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41 WHAT'S the MATTER with USSS? シークレット・サービスどうしちゃったの?

しばらくお休みしていたRumbleのボンジーノショーからUSSS(合衆国シークレット・サービス)とトランプ大統領候補の暗殺未遂時間についての重要事項について紹介する。紹介の順番は、新しい報道からさかのぼり古い報道、という順番になり、またおよそ1週間分をまとめて紹介することになるので、長文になる事を事前にお断りしておく。ご自分が興味のある項目だけでも読んでいただけると嬉しい。

1. 最新の8/2付け報道 (1.33M回再生)

・モスクワ米大使館のロシアスパイ疑惑
ボンジーノ氏は、モスクワに暫定駐在事務官(RO:resident officer)として数ケ月間勤務した。(前任者は、PNG ペルソナ・ノングラータとして米国に強制送還されたとのこと。ただし、その前任者が特にロシア側に工作したというのではなく、アメリカ側のPNG扱いに対する対抗策だったとのこと。外交では普通に行われるようだ)

ボンジーノ氏はこのモスクワ時代の体験談を数冊の著作の中ですでに紹介しているが、Rumbleのこの番組で紹介するのは初めてだった。

モスクワの米大使館には、FSN(Foreighn Service National) 外国人助手を雇っていた。(雇い主は米シークレット・サービス)ボンジーノ氏が赴任した初日から、そのアンナは最初から奇妙な質問をしてきて、おかしいなと思った。それは、当時ボンジーノ氏の同僚だった”Jack”(本名は隠しているようだ)も同じ意見だった。そして赴任して1週間たったころ、ボンジーノ氏とJackは、”アンナはロシア側のスパイだ”!、と意見が一致した。

その根拠は、本来アンアが立ち入りできないはずの場所で目撃sれており、米シークレット・サービスの警護マニュアルや計画を調べていたこと。また、ボンジーノ氏がアンナを連れてロシアのFSB(旧KGB)を訪問したとき、FSB職員はアンナをよく知っているようで、互いに気安く挨拶を交わしていた、などがあげられる。

その”Jack”とともに、ボンジーノ氏は、”アンナというロシア側スパイがモスクワの米大使館に勤務している”、とUSSS本部に通告した。しかし本部からは、一言で言うと、”余計な事に口出しするな。”、との信じられない反応しかなかった。その後、再び注意喚起してみたが、本部の反応は同じで、何も変わらなかった。

そして、その告発から14年後(2018年)になってようやく、以下の英国ザ・ガーディアン紙がこのスパイ容疑者が発見された、と報じた。

2018年8月2日付 英国ザ・ガーディアン紙 ”モスクワの米大使館で勤務するロシアスパイ(容疑者)が発見された

ボンジーノ氏らが最初に米シークレット・サービス本部にこのスパイ容疑者を告発してから、なぜ14年間、明るみにでなかったのか?

ボンジーノ氏は、米シークレット・サービスは、その頃から上層部は完全に腐り切っていた。仲間内での米シークレット・サービスを皮肉ったジョークに、CTA "Covering their Asses"というのがあった。彼らのケツを守れ、という”彼ら”は、protectees (守られる人)つまり要警護者ではなく、protectors' bosses (守る側の上司たち)つまり上層部という意味。つまり、米シークレット・サービスというアメリカの超エリート集団で出世しようと思ったら、とにかく自分の上司の無能さや腐敗といったスキャンダルから守り、自分はその上司についていけば、出世できるというもの。

上司に媚び諂い、上司に手を貸して不正を働く、ことはどの組織にもあるのかもしれないが、米シークレット・サービスは、その中でも腐敗や不正がひどかった、とボンジーノ氏は指摘する。同氏がせっかくの超エリートの職を辞したのは主にその組織的な腐敗に耐えられなかったから、と告白している。

ボンジーノ氏は、Jackが有能なエージェントであることを20年近くにわたり知っていた。そのJackは、現在トランプ大統領候補の警護担当で、今でもボンジーノ氏と情報交換している。

