ロシアに迫る崩壊の波w支持率が、アメリカが、ウクライナ軍がプーチンに王手をかけていくw
中国の人民元大暴落ネタの続報を待っているのだが、それ以上に新型lコロナの感染爆発で終わらないロックダウンに各地で暴動が起きている件の方に比重が傾いていて、なかなか取り上げたい経済崩壊の方向に報道が向いていかない。中途半端に記事を配信するよりも、チェックすべき動きを見せているロシア情勢を先時に片付けたいと思う。
●プーチンの支持率は実質20%?ロシアを離れた人がツィートで真実を明かし始める●
ロシア関連の記事を休んでいる間、プーチンはルーブルの暴落防止の為に為替での取引に制限をかけた。つまり、無理やり固定相場制へ持ち込んでハイパーインフレの発生を阻止しようということなのだが、ルーブルの価値を表面上は保っても、決済ができない以上、制裁にはなんら抵抗したことにはならない。しかも、実質的に自分から自由貿易の道をふさいだことになるので、ロシア国内の物資不足は今後より激しさを増すことになるはずだ。
そんな状況にあって、ロシア国民はまだプーチンを80%以上も支持している、というのが日本メディアの認識であり、それに沿って報道がされている。だが、実際はそうではない、ということのようなのだ。
大山麻稀子氏のツィートになる。
大山麻稀子
@maki_ohyama
ロシア国内のプーチン氏支持率。
日本語の報道:80%以上。
ロシア人の友人:実質20-30%。
支持率調査にまともに答える人はほとんどいない。10人に1人くらい。特に電話による調査は警戒する。
https://twitter.com/maki_ohyama/status/1519213324730515457?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1519213324730515457%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220428-00203841786-putler
まぁ、日本メディアはロシア発の情報を一切検証も疑いもせず、日本語に翻訳して垂れ流すのみ、の失礼外相ラブロフ編集の広報紙のようなものだ。日本のツイッター界隈も、工作員が陰謀論の形でフェイクを流すのが関の山で、変化球は斜め上のウクライナ批判を展開するロシアン橋下くらいというところだろう。特に新聞社はモスクワにも支社を置き、独自取材ができる態勢にあるはずが、横並びでロシア政府発表だけを伝えているあたり、完全に懐柔されてしまっていると見てよさそうだ。電通から分かれた醜い双子の共同と時事の通信ブラザースも、反日バイアスや親ロバイアスをかけた記事を垂れ流すので見る価値がない。改めて、日本の報道機関は惨憺たる有様であると言えるだろう。
こういう背景があってのプーチン支持率80%ということなので、この時点で眉唾でしかないのだが、今回紹介したツィートはロシア政府フィルターを通していないネタなので、是非紹介したいと感じたわけだ。特に、電話による支持率調査の場合、プーチン支持と答えるしかない、というあたりに全体主義ソ連の影を色濃く感じることができる。まさにジョージ・オーウェルの「1984」リアル版だ。
で、なぜにそんなことまでして、ロシア国民はプーチンを強く支持しているよ、と演出しなければならないのか?と言えば、プーチンが恐れているのは支持率しかないから、なのだ。
サーシカ氏おツィートになる。
サーシカ
@SashaIvanov2053
プーチンは完全にドツボにはまりこんでしまいましたよね。ウクライナから撤退すれば支持率が下がって政権崩壊の危機だし、戦いを続けるとロシア軍の損害は増える一方だし。まさに引くも地獄、進むも地獄だな
https://twitter.com/SashaIvanov2053/status/1518444976861941760?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1518444976861941760%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220428-00203841786-putler
