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孤立するプーチン、マジで独りぼっちになったロシア、沈みいく大国の最期とはこれほど儚いものなのかw

ロシアの孤立化が進んでいる。ウクライナ侵攻が2日で終わると大甘な予想だけで軍を進めた結果、ロシアは北朝鮮よりも立つ瀬が無くなってしまった。しかも、そうなるまでに要した時間は2か月にも満たなかった。世界にたった5つしかない国連常任理事国が、これほど呆気なくその歴史を終えようとするなんて。
今日は、そんな世界に捨てられるロシアをテーマに記事を書き進めていきたい。

●プーチン親衛隊?おいおい、お前はマジでヒットラーやってたんかいw●
プーチンがロシア政府内で孤立している、という話は漏れ聞こえているので、この件も何を今更感が強い。逆に、まだプーチンに付き従う連中がいたのかよ、と驚いているくらいだ。
ニューズウィークの記事になる。


プーチン直属の国家親衛隊でウクライナ参戦拒否が続出
4/6(水) 17:55配信 ニューズウィーク日本版
<ずさんな侵攻命令に反発した大統領直属の親衛隊の兵士が集団でウクライナ侵攻への参加を拒み、法廷闘争も辞さない覚悟を示している>
ロシア領内のハカシア共和国でロシア連邦国家親衛隊に所属する兵士少なくとも11人が、ウラジーミル・プーチン大統領のウクライナ侵攻への参加を拒否したと報じられた。
国家親衛隊はロシア国内で主に警察的役割を担う大統領直属の軍組織で、ロシア連邦軍とは別の指揮系統に属している。シベリア南部に位置するハカシア共和国の地元メディア、ニューフォーカスによれば、11人は国家親衛隊の特殊部隊に属する兵士たちで、侵攻作戦に参加する意思がないことを上官に告げたという。
その後、兵士たちは国境付近の野営地から連れ出され、ハカシアに送り返された。軍幹部は「任務に不適任」と、この兵士たちを解雇しようとした。
11人の兵士は、この決定に異議を唱える用意があるとしている。
本誌は現在、情報確認を行っている。
ニューフォーカスによると、特殊部隊の隊員たちは、軍司令部がウクライナにおけるロシア軍の実際の損失をモスクワの中央政府から隠していると考えている。プーチンのいわゆる「特別軍事作戦」では、多くのシベリアの兵士が犠牲になっている。
特殊部隊は指揮官から、負傷者やウクライナでの日々の作戦について沈黙を守るよう命じられたという。隊員は家族にも詳細を話さないように指示された。
不満を訴える兵士ロシア南部の都市クラスノダールでも国家親衛隊12人がウクライナの戦争への出動命令を拒否して解雇され、不当解雇訴訟を起こした。軍幹部らは今後、直面するかもしれない事態を「警戒し、怯えている」とニューフォーカスは指摘している。
国家親衛隊員12人を弁護するロシア人弁護士ミハイル・ベニヤシは、これまで弁護チームには約1000人から連絡があったと語った。
「戦いに行きたくない兵士は多い」というベニヤシのコメントは、4月1日付のフィナンシャル・タイムズに掲載された。
人権派弁護士パベル・チホフは、国家親衛隊のファリド・チタフ大尉と部下11人が2月25日にウクライナ侵攻への参加を拒否し、出動命令は 「違法」と主張したことを、テレグラムへの投稿で明らかにした。
「特別軍事作戦に参加するためにウクライナに入ることも、作戦の任務と条件についても、誰一人として知らされておらず、その結果、彼らは同意しなかった」とチホフは書いている。
ラトビアに拠点を置く独立系ロシア語ニュースメディア、メデューサによると、プーチンが2月24日に隣国ウクライナへの侵攻を開始して以来、ロシア国家親衛隊では少なくとも7人が戦闘で死亡しているという。
つい先日も、装備も整っていないのに、中央政府から明確な計画を知らされることなく、ウクライナのある地域に行くよう命じられた、とロシア兵が不満を訴える動画が公開されたばかりだ。
これまでのところ、ロシア軍の損失については様々な説があるが、ウクライナ政府は1万6000人にのぼると主張している。ロシア軍は指揮官も失っており、ウクライナ側の主張では、将官6人以上が死亡している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbcdd8cccf40fc3c13f16514aba36c149d949971


