にしき貝
※ 「いつくし」は、厳し。ここでは美しくかわいらしいという意味。
いろ貝
ほらの貝
※ 「うわ風」は、草木などの上を吹きわたる風のこと。上風。
みやこ貝
うらうつ貝
※ 「うらうつ貝」は、ウラウズガイのこと。
※ 「田鶴」は、鶴の別名。
※ 「手づさみ」は、手遊み。手に持って遊ぶこと、暇つぶしなどをすること。
※ 「ふところ手」は、懐手。人にまかせて自分では何もしないこと。
さたへ貝
※ 「さたへ貝」は、サダエ。栄螺のこと。
※ 「うへつかた」は、上つ方。上の方。
※ 「しろしめさる」は、知ろしめす。
千鳥貝
すゞめ貝
いた屋貝
※ 「とまふく」は、苫葺く。菅や茅などを粗く編んだむしろ(=苫)で屋根を葺くこと。
※ 「賤家」は、農家や漁師などの家のこと。
※ 「いぶせ」は、ここでは、貧しくみすぼらしいという意味。
イタヤガイの放射肋が垂木のように見えますね。
あこや貝
あわび
※ 「いなおもふはならずのたとへ」は、成は厭なり思うは成らずという諺のこと。実現することは気に入らない一方で、思いを寄せるものはうまく行かないことの喩え。
かたし貝
※ 「かたし貝」は、二枚貝の貝殻が離れて一枚(片側だけ)になったもののこと。
※ 「ひかた」は、干潟。
うつせ貝
※ 「うつせ」貝は、 中が空になった貝がらのこと。空貝、虚貝。
※ 「はつべき」は、果つべき。ここでは死んでしまうという意味。
📖
※ 参考:国立国会図書館デジタルコレクション『六々貝合和歌』『小倉百人一首 明治新刻』『貝尽浦の錦 2巻 [1]』『貝尽浦の錦 2巻 [2]』『目八譜15巻【全号まとめ】』『甲介群分品彙【全号まとめ】』『日本介譜 1-5【全号まとめ】』
筆者注 新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