すだれ貝
※ 「ことぐさ」は、言草、言種。言い回し。
わすれ貝
※ 「みつの浜」は、三津浜(愛媛県松山市)。
梅の花貝
※ 「まがきがしま」は、曲木島(宮城県塩竈市塩竈湾)。
桜貝
※ 「いつくし」は、厳し。ここでは美しくかわいらしいという意味。
花貝
※ 「つゐしやう」は、追従。他人の気に入るような言動をすること。こびへつらうこと。
※ 「かへりて」は、逆に、かえってという意味。
ますう貝
※ ますう貝は、真蘇芳貝。ますおうがい。
※ 「いろのはま」は、色浜(福井県敦賀市の敦賀半島東部)。
※ この歌は西行の歌集『山家集』に納められています。(汐そむる ますほの小貝拾ふとて 色の濱とは いふにや有らん)
※ 『日本歌学全書 第8編』の解説によると、「ますほ」は「まそほの転にて、真赭の義なり、赤黄色をいふ」とあります。
むらさき貝
※ 「しなし」は、為做し。態度やふるまいのこと。
※ 「李下に冠」は、李下に冠を正さず。(瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず)
白貝
なでしこ貝
なみまがしわ
※ 「難波め」は、難波女。
きぬた貝
※ 「跡へ」は、後方。ここでは、時間が後へおしていくという意味と思われます。
※ 「べつして」は、別して。特に、とりわけ、ということ。
※ 「こころがく」は、心掛く。気に掛けるということ。
まくら貝
📖
※ 参考:国立国会図書館デジタルコレクション『六々貝合和歌』『小倉百人一首 明治新刻』『貝尽浦の錦 2巻 [1]』『貝尽浦の錦 2巻 [2]』『目八譜15巻【全号まとめ】』『甲介群分品彙【全号まとめ】』『日本介譜 1-5【全号まとめ】』
筆者注 新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