まぁ、言ってみればロシアも戦前のドイツ同様に全体主義国家で、ソ連崩壊で社会主義を捨て、形だけ資本主義を真似てはいたが、一皮剥けば「プーチンを支持しない者は非国民」だったわけだ。その体制が、今でもプーチンの支持率8割超えという状況を支えている。
で、そうした統制を現場でバックアップしていたのがプーチン親衛隊で、プーチンの恐怖政治とは、とどのつまり彼らが暗躍していたから成立していたと言っていい。だが、いよいよそういう狂信的なプーチン信奉者たちも、プーチンを見捨て始めているということなのだ。
つまり、この記事は「プーチンが裸の王様になっている」とも読める、と。

だが、ロシアは違う。これまでは、恐れているから離れられなかったものが、今は恐れているからさっさと逃げ出している。バカにされ「着ぐるみ剥がされた」おとぎ話の王様とは、様相が全く違うのだ。第一、一人になったプーチンを陰で笑う者さえいないのだからね。そら笑いをとったはだかの王様に失礼でしょw

●これもタガが外れている証拠か?ロシア国連大使がブチャの虐殺を認めてしまう●
この「ブチャでの虐殺」がロシアの立場を一気に失わせるイベントとなり、味方につこうとしていたインドや中国も非難声明を出すに至っている。本来なら、ロシア政府はそんなものはない、とシラを切り通すしかなかったはずが、ロシアの国連大使が「ロシア軍が到着する前から死体はあった」と意味不明な発言をしてしまったのだ。
BuzzFeed Japanの記事になる。


ロシアの国連大使が“言い間違え”「ブチャの遺体はロシア兵が到着する前になかった」その場で訂正も拡散
4/7(木) 11:34配信 BuzzFeed Japan
ウクライナのキーウ近郊ブチャで多数の民間人の遺体が見つかった問題で、ロシアのネベンジャ国連大使が記者会見で、「遺体はロシア兵が到着する前にはなかった」と同国の主張と真逆の見解を述べ、すぐに訂正する場面があった。ロシア側はブチャでの事件について「ウクライナによるフェイク」との見方を崩していないが、多数のメディアの発信などから、「戦争犯罪」とする見方が強まっている。こうした中での失言ということもあり、SNS上で話題を呼んでいる。【BuzzFeed Japan】
ブチャをめぐっては、現地入りした欧米メディアも、通りに散乱している様子などを撮影。ウクライナ検察庁は410人の遺体が確認されたと発表したほか、市内にある教会の敷地に多数の遺体が埋葬されたとも伝えられている。
ウクライナ側は「虐殺(ジェノサイド)」と訴え、日本政府をはじめとする各国からも「戦争犯罪だ」との非難が高まっている。一方のロシア側は「でっち上げ」「死体が動いた」「ウクライナ過激派の犯行」などと主張している。
なお、米ニューヨークタイムズも衛星画像を検証。画像を日ごとに比較し、ロシア軍の占領下で遺体が日に日に増えていく様子を明らかにし、ロシア側の主張を否定した。
また、写真などにうつる遺体が「死後硬直していない」ことからウクライナ側の自作自演を主張するロシア国防省の発信については、BuzzFeed Newsの取材に応じた日本の法医学者が疑問符を投げかけている。
この事件をめぐり、4月5日の国連安全保障理事会では、ロシアのネベンジャ国連大使が殺害は「ウクライナの過激派」によるものなどとして、公開されている映像や写真が「フェイク」であるとする主張を繰り返した。
話題を呼んでいる発言があったのは、国連で記者会見の質疑応答。記者から「写真もあり、目撃者もいる。あなたはこの出来事について、どう言うつもりなのか」という質問に答えるさなかの出来事だった。
「あなたが注意深く、ブチャで起きたことを見てみれば、通りに横たわっている遺体が、ロシア兵が到着する前にはなかった……いや、いや、去る前、失礼。ロシア兵が去る前になかった。そして、突然、通りに……ひとつずつ、左右に現れ、そのうちのいくつかは動き、いくつかは生きている兆候も示していたことがわかるはずだ」
そのうえで大使は、ブチャの映像や写真が「フェイク」であると重ねて強調。激しい情報戦のなかで、ウクライナ側によってつくられた証拠を持っていると重ねて訴えた。
このいい間違えについて、Twitter上ではフランスのジャーナリストが、無意識の本音を漏らしてしまうことを指す「フロイト的失言」であると指摘し、拡散。この場面は80万回以上再生されている。
また、もともとロシアで石油会社を経営し、いまはロンドンに事実上亡命しているミハイル・ホドルコフスキー氏も「絶え間ない嘘は憂鬱で、真実を伝えたいという無意識の欲求が出てくる」などとツイートしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3419c2579d70dd0c6e6282806ba79cb395fa7122