また同氏は、ボンジーノ・ショーの報道は、米シークレット・サービス内部からの信頼できる情報源からのものであり、一般のメディアが報じるよりも数週間早く報じていると、主張している。私も、同氏の主な報道は、だいたい数週間後に主要メディアが報道しているように思う。

もう一つの米シークレット・サービス内部でのジョークに、”Yesterday's Technologies, Tomorrow" 昨日の技術を明日使う。これは、古い使い古された技術をいつまでも使い続け、指針の技術は使わない、という事。例えば、1940年代に開発された、勤務時間報告のためのタイムカードの管理ソフトを未だに使っている。

そもそも要人警護のために役に立ちそうな新技術は、まず試してみて、あるいはシミュレーションしてみて、その新技術が実際に機能するのかどうかを調査するのが本来の姿。しかし、この組織では、すでに使っている技術の背後にはその技術を導入した幹部がおり、新技術採用は、その幹部達の顔をつぶすことになる、という文化らしい。我が国の官僚組織も似たようなものかもしれない。一方で、SDGsとかエコとか、自分達にとってあらたな利権になりそうな技術というより戯言には飛びつき、自分の地位と利権をむさぼっているように私には見えてならない。

・ドローン提供の申し入れを断ったのはなぜか?
以下のニューヨーク・タイムズ紙(2024年8月1日付)を紹介する。

“米シークレット・サービスは、バトラー市での選挙集会にで、監視用ドローンを提供するとの申し出(記事には書いていないが地元警察から提案があったらしい)を断った。また会場で携帯通信の無線が弱かったため、通信新郷をブースト(増幅)する装置を持ってこなかった。(だから地元警察と米シークレット・サービス、あるいは米シークレット・サービス内での無線通信ができなかった)さらに、ドローンを検出するシステムが持ち込まれたが、肝心な時、その装置は機能しなかった。だから、わずか20歳の犯人が、$3B(日本円で、4、500億円の連邦組織に対して、技術的に有利になった。” 米シークレット・サービスは、ドローン監視、ドローン検出、無線通信、等々で犯人よりも劣っていた。

2024年8月1日 ニューヨークタイムズ紙

念のため、米シークレット・サービスは、は、年間予算$3B(30億ドル 日本円で約4,500億円)で、5~6千人の職員を抱える巨大組織。にも係わらず、開発費は年間わずか$4M (4百万ドル 日本円で6億円)つまり総予算のわずか0.013%しか開発費はない。しかも、その異常に少ない開発予算を、現幹部はさらに半分の$2.2Mに減額しようとしている。こんな低予算で、最先端の技術に対抗して要人警護できるわけがない。

例えばすでに実用化されているのは、自爆ドローンや手りゅう弾等の爆弾投下装置を付けたドローン、または狙撃用ライフルを装備したドローン、またリモート・コントロールできる狙撃ライフルあるいは機関銃、等々がる。(映画の中での話だが、数十年前の”The Jackal” (ジャッカルの日)では、暗殺に無線操縦できる狙撃用の機関銃が使われていた。(暗殺者役は、ブルース・ウイルスが好演していた) 要人警護には数百倍の開発費を予算化し、少なくとも暗殺犯より進んだ先端技術を使いこなせるのが、あるべき姿のはずだ。

監視用ドローン(すでに市販されている)
狙撃用ライフルを搭載したドローン(この他に、爆弾を積んだ自爆ドローンもある)

・米シークレット・サービスの腐敗ぶり
以下は、米上院公聴会で米シークレット・サービスのロナルド・ロー長官代理(チートル前長官の辞任後、昇進した)に、今後、狙撃用ライフルを自らが撃たなくても、ドローン等を使って、要人を暗殺しようとする事は技術的に可能なのか(リスクはあるのか)、と質問した。

ジョン・コーリン上院議員が米シークレット・サービスのロナルド・ロー長官代理に武器化したドローンが要人暗殺に使われる危険について質問した

この質問に対して、ロー長官代理の答弁は、
”It is a potential threat vector." それ(武器化されたドローン)は潜在な脅威となるの方向だ)

