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アメリカ大統領選 #18 WHY NOW? (なんで今頃?)

これまでの私の記事で、アメリカメディアが、第1回ディベート後に、”バイデン大統領の認知障害“を声高に叫びはじめ、”バイデン降ろし“を始めた事をRumbleのダン・ボンジーノ・ショーを中心に紹介してきた。その中で、私のどうしても分からなかった疑問が残っていた。それは、”なぜ今頃になって?“、 ”民主党大会(8月9日だったか?)のわずか一月前になってなのか?”だった。
 
それが、以下紹介するダン・ボンジーノ氏、ショーン・ハニティー氏、そして、デニス・ディソーサ氏のホワイトハウスと民主党内での混乱、それに対するメディアの反応を聴き、ふっと思いついた。それは、私自身がこれまでアメリカ保守派の主張だけを聴き、アメリカ・メディアの報道は、その保守派論客の目から見た極めて批判的な(ある意味、左翼の常套手段である“切り取り”)切り口でしか、聞いていなかったからではないか、ということ。
 
つまり、アメリカの有権者の過半数は(おそらく、1/3の民主党支持者と1/3の無党派層)バイデン大統領の認知障害を知らなった、のではないか。むろん、ホワイトハウスも、民主党も、メディアも、いやんやジル・バイデン博士(ご本人がそう呼ばせているので私もそうするだけで、実際にバイデン婦人が博士号に値する研究をしているとはとても思えないが)も、みんながとっくの昔に気づいていたが、メディアが結託して、そのバイデン大統領の認知障害をひた隠しに隠し、左翼得意のSPIN(議論のすげ替え)と、PROJECTION(自分達の責任を敵の共和党とトランプ元大統領に置き換える)で、未だにメディア報道を信じる層をだまし続けてきたのが、ついに第1回ディベートで、誰の目にも現大統領の認知障害が明らかになってしまった。
 
バイデン大統領側(私はディープ・ステートの操り人形だと思うが)は、ディベートを圧倒的に有利な舞台にしたてあげ、メディアとがっちり手を握った、さらに、ディベート前に1週間以上のバイデン大統領の訓練期間にあて、さらに世界最高の医師団(キャンプデービッド)による認知障害への対処(具体的にどのような投薬等の治療を施したのかは不明だし、今後も極秘に保たれるはずだが)により、万全の体制で元トランプ大統領を迎え撃つ準備ができたものと信じていた。理想的には、このバイデン側にバイアスをかけまくったお膳立てで、トランプ元大統領はディベートを棄権するのでは、との思惑もあったようだ。トランプ元大統領は、2020年のディベートでは、“メディアのバイデン応援”のあまりにも露骨な姿勢に嫌気がさし(?)“。3回目を棄権した。
 
しかし、こうした楽観的な予想に反して、バイデン大統領側にとっては、なんといっても認知障害の対処が全く機能しなかった(おそらくは一般教書演説で対処が強すぎて、バイデン大統領はそう状態になり、叫び、怒り、意味不明の発言をした事を反省して、緩い対処にしたのか?)。ディベート初めから、バイデン大統領は、“うつろな目”、スローモーションを見るような“緩慢な”動き、しょっちゅう“言葉につまり”、沈黙時間が長く、時には“意味不明の発言”になってしまった。約1分間のバッファリング(実際の放送はリアルタイムではなく、1分間のビデオバッファリングを作り、バイデン大統領の発言の切り取りができるようにしていたらしい)を設けても、認知症を隠せなかった。
 
だから、メディア、一部の民主党、オバマ元大統領とディープステートは、今頃になってしまったが、“バイデン降ろし”、をせざるを得なくなった、という事ではないか。私の知っていた情報は、アメリカ保守派の見方であり、アメリカの一般国民(約2/3)の感覚からはずれていたのか?例えば、ショーン・ハニティー氏は、“バイデン大統領の認知障害は、2020年の大統領選挙の前から、分かっていたはず”、と説明している。


