金山諸道具(かなやましよどうぐ)
金山 諸道具
金 銀 銅 鉄 通して かな山と云。いはゆる 金はきがね、銀はしろがね、銅はあかがね、鉄はくろがね、鉛は青がね也。いづれもすこしづゝかわりめあれども 大やうは同じこと也。
金をほり入るあなを鋪といひ、鋪よりほり出したる鉑 をくだきて、焼釜にてやき、湯にわかして丸かねに仕上る也。此所を床家と云。
それ/\に用道具、絵図のごとし。此道具を通じて床家道具といふ也。上の絵にあらはす。銅山鍛冶のきたひこしらゆる所なり。
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