ボンジーノ氏は、こんないかにもエリート官僚が使いそうな、”持って回った”言い方で、いかにも”自分は賢い”、と言いたげな、”周りを見下し”(慇懃無礼な)物言いは到底受け入れられない。(私も個人的にこのような官僚的答弁とものの言い方は大嫌いだ。毛嫌いする人が多い、トランプ大統領候補のざっくばらんな、我々一人一人に語りかけるような、気取りのない”ものの言い方”、”喋り方”のほうがはるかに好きだ。

ロー長官代理の紋切型の官僚答弁(CTA Cover Their Assesの典型)

反トランプ派で、その”喋り方が嫌いだ”、というみなさんは、このロー長官代理のような官僚答弁のほうが好きなのだろうか? そうだとしたら、もう私にはそうした人達を説得する能力はないし、”好きか嫌いか”の議論では何事も前に進まない、と思う。

そもそもこのロー長官代理が、トランプ陣営からの複数回に及ぶ警護体制強化の要請を却下し続けた張本人であり、暗殺未遂事件の実際の責任者だった。なぜこんな人物が前長官の辞任によって自動的に昇進したのか?(ロー長官代理はチートル長官の元では要人警護の実際の執行責任者であったのだから、暗殺未遂事件を起こした本当の責任者であるはず。その意味で、責任はすでに辞任したチートル前長官よりも重いはず。さらに、このロー長官代理は、要人警護の執行責任者として、大統領候補の暗殺未遂を未然に防げなかった事で、自らの職務執行能力がないことを証明した。そんな幹部は本来ならチートル前長官とともに、解雇されなければならなかった。悔しい事に、ここでもCTA(Cover Their Asses 上司の責任を隠蔽し、上司を守れ)がそのままこの組織で生きているという事が分かる。今のままでは、米シークレット・サービスには、要人警護の能力はないし、今後も警護できる体制にあるとは思えない。

ここで、ボンジーノ氏を擁護する。”では、お前はその危機を知りながら、今頃になって批判するだけで、なぜ体制改革をしなかったのか?”とのボンジーノ氏に対する批判があるようだ。しかし、ボンジーノ氏は, これまで20年間にわたり、3冊の米シークレット・サービスの暴露本をだし、(本人は明言こそしていないが)、私財をなげうって米下院議員に立候補し(残念だが落選)、またFOXニュースにゲストとして定期的に出演し(FOX Friendsとして)、またラジオ番組、そしてこのRumbleを通じて、問題を提議し続けてきた。

ちなみにボンジーノ氏は、米シークレット・サービスののTS(Tranportation Service) 警護対象の要人の移動を警護する職につき、オバマ大統領の警護にあたった。この職務は、組織内でのいわゆる出世コースからは外れたポジションだ。

オバマ大統領を警護するダン・ボンジーノ氏(サングラスの男性)

この職務は、警護任務の中でもっともDierty and Danger (汚れ仕事で危険)と呼ばれている。内部では”Door Kickers”、とも呼ばれているが、これは、例えばTVドラマのSWATチームが犯人の立てこもる部屋のドアを、最初に足出けってドアを開ける役、つまり最初に犯人に身をさらす最も危険な役回り、という意味。

しかし、上司に正論をはいて盾突き、上司から毛嫌いされるエージェント(つまり非常に優秀なエージェント)は、CSU (Counter Surveillance Unit) と呼ばれ、警護現場に通常は1週間程度前から先乗りし、要人警護の抜け穴がないか、またどのようなリスクがあり、そのリスクに対してどのような警護体制をとるのか、報告書にまとめて、当日の警護体制なり計画立案に給するという、最も重要な職務とのこと。つまり本部につめている幹部の上司は、できるだけ遠いところに、かつできるだけ長く、その目障りな部下を離しておきたいので、この職務に任命するらしい。今回のトランプ大統領候補の暗殺未遂事件では、このCSUが出動していなかったのではないか、と言われている。