Rumble ショーン・ハニティー

2. 民主党の混乱
ボンジーノ氏は、短いビデオで、いかに民主党内でも混乱が続いているのかを紹介している。
このビデオ(日にちは不明だが、おそらく7/8月か,9日火)は、民主党下院議員が“ジョー・バイデン大統領をそのまま担ぐのかどうか”、を議論した、とされる会議から出てきた、Steve Cohen (スティーブ・コーエン)下院議員(テネシー州選出)のメディアからの問いかけへの反応。メディア:”Are you on the same page?” 「みんなの意見は同じでしたか?」と聞かれて、なんと答えたのか?
コーエン下院議員は驚くことに、“NO! Not even in the same book!” 「同じページどころか、同じ本でもないよ!」 つまり、(バイデン大統領をそのまま候補者にするのかどうかは、みんなの意見はバラバラだ!、と半分ジョーク、半分本気のように返した。
 
一方で、左翼メディア、オバマ大統領の代弁者とされるデイビッド・アクセロッドの発言、等々はあきらかにバイデン降ろしを始めている。(“アメリカ大統領選#17”を参照して頂きたい)つまり民主党内は、建前的にはバイデン大統領を擁護する派と、バイデン大統領を必死に引き下ろそうおとする勢力がいまだに拮抗しているのが、現状のようだ。


Not even in the same book (スティーブ・コーエン民主党会員義銀

3. ホワイトハウスのパニック(パーキンソン病専門家のホワイトハウスへの毎月の訪問履歴)
前回記事(アメリカ大統領選#17)で紹介したが、ホワイトハウスに、パーキンソン病の専門家がほぼ毎月(計9回)訪問していた、というホワイトハウスが公開している訪問者履歴を、メディアが取り上げ、報道官のクリン・ジャン・ピエール女子に質問の嵐をなげかけた。ジ頭が悪く、ひとえに黒人のレズビアン、というだけで報道官に選出された、と保守派は避難する同女子は、いつにもましてジ頭の悪さを露呈し、感情をむき出しに、記者会見に火をつけてしまった。そのやりとりのおおまかな流れは
 
メディア:ホワイトハウスにパーキンソン病専門家が毎月訪問しているのは何故か?
KJP (クリン・ジャン・ピエール女子):大統領は年に3回健康診断を受けている。
メディア:そんな事は聞いていない!パーキンソン病の専門家がホワイトハウスを訪問している理由を聞いている。報道官責任として答えろ!
KJP (クリン・ジャン・ピエール女子):だから、答えたじゃないのよ!大統領は年に3回健康診断を受けている。
メディア:答えになっていない!パーキンソン病の専門家がホワイトハウスを訪問している理由を言えよ!なぜ言えないんだ!
KJP (クリン・ジャン・ピエール女子):訪問者の個人情報は情報保護のため、言えない。


KJP報道官

私自身は、KJP女子は会った事もないし、これから会う事もないだろうし、例えば伝記など読んだ事もない、そもそも全く興味がない。むろん個人的には、ジ頭が悪いのに賢いふりをする大嫌いなキャラだ。しかし、そうした私の印象は置いても、このやりとりは、あまりにもひどすぎる。ジ頭がよく賢そうにふるまっていた“、前の大統領報道官のジェン・サキ氏と比べるのはかわいそうだが、今回の火は自ら招いた事態。そもそも、KJP女子は、バイデン大統領とは会話していないし、会話してもらえないのではないか、と保守派からは批判されてきた。
 
ホワイトハウス側も、最初からこのパーキンソン病専門家の訪問を糊塗しようと必死だった。バイデン大統領名で以下のX発言を7月2日にしていた。(とてもバイデン大統領自身がこんな発言はできない、と私も考える)7月2日:パーキンソン病対応の国家対応計画を承認した。これはパーキンソン病治療を可能にし、この病に苦しむ患者に希望を与えるものだ“ このXはなんのためか?私は、このニュースが大きくならないように、事前の火消しをしたつもりだった。

