【梅園魚品図正】(8) 蝦虎魚(はぜ)/丹魚(あかうを)
蝦虎魚
蝦虎魚 『産物志』『彙苑詳註』
鯊魚 沙溝魚 俗名
沙鰮
■魚 『尓雅』 [■は魚+它]
沙吹 『郭璞』
和俗 呼 川波世・海波世
其 苗をイサゝと云。三月、四月より河にのぼること夥し。『大和本草』鱊魚を別に録す。則、沙魚の子也。
※ 「苗」は、稚魚、幼魚のこと。
丹魚
丹魚 『多識編』出
アカウヲ
俗なまりて云、アカウ、モイヲとも言。
緋魚 『王氏彙苑』に出す
其色如 緋有 一種紅魚 一種婦魚 近 緋 是赤魚 欤
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筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心のためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。
また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ
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