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【ももたろレビュー】映画#3『アンドリューNDR114』

『アンドリューNDR114』
(1999年アメリカ合衆国公開)

☆監督:クリス・コロンバス 『ホーム・アローン』『ハリー・ポッターと賢者の石』『ナイトミュージアム』など
☆原作:アイザック・アシモフ『バイセンテニアル・マン』
☆出演者
◎ロビン・ウィリアムズ 『いまを生きる』『ジュマンジ』『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』など
◯サム・ニール 『レッド・オクトーバーを追え!』『ジュラシック・パーク』など
◯エンベス・デイヴィッツ 『シンドラーのリスト』『ブリジット・ジョーンズの日記』など

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1)あらすじ


近未来。

妻と二人の娘を家族に持つリチャード・マーティン(サム・ニール)は、ノーザム・ロボティックス社製の人型家事ロボット『NDR114(ロビン・ウィリアムズ)』を購入しました。

一家はこのロボットを『アンドリュー』と名付け、リチャードは彼を人間のように大切に扱うよう家族に約束させます。

一家と生活を共にするうち、最初はロボット然とした自我しか持たなかったアンドリューは次第に創造性を発揮。独自の個性を示し始めます。

その個性に気が付いたリチャードの教育によりさらに複雑な思考を得たアンドリューは、人間への憧れを強めていくのでした。

2)ももたろレビュー


ももたろはロビン・ウィリアムズという俳優さんのファンです。

彼のユーモアやシリアスさを内包した独創的な演技、心温まる笑顔、優しい眼差しがとても好きなのです。

ちなみにももたろは女性が好きです(真顔)

最初はロボットの外見で声を演じていますが、特徴的な声なのですぐにロビン・ウィリアムズだと分かります。おかげで静止画で見ると無機質なアンドリューも映画内では生き生き。時代が進むにつれて技術が進歩し彼の外見も少しずつ変化していくのでした。

そんなロビン・ウィリアムズ主演の映画で特に好きなものを3つ挙げてと言われたら、真っ先に思い浮かぶのがこの『アンドリューNDR114』

次点は…『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』かな〜。
『フック』や『ジュマンジ』も捨てがたいな〜…脱線しました。


大まかなストーリーとしては『自我に目覚めたロボットが様々な出会いの中で自らの存在意義を模索していく』というもの。

ですがご安心下さい。ついにロボットと人類の間で最終戦争が…などという展開は微塵もありません。

アンドリューは心優しい人々との出会いと別れを繰り返しながら少しずつ成長していきます。

最初にアンドリューの個性に気付き知識を与え、まるで父親のように導く一家の父親リチャード。

時に優しく、時に厳しくアンドリューに接するリチャード。演じるサム・ニールが素敵。
とある場面での彼とアンドリューの会話がまた泣かせてくれます。

アンドリューと心を通わせる次女アマンダ(エンベス・デイヴィッツ)。

幼いアマンダとピアノを弾くアンドリュー。
いつしか彼女も美しい女性に。こちらがエンベス・デイヴィッツ。
劇中の時間はどんどん流れていき、取り残されるアンドリューは困惑します。

ちなみに一家の母や長女は次第に自我を持つアンドリューを気味悪がっている。
こちらの方が現実の反応っぽい。

人間らしさを求めるアンドリューに自らの技術を提供するルパート(オリヴァー・プラット)。

中央がオリヴァー・プラット演じる技術者ルパート。彼もとってもいいキャラです。

などなど、個性的で優しい登場人物達がストーリーに花を添えます。

公開当時より人工知能というものがより身近になった現代においては終盤の展開は賛否あるかなとも感じますが、あまり細かいことは気にせず感動のストーリーを楽しみましょう。

そしてももたろが何より好きなのがスタッフロールで流れるエンディングテーマ『ゼン・ユー・ルック・アット・ミー』

歌うは言わずと知れた超大物歌手セリーヌ・ディオン

映画は興行収入的にイマイチだったのでエンディングテーマであるこの曲も知名度が低いですが、そんな扱いはもったいないほどの名曲です。

そしてそして、字幕版におけるこの曲の和訳がとにかく最高。

映画の流れを上手に組んで翻訳されているので、スタッフロールを観ながらそれまでのストーリーが思い返されます。

そしてラスト。彼女の発する一言とともにガツンと最後の一文が表示され、湧き上がる感動で背筋がゾクゾク!こんな経験なかなか味わえません。
これは最初から最後まで映画を味わい尽くした人にしか分からない感動です。…ここまで言われると観てみたくなりました?

アンドリューの人生に寄り添いながら感動のストーリーと最高のエンディングテーマを体験できる本作。オススメです。


今日も良い1日を。


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