7/2 バイデン大統領のX発言

しかし、あろうことか、KJP女子はメディア会見でその無能さをさらし、大きな火をつけてしまった。大統領補佐官なら、大統領の(例えば名前だけにしても)X発言はフォローしておくべき。さらに、ホワイトハウス訪問者は訪問履歴は名前と日付が公開されていることも知らない。“個人情報保護のため名前は明かせない“? よくもそんなトンチンカンなことがいえたものだ、とあきれるやら、逆に無能なのに報道官に指名されてしまったことを、私は気の毒にさえ思う。ほとんどのアメリカ国民は、大統領報道官に対して、報道官としての資質(特にコミュニケ―ション力)は厳しく批判するだろうが、”黒人のレズビアン“だろうが、”ストレートな黒人女性“、だろうが、そもそもそんなことは気にしていないのではないか、と思う。
 
あげく、ホワイトハウスは、“パーキンソン病専門家のカナード博士”は、バイデン大統領の友人であり、資金スポンサーの一人だ、と言い始めたようだ。(ショーン・ハニティー・ショー)さらに、“ホワイトハウスの医師は、大統領だけでなく、さまざまなスタッフの診療もする。“との説明もあったようだ。これに対して、クリントン大統領時代に、大統領SPとしてホワイトハウスで勤務していたダン・ボンジーノ氏は自らの体験をもとに、明確に、”ホワイトハウスの医師は大統領だけを診察治療する”、いわんやスタッフの診察などする道理がない、と説明した。そもそも、いわゆるホワイトハウス(中央の建物)は、それほど大きな建物ではないし、医者が常駐している部屋もそれほど大きくはない。大統領執務しは、中央棟ではなく、西翼(いわゆる West Wing)にあり、そのほかのSPや事務スタッフは、OEOB(Old Executive Office Building 通称アイゼンハワービル)に常駐している。つまり、ホワイトハウスに訪問する医者が、医者として訪問する目的は、大統領の診察なり治療意外にはあり得ない。
一般的にはOEOBはあまり知られていないが、西翼の通りを挟んだ西側の巨大なビルと思う。ネットで、ホワイトハウスの建物レイアウトは調べられるが、機密保護にかかわるおそれがあるので、ここでは紹介しない。興味ある人は、ネットで検索してほしい。確かにOEOBはホワイトハウス、西翼に比べてはるかに大きく、当然、OEOBにはスタッフ用の診療室がある)

OEOB 通称アイゼンハワービル

4. 民主党とメディアのこれまでの反トランプ対抗策
バイデン大統領とその家族、民主党、ディープ・ステートとバイデン元大統領、メディアが一番恐れるのは、トランプ元大統領が返り咲き、下院、上院ともに共和党が多数派になること。なぜなら、これまでの自分達左翼の悪行非業が、トランプ政権により白日の下にさらされ、自らの権力を剥奪され、利権を奪われるからだ。
 
ボンジーノ氏の分析と予測を紹介する。
4-1 カマラ・ハリス副大統領のイメージ刷新。
“バイデン大統領降ろし“と”代替え候補“の鍵を握る一人がカマラ・ハリス副大統領であることは認めざるを得ない。例えば、カマラ・ハリス副大統領がいかに政治家として無能で無力であるか、これまで国境問題で何も施策をうてなかった(国境問題の担当としてバイデン大統領に指名されていた)し、経済問題、外交にもなんらの実績を残していない。ただ、AOC(アレキサンドル・オカシオ・コルテス女子)をはじめとする、アメリカの”The Quadro” (4人組)やジョージ・ソロス氏を筆頭にする極左勢力を味方につけるためにだけ副大統領指名した、と目されてきた。そのカマラ・ハリス副大統領がここにきて、にわかに、メディアでとりあげられるようになった。以下の記事の他にもいくつかの、“カマラ・ハリス副大統領の”再起動“という記事がある。
 