じゃあ、死体をロシア軍が来るからとわざわざブチャの街に置いていたのは誰か?という話になり、この記事が書かれたというわけだ。
だが、こんなすぐに辻褄が合わないことがバレるような、杜撰過ぎる物言いをロシア国連大使ともあろう者がするものか?ということで、今では敢えてバレるようわざと言い間違えたのでは?という見方が主流になっている。つまり、ブチャでの真実を自分は知っている、その情報と交換で自分をロシアから逃がしてくれ、的なサインが出ているのではないか?ということだ。

もちろん、権謀術策は政治や外交の世界では「あって当たり前」のものだし、それにロシアが絡んでいれば逆にそういう思惑の結果が口から出ている、と考えるのが普通だ。失礼外相のラブロフがまだクレムリンに残っているような政府だと思えば、この国連大使が何を考えてロシアが不利になることを口走ったのか、には注意が必要だろう。

とはいえ、こういう動きが表面化するだけで、ここでもプーチン離れが進んでいることがわかってしまう。当然、国連大使の発言はプーチンの耳にも入っただろうし、それを謀反だと判断してもおかしくはない。亡命を希望しているのなら、それを条件にブチャの真実を明らかにさせる手はあるように思うが、・・・どの国がこの大使の面倒を見るんだ?そこが最大の問題のような気がするw

●国連人権理事会からロシアの追放が採択、次は安保理事会かw●
もちろん、ウクライナ侵攻そのものがこの投票へ大きな影響を与えていたわけだが、やはりブチャでの虐殺が迷っていたいくつかの国の背中を押した感はある。
日テレの記事になる。


国連人権理事会からロシア“追放” 93か国の賛成により採択
4/8(金) 1:00配信 日テレNEWS
国連総会の緊急特別会合で7日、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国連人権理事会でのロシアの理事国の資格を停止する決議が、93か国の賛成により採択されました。
アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会の緊急特別会合の冒頭、ウクライナのキスリツァ国連大使は、「ロシアは隣国の民間人を殺害し、支配しようとしている」とロシア側を強く批判しました。
その上で、「国連人権理事会におけるロシアの資格停止は、選択肢ではなく義務だ。決議案に賛成し、ウクライナと世界の多くの命を救う必要がある。反対に投票するとスクリーン上に赤がともる。赤は命を奪われた罪のない人々の血を意味する。赤い血の表示は、全員の心に残り続けるだろう」と訴え、決議案への賛成を呼びかけました。
決議案では、「ウクライナでロシアによる組織的な人権侵害および、国際人道法の違反があったという報告に対し、重大な懸念を表明する」と明記した上で、国連人権理事会でのロシアの理事国の資格を停止することを求めていました。
採決に先だちロシアは、「決議案は実際の人権状況とは一切関係がない。アメリカが地位と完全な支配を維持しようとする試みにすぎない」と主張し、決議案を支持しないよう呼びかけました。
採決では、ロシアやベラルーシなど24か国が反対、58か国が棄権しましたが、93か国の賛成により採択されました。
ロシアを国際機関から追放することで、国際社会におけるロシアの孤立をより印象づけるとともに、ロシアの責任を強調させる狙いがあります。
国連人権理事会の理事国の資格停止処分は、市民への弾圧を続けていた2011年のカダフィ政権下のリビア以来、2例目です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/788396a03a4ad45cd2c7bc8314a75f40b925aa95


更に、藤原学思氏のツィートになる。
ここで掲示されている一覧表を画像にしてこのサイトでも表示する。
反対、棄権した国がなかなか興味深い陣容なので、細かいが一度目を通しておくことをお勧めしたい。


Gakushi Fujiwara / 藤原学思
@fujiwara_g1

ロシア、国連人権理事会から追放へ。理事国としての資格停止を求める決議案を採択。
賛成-93カ国
反対-24カ国
棄権-58カ国
やはり、国際社会のかなりの分断が明らかに。
https://twitter.com/fujiwara_g1/status/1512095832518057998?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1512095832518057998%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220408-00071341272-russia


