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【梅園魚品図正】(14) 䱾鯘(あいのうを)

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『梅園魚品図正 巻1


䱾鯘 アイノウヲ

俗字出所不詳 此者無鱗也。

癸巳孟春廿有九日 真寫
海魚類

俗民の説に、此魚多く取れば、民 飢饉すと云。
此魚、他魚 多く取る時にはとれず、海上 至止しけ魚 の時とれる故、かく言なるべき。

※ 「孟春」は、春の初めのこと。または、陰暦正月の別名。



筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心でのためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。

また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ

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