鉄蹈鞴(てつのたゝら)
鉄蹈鞴
鉄をふくには、ふいごにては湯になりにくし。故に、たゝらにかけて湯にわかすなり。
歌
ひとすぢにはげむ 心の力なく
まがねもつゐに 湯とどなりける
まがねふく しづのいとなみ いとまなや
みのいたづきも 思ひしらずて
※ 「鉄蹈鞴」の「鞴」は該当する漢字がないため、国立国会図書館デジタルコレクションの目次「鉄蹈鞴」に従いました(鞴=音読みフク・訓読みふいご)。
※ 「まがね」は、真金。
※ 「しづ」は、賤。身分の低い者のこと。
※ 「いとま」は、暇。
※ 「いたづき」は、労き。ほねおり、苦労のこと。
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筆者注 新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