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2017年の転機から始まった私の人生のリセット:カリフォルニアを後にし、ネバダを経てオアハカへと至る旅

私の人生が大きく変わりだしたのは2017年。それまでは自分らしくない生き方をしていました。自分の本当にやりたいことではなく、その時に世間的に需要があったことや自分ができる・経験があることをしていて、仕事にやりがいを感じられず、人間関係にも疲弊していました。うつになり、好きだったことにも関心がなくなっていき、どうやったら先の見えない暗いトンネルから抜け出せるのかともがいていました。頭が重く、身体がカチカチで痛む…。その時に始めたのがヨガ、そして思考と行動の整理です。

ヨガは1本10分位の短いものから始めてみました。すると体が少し軽くなり、頭もスッキリしていきました。これをほぼ毎日続けました。そして、思考と行動の整理とは、過去の経験で自分が好きだったこと/嫌いだったこと、自分が得意なこと/その反対、ずっとやってみたい・やれると思っていたのに挑戦してこなかったこと、幼少期に好きだったこと、やらないと将来後悔しそうなこと、等々を書き出して見える化させました。これらを続けていくうちに、段々と「私」というキャラクターの特徴が明確になっていきました。このヨガはNoteの記事を書き終えた直後など、デスクワークの後にすると体がとても楽になります。

その頃に出会ったのが、当時ネットフリックスで配信されていたあるシリーズです…。

「Abstract (アブストラクト)」というデザインに関するエピソードを集めた番組です。建築、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、インテリアデザインなど、毎回デザインの仕事に関わっている人たちと彼らの働き方を観ていて、「自分はずっとデザインする仕事がしたかったんだ」と気づき、号泣したことを今でも覚えています。

その後、未経験でもデザインの経験を積める職場を見つけて働き始めました。ちょうどその頃、以前の職場で知り合った友人から「新しいバンドを始めるから一緒にやらないか?」とのお誘いがあり、念願だった「バンドを組んで演奏する」という夢も叶えました。

しかし、両方とも初めてのこと。プレッシャーと学ぶことの多さ、そして移動距離の長さと頻度による心身の疲れがMAXになっていきました。同時にプライベートの問題も表面化。どん底まで落ちていくと、顔にビンタをされたかのようにパッと「目が覚めた」のです。それが2018年…。

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