まず反対からだが、これが中国一派と呼べる陣容になっている。ベトナム、ラオス、カザフスタン、シリア、ジンバブエなどで、これらの国は首根っこを中国にも抑えられている面々だ、と見ていいだろう。つまり、第三次世界大戦となった場合、枢軸国はこれらの国になる可能性がある、そういうリストができたということだ。
続いて棄権した組だが、ブラジルやインド、エジプト、インドネシア、マレーシア、メキシコ、カタール、サウジ、シンガポール、タイ、UAEなどとなる。これはロシアの兵器購入など「現在紛争を抱えているからロシアから離れられない」というケースもあり、そういう視点を加えると実に面白い陣容となっている。こういう時にトランプがいれば、面白い一発を放っていたのではないだろうか?特にブラジルやサウジにはねw個人的には、とにかくタイが態度を表明しなかった点が残念過ぎる点だ。

で、この結果から、今度は中国が孤立する可能性が浮上したことになる。無論、中国は思い切り反対へ投じたので、ロシアが追放された時にどうなるかも覚悟を決めていたのだろうが、完全に西側と一線を画す一派だと炙り出されたとも言え、中国についていくと表明したも同然のシンガポールなどは、今後のTPPなどでも微妙な立場になるだろう。少なくとも、台湾の加盟を討議する際に大暴れをするかもしれないしね。
そして大将の中国は、これで完全に後戻りができなくなった。わかりやすい所で言えば、常任理事国からロシアが外れた後、西側3対中国の図式になるが、そこでの立ち回りで毎度自分の首を絞める展開に晒されていく可能性がある。もし、ロシアの後釜に日本が座ったら?・・・これは相当面白い見世物になるだろうねぇ(ニヤニヤ

●後戻りできない選択をしたのはロシアも同じ、惨め過ぎる「さらば国連人権理事国!」●
まぁ、日本人であれば、満州事変で国際連合脱退を決めた松岡洋右の姿を思い出すだろう。もちろん、その後の日本に何が起きるのかも思い出され、今回のロシアの姿にそれを重ねる人がいるかもしれない。そう、ロシアもまた、席を蹴って部屋を出たことで、自ら復帰への道を塞いだわけだ。歴史は繰り返す、諸行無常の鐘の音、ってか?
朝日の記事になる。


国連人権理事国の資格を停止されたロシア 自ら離脱で復帰の道を絶つ
4/8(金) 6:29配信 朝日新聞デジタル
193カ国で構成される国連総会は7日昼(日本時間8日未明)、ウクライナで「重大かつ組織的な人権侵害」を行ったとして、ロシアの国連人権理事会理事国としての資格を停止する決議を採択した。ロシアは採択後、人権理から離脱する意向を表明した。
表決は賛成が93カ国で、反対が24カ国。採択には棄権(58カ国)や無投票(18カ国)を除き、3分の2以上の賛成が必要だった。人権理理事国の資格を失うのは、2011年3月のリビア以来、2例目となった。
今回の決議には、すでに採択されたロシアを非難する決議、ウクライナの人道危機はロシアの責任だとする決議を「想起する」と記された。また、ウクライナにおいてロシアによる人権の侵害や乱用、国際人道法違反があったことに「深い懸念」を表明している。
人権理理事国の任期は3年で、ロシアは23年末まで務める予定だった。決議では資格停止について「適宜見直す」と記され、総会が今後、資格を復活させる可能性も残された。
だが、ロシアのクズミン国連次席大使は決議の採決後、「人権理は、日和見主義的な目標を達成するために仕組みを悪用する国家集団で占められている」と主張。「人権の保護と促進に対するロシアの責任は、こうした国際機構の一員にとどまることを許さない」と述べ、離脱を表明した。これにより、理事国としての復帰の道は絶たれた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e74f853ebdba12f4d1d8c2756a3967705e1b75d4


前項で、この採決の楽しみどころを書いたので、ここでは簡単に。
松岡日本を繰り返したことで、ロシアが負け組になることも確定したが、当然それは日本にいるロシア信奉者や工作員も同じ轍を踏むことにもなる。まだロシア擁護を続得ている朝日などのメディアも、行く末が決まったと言っていい。さて、どこまでくだらないロシアアゲを続けていけるものか、ニヤニヤしながら眺めてやろうじゃないか、なぁ?ふふふw

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多々野親父
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