この「支持率で右往左往する大統領」の構図は、韓国の文在寅も全く同じだった。支持率が下がれば泡を食って日本が悪い!と反日演説を繰り出して数字を上げようと腐心する。ロシアの場合は、ネオナチが悪い!でウクライナ侵攻を続けているのだが、図式は同じでも悪者設定が弱過ぎて、嫌戦ムードが勝ってしまっている状況だ。だが、こんなにっちもさっちもいかない事態に置かれて、更に支持率20%です、となってしまうと、今度は開き直って虐殺や核兵器の使用といったもっと悲惨な手段を使いだすかもしれない。逆に文句は溜まっていても支持率だけは高水準をキープできていれば、今のグダグダな方針を変えられない、そんな印象にさえある。なので、統制を受け入れている振りをしながら、ロシア国民がこれ以上プーチンの暴走を許さないようにしている、ようにも見えるわけだ。
実際にはどうだか知らないけどねw
●え?ロシア大手銀行を退職してウクライナの義勇軍に参加だって?w●
最初、このネタを読んだ時は、スパイとして送り込んでウクライナ軍を混乱させる為か?と思ったのだが、どうも本当にロシアのやり方に嫌気がさして、故郷であるウクライナの力になろうということらしい。まぁ、職業柄、ロシア経済が近い将来崩壊することがわかっているので、捨てやすいということもありそうだがw
CNNの記事になる。
ロシア大手銀行幹部が辞職して故郷ウクライナへ、領土防衛軍への参加を希望
4/28(木) 13:19配信 CNN.co.jp
(CNN) ロシアのエネルギー大手ガスプロム傘下企業で、同国最大の民間銀行の一つ、ガスプロムバンクのバイスプレジデント、イゴール・ボロブエフ氏は、ウクライナでの戦争に反対して職を辞し、ロシアを離れた。ウクライナ首都キーウ(キエフ)の領土防衛に参加する予定だ。ロシアの独立系オンラインメディア「ジ・インサイダー」のインタビューで語った。
「これ以上ロシアにいることはできなかった。私はウクライナ国籍で、アフティルカで生まれた。ロシアが私の祖国にしていることを外から傍観してはいられなかった」とジ・インサイダーがユーチューブに投稿したビデオでボロブエフ氏は話した。
ビデオの中で同氏は、ロシアのパスポートを持っているにもかかわらずなんとかキエフにたどり着けたと主張し、「勝利までウクライナにとどまりたい」と語った。
ロシアを後にした理由については、「私の祖国は今、危険にさらされている。アフティルカに住む父や、私の親戚、知人、友人が殺されようとしているなかで、満足に食事をし、満たされた生活を送ることはできない」と話した。父親は1カ月間、寒い地下室で過ごしたが、今は安全だと付け加えた。
ボロブエフ氏は、2月24日のロシアによる侵攻以来、ウクライナのために戦い、ウクライナ領土防衛に参加することを考えてきたとも語った。
同氏はウクライナで行われた残虐行為と戦争犯罪に言及し、「これはプーチン、ロシア当局、そして実際のところ、ロシア国民の犯罪だ」と指摘した。
同氏は過去6年間ガスプロムバンクに勤務し、それ以前は16年超ガスプロムで働いたという。
CNNは確認のためガスプロムバンクに問い合わせている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/deb93898c58a51bd068ecb29cedb520b356745dd
ウクライナ侵攻が始まってから、ゼレンスキーがアヴェンジャースみたいだ、というネタを取り扱ったこともあり、どうにもアメコミのヒーロー物語とリンクさせて考えてしまうのだが、こういう敵を裏切って加勢したいと立ち上がる一般人みたいなケースまで出てくると、どこかで映画撮影用のカメラが回っているんじゃないか?とまで感じてしまう。こうなるのも、ロシアとウクライナの関係が親戚みたいな部分があるからこそ起きる、でもあるのだろうが、隣国同士の紛争ではあまり聞かないケースだと言えるだろう。
だが、こんなことが起こるほどロシア国内の真の声はプーチン不支持に傾いていることの表れではないかと思う。実質支持率20%は疑う余地はなさそうだ。
●アメリカの狙いはウクライナ救援ではなく、ロシア連邦の解体だった模様●
皮肉なものだ。右派のトランプが二期目を務めていれば、ロシアは強国の仮面を被ったままでいられたのにw左翼のバイデンに代わって、逆に似て非なる極左ロシアを厳しく締め上げる方針を打ち出されて、ウクライナへ出兵させられ、今や世界の孤児にさせられてしまったとは。
現代ビジネスの記事になる。
プーチン体制、ついに「終了」か…とうとう米国が「ロシア打倒」に本気を出した!