・米上院議会での公聴会

2024年8月3日 米シークレット・サービスの失敗を暴く新しいビデオ

NEWS MAX TV(保守派ネットTV局の一つ)がロン・ジョンソン上院議員を招き、上院公聴会でのトランプ大統領候補の暗殺未遂事件についての公聴会の模様をヒヤリングした。ジョンソン上院議員は、この暗殺未遂事件がなぜ未然に防げなかったのか、その問題点を明らかにするため、絶対に必要なTIME TABLE(正確に時系列に起こった事をリスト化したもの)を整理している。ボンジーノ氏もこのジョンソン上院議員の調査分析、そして公聴会での的確な質問(今まではロー長官代理に向けた諮問)を高く評価している。

ロン・ジョンソン上院義銀が上院王朝会でのやり取りを紹介した”2回銃撃を受けながら、スマホでビデオを撮った勇敢な男性がいた”と証言

暗殺未遂事件当日の5:45PMには、米シークレット・サービスのCS(カウンター・スナイパー・チーム)の一つが、容疑者の写真を受け取り、かつその場所の連絡を受けtた、と認めている。これは犯人が狙撃を始めた6:11PMまで26分も前の事だった。この情報は、地元警察(主に演説会場の地上警部にあたっていたバトラー市警察とカウンター・スナイパー・チームを派遣したビーバー郡警察)からのものだった。各々の地元警察はすでに、多くの証言を公表している。この意味は、暗殺未遂の26分も前の通報だったので、暗殺を防ぐ十二分な時間があったはず、という事を意味する。

また一般市民からも、スマホで撮影した容疑者のビデオと写真がネット上に公表されている。しかし、この決定的情報が、米シークレット・サービスの全チームにまで連絡されたかは不明。おそらく。カウンター・スナイパー・チームの一つだけが知ってのではないか?

5:45 容疑者の写真と場所を米シークレット・サービスののカウンター・スナイパーの2チームのうちの1チームは受け取っていた、と認めた。

そして、銃撃の3分前の6:08から容疑者が、銃撃がされたAGRビルの屋上に容疑者が這い上っている模様がビデオにとられている。自身が2度の銃撃を受けたがビデオ撮影した勇敢な男性もビデオをとっていた。

なぜ容疑者発見の連絡があって26分も後、しかも、実際に銃撃が始まってから、米シークレット・サービスのカウンター・スナイパー・チームは犯人を撃ったのか、その間何があったのか、大至急調査しなければならない。だから明日にでも、そのカウンター・スナイパー・チームを証人喚問しなければならない。

ジョンソン上院議員はカウンタ^スナイパーチームの承認喚問を要求した


2. 8/1付け報道 (1.32M回再生)

・ロー長官代理の証言
米シークレット・サービスには犯人についての事前情報はなかった、と証言した。しかし、先に紹介したように、地元警察から少なくともカウンター・スナイパ・チームの一つには5:45PMに通告があったことを、そのカウンター・スナイパー・チームは認めている。従い、宣誓下でのロー長官代理のこの証言は、虚偽証言に問われる可能性もあるが、どういって言い逃れするのか?

8月1日米公聴会で事前警告はなかった、と証言したロー長官代理

さらにロー長官代理は、”There is a working issue at 3 o'clock" 3時の方向で調査中の事象がある、と証言した。しかし、以下のビデオのスクリーンショットを見ると、赤丸の中で人影らしいものが見える。この写真でははっきりとは分からないが、実際のビデオ 13:06/1:00:26 を見るとはっきりと人が動いているのが分かるはず。このビデオは望遠レンズ付きのプロ用ビデオカメラで撮られたものではなく、聴衆が自分のスマホで撮影したもの。

警護対象者(トランプ大統領候補)から見て”3時”の方向に、赤丸で記された犯人が見えるビデオが公開された。(実際のビデオだと、AGRビルの屋根にはっきりと人が動いているのが分かる)

