人生で初めて”生き急いでいる”と気付いた瞬間
こんにちは。オーストラリアワーホリ中のモモです。
私の趣味は旅行です。
大学生の頃、稼いだバイト代は全て旅行に費やしていました。特に海外旅行が好きで海外の異文化や空気を感じたり、日本にはない風景、歴史的建造物、そして人々に触れられる経験が大好きでした。ワーホリを選択し海外に飛び出たのも、旅行を通じて自分の知らない世界を開拓したいという気持ちが根底にあったからだと思います。英語学習や仕事など今までの行動力の原点は全て「旅行がしたい」という気持ちが中心にありました。
そして先月初めて、オーストラリアのハミルトン島に行きました。
オーストラリアで一番行きたい場所で、なんとしてでもハートリーフとホワイトヘブンビーチは死ぬまでに絶対に見たい。そう願い続けた夢の場所でした。そしてそれは間違いなく、今まで見た景色の中で一番の絶景でした。
SNSや家族LINEでハミルトン島の写真を見せて送ったときに、私も人生で一度は行きたい、羨ましい、ととても反響が大きかったです。
そのとき同時に、私の中の旅行欲が少し変わったのを感じました。
本当に人生で見たい景色の一つだったけど、本当に今この瞬間に見るべき景色だったのだろうか。私だけがこの景色を見てよかったんだろうか。この素敵な景色を家族、友達など全員に見てもらって一緒に感動したかったな。ハミルトン島はハネムーンでも人気の場所なので、ハネムーンのときに大切な人とこの景色を見ていたらどれだけ幸せなのだろう。など。
こんな感覚になったのは初めてでした。
人間いつ死ぬかわからないから健康なうちにやりたいと思ったことはできるだけ早くやる。それが私の行動基準です。”できるだけ早く”というのが肝で、そのためなら一人旅であっても飛び出していくような性格でした。
しかしハミルトン旅行を通じて初めて、自分の旅行欲が抑えられた感覚があったのと、”生き急いでいる”と言える自分の行動に少し疑問を抱きました。今までの自分の行動はあくまで自分のためだったけど、誰かと一緒にこの景色を見て共有したい。今そう思える相手は家族や友達以外にはいないけれど、結婚相手ってこういう気持ちに思える人なのかな、と初めて気付きました。
そんなことを言っても、行きたいところは沢山あります。
オーストラリアだとエアーズロックやロットネスト島は絶対に行きたい。海外だとアメリカ、スペイン、ギリシャ、トルコ、エジプト、上海、韓国などなど。知らない世界は沢山あります。でもそれらを今後はただ行くんじゃなくて、行きたいと思える相手とタイミングで、スピリチュアル的に言うと”呼ばれている”と感じたときに行きたいなと思いました。そのためにはまずは日頃の縁を大切にすること、毎日を丁寧に生きて、自分の周りに起こっている感情や環境の変化に気付ける人になること、これらが大事なのかなと思いました。