bowlの腕はしなるのか?
ハンドボールの「投げる」動作の解説を読みました。
「腕がしなる」という現象は、スポーツバイオメカニクス(?)的には説明がつかないというようなことが書いてありました。
へー、そうなんだぁ・・・、でもしならせたいぞ。
って書くと、現役ハンドボーラーのようですが、全くそんなことはありません。2022年1月からハンドボールチームを応援することになったとはいえ、自分がプレイするわけじゃありませんから。
それどころか、「アラ還のオッサンが、どこで腕をしならせる」んだよって話です。
でも、自分には腕をしならせて投げたい機会があります。
ボウリングです。で、ボウリングの球速を向上させたいのです。
ボウリングは非利き手の左でやっているので、球速が遅いのです。「ハンドボールで鍛えた自慢の右肩」は故障して使いものになりません(涙)。
ボウリングの「bowl」は、肘を伸ばし腕を棒のようにして投げることを表す言葉です。bowlはクリケットでも使われます。クリケットのボウラー(ピッチャーにあたる人)は、throwは禁止でbowlで(=肘を伸ばしっぱなしで)投げなければなりません。
ボウリングも、基本的には肘伸ばしっぱなし。
で、肘伸ばしっぱなしで投げるボウリングですが、不思議と腕がしなってる感覚があります。猿腕のように肘が逆に反るわけがないので、外から見たら棒状の腕を振ってるだけに見えるでしょう。
でも、投げてるとしなってる感覚が確かにあるのです。いや、しなってるというのは違うかもしれません、力の溜ってる場所が、肩から手の先に移動していく感覚かな? でも、表現しようがないのでこの後も「しなる」と呼びます。
同じような現象を感じる動作は他にもあります。
・キャスティング(釣りです、特にフライキャスティング)
・ゴルフ
・スコップで雪を投げる
いずれも、しなるのは腕ではなく道具ですが、やはり手元から末端にむかい、力の溜っている場所が移動していく感覚があります。
釣り竿はあからさまにしなりますが、実は簡単にしなる部分に力を込めてもあまり飛びません。手に近い太く硬い部分に力を溜め、そこを曲げる(実際にはほとんど曲がりませんが)ことで、パワーが出ます。手に近い太く硬い部分に溜めた力を、竿先に向かって移動させていくと良く飛びます。
ゴルフのシャフトも、特にスチールだと目に見えるほどはしなりません。でもやはり、シャフトの元から先に力が移動していく感覚があります。
スコップで雪を投げる時もそうです。スコップの棒は全く曲がりませんが、やはり力が移動していく感覚があります。
さて、話は戻りハンドボールです。
ハンドボールを投げる動作は、throwとbowlの中間のようにも思います。肘は曲がっていますが、肩と肘の時間差は少ないそうなので。
となると、ハンドボール投げは、ボウリングの練習にもなりそうです。
そこで、ハンドボールを買いました。
ハンドボール投げの計測に使うオレンジの2号球です。これを使い非利き手投げ(左投げ)オーバースローを練習することで、左投げのコーディネーションを向上させようというわけです。
2号球のハンドボール、アラ還の非利き手投げで、どのくらいの距離投げれるでしょうか?
もはや筋力向上を望める年齢ではないので、コーディネーションが頼りです。老体なので、コーディネーションっていうよりも身体所作と表現したほうがイメージが合うかもしれませんね。
目標は、下半身のパワーを無駄なく手まで伝えることです。
さて、しならせられるでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?