これは、少なくとも銃撃尾90秒前に犯人に気が付いた人がいる、という事を示している。なぜ、これほどの決定的情報を米シークレット・サービスは知らなかったのか?望遠レンズ越しに監視していたカウンター・スナイパー・チームは本当にこのシーンを見逃していたのか、それとも実際には気づいていたのか?(少なくとも2つのチームのち、一つは地元警察から通報がった事を認めているのに)

双眼鏡で周囲を監視する米シークレット・サービスのカウンター・スナイパー・チーム(おそらくこのチームが暗殺犯人を射殺したチームのように見える、(帽子の形)

negligence and malfeasance (公務員の職務怠慢と不正行為)

バイデン大統領は国民の税金を浪費して、間違いなく家族同伴で、海外出張している(どう考えてもこのレームダック化して現状では、退任記念旅行としか思えない)といっても、民主党だけでなく共和党の退職間際の大統領はみなこの記念旅行をしているから、バイデン大統領だけではない。

しかし、今この時、米シークレット・サービスが警護しなければならない警護対象者は、少なくとも5人はいる。バイデン大統領、トランプ大統領候補、JDヴァンス副大統領候補、ハリス大統領候補、そしてまだ未定の民主党副大統領候補(私はこの5人に、もう一人の大統領候補であるRFケネディー上院議員を入れて欲しい)そして肝心の米シークレット・サービスが失態を示し議会の公聴会でもしどろもどろの証言しかできない、この状況で、大統領が人気に記念旅行している場合なのだろうか?

私には、バイデン大統領が立候補を自認したのに現職大統領の椅子にはしがみついているのは、この記念旅行他の大統領特権を今のうちに楽しんでおこう、という惨めで小人的な欲望のため、としか思えない、

・左翼の得意技である捏造報道

7/31トランプ大統領候補は、NABJ (National Association of Black Journalists)黒人ジャーナリストの全米協会で演説する予定だったのが30分ほど演説が遅れた。その事を、”鬼の首をとった”ように、左翼メディアは、”黒人のみなさん、これでトランプが黒人をどれほど軽視しているかわかったでしょう”、とはやし立てた。このポストは、MSNBC(言わずと知れたCNNと並び称される(?)左翼メディアの一つ、のコメンテータのもの。(ただし私は、そもそもCNNもMSーNBCも観ないので、この評論家も全く知らないが)

トランプの演説が遅れたおめでとうとNABJにコメントした左翼ジャーナリストのXポスト

実際には、下のポストで明らかなように、トランプ大統領は会場の機材故障(ビデオ・オーディオか証明等の設備)のため、足止めをくらい、演説が送れただけだ、と証言した。

私はまだ待っている。機材故障のためで、私が遅れた分けじゃない、とのトランプ大統領候補のXポスト

次の例は、おそらくはそのNABJでのインタビューに答えた時のもの。(はっきりと明示はされていないが、ボンジーノ。ショーの流れから、そうではないかと推測した)

トランプ大統領候補へのインタビュー

トランプ元大統領が、ハリス大統領についてどう思うか、と質問されたときの返答。例によって左翼メディアからは、”だからトランプは人種差別主義者だ!”、とレッテルを張られるだろう。

しかし、トランプ元大統領が言っているのは、何もおかしい事はない。カマラハリス副大統領は、元々は、”自分はアメリカン・ネイティブ(インディアン)の血を引いている”、と自分ガマイノリティーだと主張していた。その主張で、政界に進出してきたのは事実だ。しかし、いつの間にか、彼女は、”自分は黒人だ”、と言い始めた。私はインディアンでも黒人でも差別しない。しかしメディアはなぜこの主張の大きな変化を取り上げないのか?

司会者(誰だか分からないが、言い方は明らかに左翼)は、”ハリス氏はずっと黒人と主張している。”、と自分で嘘だと分かっているはずなのに、恥も外聞のなく、そんな大嘘をいけしゃあしゃあとつく。

昔からカマラを知っているが、インディアンの血を引いているとして政界に入ったのに、いつのまにか黒人系だと自分の出身ヲ変えた。私はインディアンだろうと黒人だとうと差別いない。しかし、メディアは何故この事を取り上げないのか?

