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金山諸道具(かなやましよどうぐ)

金山かなやま しよ道具どうぐ

きん ぎん どう てつ つうして かなやまいふ。いはゆる きんはきがね、ぎんはしろがね、銅はあかがね、鉄はくろがね、鉛は青がね也。いづれもすこしづゝかわりめあれども 大やうは同じこと也。

かねをほり入るあなをしきといひ、しきよりほり出したるはく をくだきて、焼釜やきかまにてやき、にわかしてまるかねに仕上しあぐる也。此所を床家といふ

それ/\にもちゆる道具どうぐ絵図ゑづのごとし。此道具どうぐつうじて床家とこや道具どうぐといふ也。上のにあらはす。銅山鍛冶のきたひこしらゆる所なり。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本山海名物圖會 一
右から 「かわへぎ」「かわこき」「はり」
「口とり」「また」「かねへぎ」「からみ引」
「猫田」「なで木」「かねゆり根」「水さがし」
「さゞい火とぼし」「たがね」
かなめづち」「孫八」「ゑぶ」
「竹水わゆ」
「たがね」「山づち」「てぶ」
「げんのう」「ゆりばち」
右から「●出し」「どぶかき」「からみかき  木作也」
「かねとり」「ゆぬき」「げし」「ぽつは」
「げんのう」「升」「だつ」「木水とゆ」


『日本山海名物図会』の目次はこちら → 「日本山海名物図会 まとめ」👀

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