったので内容が分かって嬉しかった。この映画ってこういう話だったんだね〜(理解してなかった)。いろんな作品を知ってると、また別の作品の面白さがより一層増して、これが教養なのか〜と思った。その域に達したい。
栗原さん、エッセイ連載当時は年収10万円だったらしく、一見その日暮らしでちゃらんぽらんに見えるんだけど、大学の非常勤講師をされているだけあってその専門に関して造詣が深い。
本書には歴史上の人物や物語が出てくるんだけど、その要約が秀逸。分かりやすくて面白い。
そしてなんといってもイケメン。こんなに話が面白くて教養があってしかもイケメンなら働かなくていいんじゃないかとすら思う。ずっと好きな本読んで面白いものを書き続けていてほしい。すっかりファンになってしまった(単純)。
解説の方も面白くて、
「栗原さんは、読んだらすぐ出す、ミルク飲み人形」
とのこと。最近読んだ本や友人との会話がそのままエッセイに登場するらしい。周りの人は読んでてより面白いだろうな〜。
栗原さんの本、もっと読んでみよう。
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