さらに、青い別の司会者(どうもABCのアンカーらしいが、きわめて失礼な質問ではない、トランプ批判をし、最後に質問を付けてそれらいくみせかけた)40:51/1:00:23

"You've used words like animal and rabbit to describe district attorneys. You've attacked black journalists, calling them a loser, saying the questions that they ask are, quote, stupid and racist. You've had dinner with a white supremacist at your Mar-a-Largo resort.
So my questions sir, now that you are asking black supporters to vote for you., why should back voters trust you after you have used language like that?" 
”あなたはこれまで、獣とかウサギとか侮蔑的な言葉で地方検事を侮辱してきた。あなたは黒人ジャーナリストを、負け犬たちと称し、彼らがする質問は、”間抜けで人種差別主義者”、だと決めつけた。(一方で)あなたは白人至上主義者達とマーラーゴの避暑地で夕食をとってきた。
そこで私の質問は、黒人に投票しろと言えるのか、なぜこのような言葉を使ってきたあなたに、黒人の有権者にあなたを信用しろと言えるのか?”

この黒人司会者の、質問とも言えない主張は、我が国の野党議員とか、東京新聞の有名女性記者とかの、やり方と同じだと思いませんか?私には、逆に我が国の左翼政治家やメディアは、アメリカのこのような左翼メディアの汚いやり方(相手をなんとしてでも貶めようとする)を真似しているように思えます。

確かに、トランプ元大統領は、特たしかにそうした言い方をしてきたのは事実です。そのことをもって、トランプは言い方が攻撃的で品がない、と我が国メディアと一部保守派論客は避難します。

しかし、賢明なみなさんには自明の理と思いますが、トランプ大統領候補がそのような侮蔑的で攻撃的な言葉で戦ってきたのは、特定の左翼主義者(地方検事だろうと、白人だろうと、黒人、インディア、アジア系だろうと、誰であれ)で国益に反し、一般民衆のためにならない言動や行いをするものに限られています。

トランプ元大統領には、人種を超えて多くの支援者がいます。事実多くの調査が、前回大統領選に比べて今回は、トランプ大統領候補は、黒人層、ヒスパニック層からの支持率が急伸していることが分かる。黒人層がたよりのハリス大統領候補と左翼メディアは、その黒人層のトランプ支持者が増えるのを警戒して、このようなインタビューになったものと私は考えます。

ちなみに、トランプ元大統領がこの悪意に満ちた主張に対してどう受け答えしたのか、一言でいうと、随分政治家らしい、まるで安倍政権時代の菅官房長のように、かるくいなした、というところです。

他にも伝えたい貴重な情報が多くあります、特に今週初めから中盤にかけて、米シークレット・サービスの信じられないような失態やその失態を糊塗しようとした虚偽答弁等が次々に分かってきている。おそらく我が国のメディアも保守系論客のほとんども取り上げないだろう、そうした新事実を次回以降に紹介したいと思う。

・JDヴァンス副大統領候補
今、ヴァンス副大統領候補にも左翼メディアの攻撃の矛先が向き、特に女性有権者に向けて、ヴァンス副大統領候補への事実無根で悪意に見たい誹謗中傷が集中している。

昨日のボンジーノ氏のラジオ番組にヴァンス副大統領候補がゲスト出演(電話)した。その一部を紹介している、。なお、ボンジーノ氏は、番組視聴者だけでなく、リベラル派を自称する有権者にも、ヴァンス氏とはどんな人物なのか、しっかり目をあけて、彼の経歴と実績を見て欲しいと訴えた。

