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銅山鍛治(かなやまかぢ)

銅山かなやま 鍛冶かぢ

しきなかにてもちゆる道具あまたあり。諸山にてこしらゆるなり。ゆへ鍛冶かぢ屋をたてゝその 職人しよくにん をかゝへ、あらたに道具をこしらゆるのみにあらず。そこねやぶれたるをなおしつくらふなり。その 道具の品ゝはつぎ絵図ゑづあり。見合すべし。

山の役人あまたあり。
  しき役人 床家とこや  手子てご  山留やまどめ役人  焼出やきだし
  ● 持はくもち  鍛冶かぢ  釜大工かまだいく 素吹すぶき大工  間吹まぶき大工


※ 「そこねやぶれたる」は、そこやぶれたる。
※ 「なおしつくらふ」は、なおつくろう。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本山海名物圖會 一
鋪の中にて用ゆる道具あまたあり
諸山にてこしらゆるなり
故に鍛冶屋をたてゝその職人をかゝへ
あらたに道具をこしらゆるのみにあらず


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