自分だけの旅

もう3ヶ月も前になりますが、4年ぶりに京都と奈良へ行ってきました。 住んでいる東京から2時間以上かかる移動の旅は本当に久しぶりだったので、移動時間もあっという間に感じました。 20代までは旅行となると、行きたいお店や観光地をピックアップしてなるべくたくさん行く、予定を詰め込むような旅のしかたをしていました。少し長くヨーロッパを旅行した時も、3週間の間に4カ国も周るような結構タイトなスケジュールを組んだり… 観光名所をたくさん巡る旅も楽しかったけれど、今は「ゆとり」を持てる

あえて失敗作を載せてみる

フィルムカメラはPENTAX SPを使っていて、ずっとしまったままだったolympus XAがあったことを思い出して使ってみました。 olympus XAは1979年に発売されたコンパクトフィルムカメラ。カメラ部門で初めてグッドデザイン賞を受賞したそうです。 説明書もなかったので、「写ルンです」で撮るような感覚でパシャパシャ撮っていたら、ピントが全然合っていない写真が結構ありました笑　 どこに載せないのも勿体ないので、あえて失敗作を何枚か載せてみます。 ピントが合ってない

十二月という月

この時に木下龍也さんの「あなたのための短歌集」という本を買いました。 依頼者からのお題を元に作られた短歌が収録されています。 その中で「12月」というお題で書かれた短歌が印象に残りました。 12月は独特な雰囲気があると思う。クリスマスとお正月があって、街も賑やかになって、一瞬で過ぎ去った忙しなかったけど楽しかった12月。 2年前の年末に、ふと思い立って都内のホテルに泊まりに行き、デパートでスイーツや好きなご飯を買って、部屋で読書をしたりして過ごした時間がとても幸せで、去

本屋さんを貸切で

本屋さんを貸し切って、本を選ぶなんて本好きとしては一度はやってみたかったことが新年早々実現しました。大船にあるポルヴェニールブックストアさんで対話型個別選書の実施を知り、早速申し込み。表紙やタイトルを見て気に入ったもの、店主さんおすすめの本など計7冊も。持って帰るのが重かった笑 最近、本を探しに本屋さんに行くのではなく、あらかじめ買いたい本が決まってる場合が多い。ですがこちらのお店はまさに「好きな本と出会う」本屋さん。大型書店で目立つところには置かれていないような、見逃され

心を豊かにしてくれたもの

今年買って良かったもの。日用品じゃなく、心を豊かにしてくれたものを選ぶと写真集とレコードとコーヒーかな。活字を読む気になれない時も写真集はパラパラ見てるだけで、作品の世界に浸れて気持ちを鎮めてくれます。 スティーブン・ショアの名前は前から知っていたけど、たまたま本屋さんでこちらの写真集を見つけて購入。ショアの作品では「Uncommon Places」が有名ですが、この写真集は35ミリフィルムで撮られた作品が収められています。この写真集を見終わってすぐに「Uncommon P

自分の写真が好きになった

久しぶりにフィルムカメラで写真を撮りました。現象はいつも近くの家電量販店などで頼んでいましたが、今回初めて山本寫眞機店さんでお願いしました。明るさや色味も全て「おまかせ」にしたんですが、出来上がってきた写真の色合いが、もうすごく好きで。「私写真上手くなってない？」と錯覚しました笑　 フィルムで撮るのがますます楽しくなってしまいました。

300年継がれていく名前–初めての襲名披露公演–

11月に十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演を観に行ってきました。当初は2020年に予定されていましたが、コロナにより2年半遅れての公演。 市川團十郎は江戸時代から300年以上も続く大名跡。今回初めて生で「睨み」を見られて、迫力に鳥肌が立ちました。（睨みとは成田屋を継承する歌舞伎の一門、市川團十郎家にのみ伝わる技法。睨みを見ると1年間無病息災で過ごせると信じられています。） 歌舞伎独特の隈取りと呼ばれるお化粧をし始めたのも初代市川團十郎と言われているそうで、今にも続く歌舞伎の

言葉より写真で

冬が始まったばかりだけど、あっという間に桜が咲く季節になるんだろうなぁと思いつつ、忘れないように今年の秋の記録を。言葉で綴るより、写真で残すほうが今の私に合ってるなと感じるので、フィルムでもデジタルでもたくさん写真を撮った秋でした。 たくさん写真集を買って、見て、自分の「好き」を写真以外でもたくさん発見できました。あの時半ば強制的に休んでよかったなと振り返ると思います。

光を撮る

この季節になると、部屋の奥まで光が入ってきてとてもきれいです。 何とかその光の風景を写真に収めようとしてしまいます。 カメラから遠ざかってた時もあったけれど、撮りはじめると夢中になって楽しくなっちゃう。最近出かける時はちゃんとカメラを持って行くようになりました。あと、写真集をたくさん見るようにもなりました。その影響もあってか身近なところでも撮るのが楽しくなってきた。でもやっぱり旅が好きだから、たまには日常と離れたところにも行きたいけれど。

恋しくなる場所

映画「パリ」の感想を書いていたら、パリへ行った時のことが懐かしく思えてきて、写真を集めてみました。 初めて行ったヨーロッパの国がフランス（パリ）で12時間という長時間飛行機に乗ったのも初めてでした。映画やテレビで見た街に実際に立ったときは、日本とは全てが違って何だか夢の中にいるような感じがしました。 ちなみに、シテ島に建つノートルダム寺院。数年前火事に遭って一部が消失してしまいましたが、以前は屋上に上がれてパリの街並みが一望できました。 パリの真ん中にあるので、ノートルダ

晴れじゃなくてもいい

写真を撮るなら光が綺麗な晴れの日が良いに決まってる。と思っていました。 けれど、コスモスを撮りに行った日は雨で季節外れの寒さ。傘をさしながらカメラを雨から守りつつ撮る。晴れの日と比べ行動が制限されたけれど、撮ったことのないシチュエーションでなかなか面白かったです。 雨で体が冷えて、その後入ったカフェで飲んだラテが体に沁みました。 昭和記念公園に行ったのですが、コスモスの季節ということで晴れだったらきっとすごい人出だったと思います。 この日はコスモス畑も人がいなく、フォト

タバコ吸ったことないし煙は苦手だけど…タバコを吸う仕草が好き。