ヴァンス副大統領候補の自著と映画についてボンジーノとヴァンス副大統領候補の電話会談

ヴァンス副大統領は、自身の著作”Hillbilly Elegy" 田舎ものの哀歌、そしてその映画化されたもので、自分がこれまでの人生を描き、特に自分の母親がフェンタニル中毒になり、母親としてのやさしさを忘れ、人間としての尊厳まで徐々に無くしていったのか、そしてどんな思いで母親をフェンタニル中毒から救ったのか、その体験をなまなましく語っている。

著作

ヴァンス副大統領は、自分の母親は幸いに麻薬中毒の治療がきき、立ち直る事ができたが、多くの中毒患者は治療の効果がなく亡くなるケースが非常の多い。麻薬中毒は患者だけでなくその家族にとっても、癒しようのない悲劇だ。まず国境の解放をやめて、フェンタニル他のの麻薬の密輸を根絶やしにしなければならない、との強い政治信念を持っている。その政治信念は人気取りでは決してなく、自分の体験をもとにしたものだ。

ボンジーノ氏は、視聴者に対して、”ヴァンス氏に投票する義務は感じなくても良い。しかし、ヴァンス副大統領が自分の母親とフェンタニル中毒と戦ってきたのか、そして中毒治療が効果なかった患者とその家族に対して、どれほど強い責任感を覚えているのか、それだけは分かった欲しい、と訴えた。

なお、ボンジーノ氏の母親はフェンタニル中毒から治療のおかげと家族の支えがあり、ここ10年間は薬物に依存がもとで亡くったようだ。

映画版

・バイデン政権の国境開放とハリス副大統領の言動

そして、バイデン/ハリス政権下での国境の実質的開放がアメリカに、凶悪犯罪だけでなく、フェンタニル等の麻薬災害をもたらしたのか、思い起こして欲しい。

ハリス副大統領は、国境問題担当、とバイデン大統領から指名されたものの、何の対策も取らずただ傍観していた。しびれを切らした記者から、”何故国境を視察しないのか”、と質問され、”だって、私は欧州にさえいっていない”、とまるっきりトンチンカンな受け答えをして保守層から失笑を買った事がある。またその間の抜けた回答に加えて、”カカカカ、カッアー”、とまるで怪鳥のようなケタタマシイ声というか音を出して笑い、その笑いでごまかそうとした事を記憶している。

そして、言うに事かいて、”国境問題の根本原因の対策のため”、と称して実質的には、中南米数ケ国にただの観光旅行に行ってお茶を濁した。

さしもの左翼メディアでさえ、実質的な国境開放がどれだけアメリカ社会を蝕んでいるか、無視できなくなり、しつこく入る副大統領に国境視察を要求し続けたところ、国境(アリゾナ州だったと思う)から何マイルも離れた安全な街を訪問しただけだった。

そして実質的な大統領候補になってから、左翼メディアは、”She is not the border Czar” ハリス副大統領は国境責任者ではない(Czarとはロシア皇帝を含むいわゆる皇帝を意味するが、この場合は、政府責任者という意味)と、またまた大嘘を平気で喧伝している。(おそらくはただの言葉遊びで、Czar皇帝ではない、という意味だろうが、そんな戯言を信じるアメリカ国民がいることが不思議だ。といっても我が国の国民も同様だろうが)

バイデン政権は、せっかくトランプ政権が進めていた”国境の壁”工事を強制的に中止しただけでなく、工事の仕掛材料の支払いまで拒否した。このため、国境には壁の資材が長い間野ざらしになっていた。私のうろ覚えだが、我が国の保守派の論客にも、”国境を壁で守るというのは前近代的でありナンセンスだ”、と酷評していたものも少なくなかった。

しかし、あまりにも大量の不法移民の処置に手をやいた左翼地方政府(ニューヨークやカリフォルニアの大都市を中心に)からの圧力があり、ようやく国境の保全策をとったのは、信じられない愚行としか思えないが、トランプ政権下で進められていた、国境の壁工事の再開だった。これはアメリカ人にとり笑ってすまされる話ではない。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
感想やご批評または反論などあれば、ぜひ教えてください。
私にできる範囲で、調べて回答したい、と思います。


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