4/29(金) 7:02配信 現代ビジネス
米国の姿勢が明らかに変わった
米国がウクライナ戦争の戦略を大転換した。戦争の目的を「ウクライナ防衛」から、事実上の「ロシア打倒」に切り替えたのだ。これに対して、ロシアはこれまで以上に「核の使用」をちらつかせて、威嚇している。米国は核戦争に陥る危険を、どう評価しているのか。
私は4月15日公開コラムで「米国は本気でロシアと対決する覚悟を固めている」と書いた。そう考えた理由は、ジョー・バイデン大統領が「プーチンを権力の座から追い落とせ」などと、強硬発言を繰り返していたからだった。
そんな見方は、最近のロイド・オースチン米国防長官の発言によっても、あらためて裏付けられた。オースチン長官は4月25日、アントニー・ブリンケン米国務長官とともにウクライナの首都キーウを訪問した後、ポーランドで開いた記者会見で、次のように語った。
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〈我々は、ロシアがウクライナ侵攻でやったようなことを(再び)できないようにするまで、弱体化させたい(We want to see Russia weakened)。我々は、彼らが自分の力を極めて迅速に再生産できるような能力を持っていてもらいたくはない〉
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この発言について、記者から真意を問われたホワイトハウスのジェン・サキ報道官は25日の会見で、こう答えた。
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〈プーチン大統領は2カ月前、演説でウクライナを飲み込み、彼らの主権と領土を奪取したい、という野望を語っていた。彼らはそれに失敗したが、いまや、その先に行こうとしている。国防長官が言ったのは、そんな事態が起きないようにするのが我々の目的、ということだ。たしかに、戦争はウクライナで起きている。だが、我々はロシアが力を尽くし、プーチン大統領がいま以上に目標を拡大するのを阻止しようとしている〉
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すると、記者から「ホワイトハウスには、長官発言がロシア国内で『西側は我々をやっつけようとしている。封じ込めようとしている』と受け止められ、それが『プーチンの権力を強める結果になる』という懸念はなかったのか」と質問が飛んだ。
報道官はこう答えた。
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〈いいえ。長官の発言は「プーチン大統領を追い返すために、できることはなんでもやる」という我々とバイデン大統領、そして長官自身の見方と一致している。プーチンはウクライナを征服し、領土と主権を奪いたいのだ。そして、2カ月前に彼が抱いていた野望はいま、その先に進もうとしている(go beyond that)〉
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以上で明らかなように、国防長官の発言は失言ではない。そうではなく、これはバイデン政権で共有された見方なのだ。そして、一連のバイデン発言とも整合的である。振り返れば、バイデン大統領が3月1日の一般教書演説で「彼を捕まえろ」と絶叫したあたりから、政権はウラジーミル・プーチン体制の転覆を視野に入れていた、とみていい。
長官発言を額面通りに受け止めれば「米国はロシア軍が2度と他国を侵略できなくなるまで、徹底的に壊滅する」という話になる。私は、太平洋戦争で敗北した日本の軍部が、米国との戦いとその後の占領政策によって、完全に壊滅させられた例を思い出す。
…
米国は、どこまでやるつもりなのか。
ブリンケン国務長官は26日、米上院外交委員会で「もしも、ウクライナが国の主権と民主主義、独立を守るのが(戦いの)目的であると考えるなら、我々はそれを支持する」と語った。ニューヨーク・タイムズによれば「ウクライナがロシア軍の東部からの追い出しを目指すなら、米国はそれを支援する」という意味だ。これも国防長官発言と整合する。
なぜなら「ロシア軍を壊滅する」と言っても、核戦争の危険を考えれば、米軍が直接ウクライナで、あるいはロシア領土に踏み込んで戦うわけにはいかない。戦場は、あくまでウクライナ領土だ。したがって、ロシア軍殲滅にはウクライナ東部の戦いが鍵になる。つまり「東部から追い出すまで戦う」必要があるのだ。
…
