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老後に備えるための基礎知識【本の紹介】

おはようございます。ももたろです。


私は去年ファイナンシャルプランナー3級と簿記3級の資格を取得しました。

資格の勉強をする傍ら固定費の削減を実施し、浮いたお金をつみたてNISAで運用。

そしてnoteの記事ではそれら家計管理や資産運用など、お金についての話題をアウトプットしています。


なぜこれほどお金に関する情報を集めているのか?

未知の領域について学ぶのが楽しいというのもありますが…一番の理由は”今のままの生活で老後に不自由しないか不安を感じているから”だと言えます。


特に自分は独り身で、老後は頼れる人が周囲にいない可能性があります(妹に迷惑はかけたくないですし)。

退職した後はどうなるのか?いくら位貯金しておけばいいのか?その時病気に罹っていたらどうすればよいのか?

悩みは尽きません。

せめて看護師さんに優しくしてもらえるだけのお金は用意したい(真顔)。


そんな時に出会ったのが本日紹介する書籍です。



『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』

こちらは講談社現代新書から出版されている書籍で、作家の坂本 貴志さんはリクルートワークス研究所に所属する研究員兼アナリストです。

本書の内容は3部構成で、第1部のテーマは『定年後の仕事「10の真実」』

定年後は年収が大きく下がる。しかし必要な生活費もまた下がっていく。

相対的に稼がなければいけない金額も少なくなっていき、自由な「小さな仕事」に従事するようになっていく。

こうして偏移していくデータの流れを数値化し、分かりやすいグラフにして提示してくれます。

60歳を過ぎると年収はガクッと下がり始めます。
出典:紹介書籍
しかし必要な生活費もまた減少していきます。
特に住居や教育にかかる費用が減少しているのが見て取れますね。
出典:紹介書籍
誰もが不安な医療費にも言及あり。
出典:紹介書籍

第2部のテーマは『「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで』

長年勤めた会社を退職し、老後は「小さな仕事(”価値が”という意味ではない)」に就いて充実した生活を送る7名の方にインタビューした内容がまとめられています。

退職前の仕事と似た仕事をする人、経験がない分野の仕事をする人と様々な働き方が紹介されているため、探せばいくらでも働き口はあるんだなと希望が持てます。

第3部のテーマは『「小さな仕事」の積み上げ経済』

定年後も働き続ける人に必要な素養や、果てはそんな人を増やすために(老後も無理なく楽しんで働き、収入を得る人が増えれば高齢世代のために費やす現役世代の負担も小さくなる。確かに!)社会や企業が整えるべき環境について言及されています。



全体的な感想としては、老後の不安を和らげるための参考として大いに役立つ内容であったと感じました。

実際に自分の老後のビジョンもうっすら垣間見えたような気がします。

ただしデータをもとにした論理的な解説が淡々と進むため、少し読みにくさを感じる部分も…。

自分の将来に関することを学ぼうという気持ちで、ゆったり腰を据えて読むことをオススメいたします。

ページ数も中々多い。その分たくさんの情報が詰め込まれています。
出典:https://www.ac-illust.com


以上。本日は読み終わった本の紹介記事でした。

皆さんの参考になれば嬉しいです。


今日も良い一日を。

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