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【カフェ日記】何を提供するのか
どんなことを仕事にして生きたいのか、「やりがい」とは何か。自分にとっての仕事とは何なのか。ずっとそのことについて考え、答えを探してきました。自分の中にこそ答えがある、そう信じていたからです。
自分のために、する仕事。
それは、自分にとっての特別な場所をつくること。特別なんだけれど、自然で素直な場所。たくさんの好きなものに囲まれている空間。
https://note.com/momijii/n/n9429a1c880a4
いつの日か、
あなたの作るご飯が食べたい。あなたの淹れる珈琲が飲みたい。あなたの選ぶものが好き。あなたと話したい。とひとりずつ、増えていく。いつの間にか誰かのためになっていて、誰かにとっての必要な空間になっていく。特別な場所になっていく。
でも、なかなか自分が納得できるような答えが見つかりませんでした。「誰かにとっての特別な場所」ってまだ抽象的で実現するにはふわふわしていて、つまり「何を使ってどんなものを提供する場なのか」が不明確なままです。そこでつい先日、友人に「どこに向かっているの?」と言われたわけです・・・
ひとり、海で足をバタバタさせていたわたし。対して、優秀な指揮官をジェットボートに乗せて、南の島へ向かっている友人。その違いに気づいたわたしは今、「指揮官」と「ジェットボード」を探しています。
気になるカフェを訪問して店主に話を聞いたり、バリスタの友達や勤めているコーヒー屋さんのスタッフにも話を聞きました。そしてnoteやInstagramを使って、「どうしてお店を作ったのか」という思いにたくさん触れています。
いくつか「何を使ってどんなものを提供する場なのか」のパーツになる価値観に出会ったので、それを自分の言葉にできるようにすることがまず一つ目の通過地点です。そしてその「思い」や「熱意」を熱いまま、周囲へ伝え広めていくことが二つ目。
まだ一つ目の通過地点に向かう途中ではあるけれど、書き記しておきます。
⚫︎人と人を繋ぐ場であること
「わたし」がパワー・安心・癒しを与える、というのは何か違う気がする。人として憧れはあるが、自分は空間の端っこにいて見守っていたい。ほっと一息つきたい、少し誰かとお話がしたい、と思った時に地域の人が寄り道できるような場にしたい。そして、わたしはその中心にいるのではなく、適した場所や人を紹介したり、繋げたりする人になりたい。
⚫︎美味しい野菜とスペシャリティーコーヒーを提供して人の思いを繋げる
野菜に切る・蒸す・焼くの工程と少しの塩分・スパイス・ハーブで味付けをして提供をする。野菜のポテンシャルをさらに引き出して、農家さんの思いを伝える料理がしたい。コーヒーはさらに国境を経た工程でさまざまな人が関わっている。どんな思いで作られたのか、どんな人が作ったのか、感じながらごはんの時間を過ごせる空間をつくりたい。
ひとりじゃできないから、人の縁をひとつひとつ繋いでいく。さまざまな人に出会っていく中で、必ず「尊敬する人」「憧れの人」を見つけるはず。焦らずに、自分の感覚を研ぎ澄ませていこうと思います。
今日も色々な人に会いに行ってきます。そこで会った人たちのことも伝えて行きたいなと思っています。