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b6b36e8181c939348002af5f278c39a319dd12
何とも興味深い話だ。
ゼレンスキーはアメリカ議会へのオンライン演説の中で、真珠湾攻撃を持ち出してアメリカへ協力を仰いだわけだが、この現代ビジネスの記事でも日本軍の話が出てくる。つまり、真珠湾攻撃をさせられた日本と同じように、ウクライナに手を出したロシアもその段階で負けが確定していた、ということなのだ。当時も日本は日英同盟を解消して西側の伝手を失い、日独伊三国同盟で枢軸側に回った、ロシアもドイツ、フランスといった仲間から手を切られ、ウクライナに仕掛ける以外の手段がなくなった、それを演出したのは昔も今もアメリカだった、というわけだ。
もちろん、ウクライナ侵攻でのロシア敗北までを想定の上で、アメリカは西側諸国とロシア解体から新憲法の制定といった先の先な部分まで話を進めているだろう。まさに大日本帝国の終焉と同じ轍をロシアに踏ませようということだ。当然、プーチンの処刑とロシア軍の解体までも視野に入れているだろうし、ロシア政府の抱える膨大な負債の処理を領土割譲(地下資源の山分けと言い換えてもいい)までいくかもしれない。
ここからは推測の話になるが、こうした戦後処理は次のターゲットである中国に、台湾に手を出せばロシアのように国がズタズタにされるという見せしめの意味も込めると見ている。なので、情け容赦なくロシアを叩きのめす形で決着をつけるはずだ。中国よ、プーチンの死に様を見てビビりあがるがいい、という感じで。
●ウクライナの反攻開始、いよいよロシア領内に戦線が後退か●
ウクライナ西部のリビウに国境を接するロシア領で起きていた爆発事故は、やはりウクライナ軍による爆撃だったということだ。つまり、いよいよこの戦争は、ロシア軍の侵攻に耐えるウクライナ軍という図式が崩れ、いよいよウクライナがロシア降伏を目指して動き出したということになる。
大変恐縮だが共同通信の記事になる。
大変恐縮だが、共同通信の記事になる。
ウクライナ、無人機で越境攻撃か 大統領府顧問示唆、補給線狙う
4/28(木) 17:33配信 共同通信
【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナと接するロシア西部で弾薬庫や石油関連施設などの爆発が相次いでいる。ウクライナ側は公式には認めていないが、ポドリャク大統領府長官顧問は27日、自国の攻撃であることを示唆。ロシア軍の補給線に打撃を与えるため、無人機(ドローン)などで攻撃を強化しているとみられる。
米シンクタンク「戦争研究所」は27日、無人機かミサイルでウクライナ軍がロシア西部ベルゴロド、ボロネジ両州で補給拠点を攻撃したと分析し、今後、越境攻撃が拡大すると予測した。ロシアが撃墜したと主張するトルコ製攻撃型無人機の画像もインターネット上で出回っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aaa064690d0aeca74a68f1a59d207d4a89647f5
この状況が正しくロシア政府内で伝えられているのかは定かではない。だが、これまではロシア軍が自分たちの正当性を主張する為に自作自演で自国内の施設を攻撃している?という話まで出ていた「ロシア国内での爆発」が、実はウクライナ軍の攻撃を受けたものだったとはw赤っ恥の上に赤っ恥をかかされた格好なので、聞けばプーチンもまた激怒するのではないだろうか。
簡単に追ってみると、ウクライナの狙いはロシアの補給線を寸断することで、ここでも前線を孤立させて「召し取ろう」という算段のようだ。だが、もしロシア軍がこの報復でリビウへ侵攻を仕掛けるなら、ウクライナ軍は再びドローンで保有線を破壊し尽くす展開が予想される。返り討ちされたいなら、どうぞお好きに、がウクライナの主張だろう。制空権もないロシアには勝ち目のない戦線だと言えるのだが、この後どう兵力を動かすつもりなのだろうか?
ちなみに、西部はポーランドからの兵器供給ルートでもあるので、侵攻当初からウクライナ軍は強固な防衛隊体制を敷いてきた。将棋で言えば銀櫓を組んで凌いできた拠点から、攻撃を開始した点が大きい、ということだ。完全に局面がひっくり返ったとも言え、詰みまでいけるかを読み始める段階でもある。ウクライナにとっての詰み筋は領土奪還であり、ロシア解体になる。ゼレンスキーがどういう手の進め方をするのか、楽しみに「観戦」していきたいところだ。そしてプーチン、マジで終わりが近いねぇ。
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