テレグラフ ”窮地のハリス副大統領は巻き返しを図る”
LAタイムズ ”ハリス副大統領はイメージチェンジしているが、復活とは呼んでいない”

4-2 選挙詐欺の段取り開始
バイデン政権は、今回の大統領選で、アメリカ国民にのみ投票権がある、とする法令に対して、“これは人権侵害であり、投票の自由を制限するものだ”、とのとんでも声明を出している。
 
これに対して、”アメリカはアメリカ国民のものだ“だから、投票はアメリカ国民に限るという我々の権利を守らなければならない、とするグループが、ノースキャロライナの南米系移民が済むアパートで、under cover(覆面調査)を行い、アメリカ市民か?投票権を持っているか?の簡単な二つに質問を計41人の住民にした。その結果は驚くことに、4名がアメリカ市民権(国籍)を持たずに投票権は持っている、というものだった。これは、約10%の有権者がアメリカ国民ではない、という事実を表す。バイデン政権下で、11百万人にも及ぶとされる不法移民の果たして何割に不法に投票権が与えられるのだろうか?これはそら恐ろしい事態だ。おそらく、そうした非アメリカ国民で投票権を与えられたものは、”自分達をすくってくれたバイデン政権と民主党“に投票するのではないか?一方で、キチンとアメリカ国籍をとった南米系国民のトランプ元大統領支持率は歴代大統領んのなかで、断トツに高いということ。同様に黒人票もトランプ支持に変わってきている。
 
だからこそ。バイデン政権と左翼は不法移民の流入を止めるどころか加速させたいのだ。これは私にもはっきり分かる動き。

バイデン政権の投票苑についての声明
マイク・ハリス氏(選挙監視プロジェクト)”アメリカはアメリカ人のための国だ”

少し話がそれるが、シカゴでは先週1週間だけで100件の発砲犯罪があり、うち計17名が射殺されたとの事。つまり、毎日2人の人が無残にも撃ち殺されている。この非常事態をうけて、シカゴ市長が会見したが、確かにその表情は苦悩に満ちているように見えたが、あろうことか、この凶悪犯罪多発の原因を、リチャードニクソン大統領に課せる、というあり得ないほどのSPINをしてのけている。このような市長を選んだのはシカゴ市民(うち何割が非アメリカ国民だったのかは分からないが)だということも事実。間違いなく、お金持ちは、しっかり周囲を高い壁で守られるか、高層ビルで厳重に武装警備員に保護された住居にすんでおり、運転手付きの車で子供の学校、買い物、会社も安全を確保された環境に住んでいるので、いわゆる巷の凶悪犯罪は見て見ぬふりをしているのだろう。一番大変なのは、people一般市民だ。だから、”I’m fighting for YOU”, 私はみなさんのために戦っている、と演説できるトランプ元大統領の支持率が増えているのだろう。
 
これからも、というかこれからこそ、左翼陣営の信じられない選挙詐欺が着々と準備進行しているはず。だから保守派論客は、“今の人気投票に安心せず、選挙には必ず行こう!“と繰り返し繰り返し呼びかけている。
 
 
4-3 反トランプ・プロパガンダ
“Project 2025” という、反トランプ陰謀論が出回っているようだ。詳細は知らないが、どうも左翼得意に陰謀論のようだ。トランプ元大統領は、以下発言している。(Truth Media トランプ元大統領が立ち上げたSNSの一つで、日本からも参加できる  7/5の発言)プロジェクト2025は、私は何も知らないし、全く係わっていない。完全に馬鹿げたそしてひどい内容だ。


トランプ元大統領のTruth Media発言

まだまだ他にもお伝えしたい事はあるが、次の記事で紹介することにします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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