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「OJTに関する定量調査」について感じたこと

調査の概要

「OJTに関する定量調査」パーソル総合研究所

<OJTの実態と課題>
・新人側、教える側(企業)の双方が感じるOJTの課題は、
「人によって指示や教える内容が異なっている」が最も高い
・教える側のOJTに関する意識変化をみると、
「ハラスメントに気を付けなければいけなくなった」
「効率よく教えなければいけなくなった」
「新人に教える人が少なくなった」
という変化を感じている者が5割を超え、極めて多い。

OJTにおける有効な教え方
新人のパフォーマンスに良い影響を与えるのは、
「勇気づける」
「位置づける(全体の中で仕事の目的や役割を位置づける)」
「跡づける(仕事の進捗や目標を記録する)」  
教え方。

<OJTを通じた学び>
・教える側のマインドセットについて、
「学び合い」「馴染ませ」「矯正」「その他」の4タイプに分類した。
「学び合い」…教えることによって学ぶことや新人との学び合いを重視。
「馴染ませ」…自社や自組織へ早く馴染むことを優先。
「矯正」…新人のやり方を自分・自社のものに矯正することを優先。
「学び合い」タイプがその他2タイプと比べて圧倒的にOJTをしながら具体的な変化を起こしている

「OJTに関する定量調査」パーソル総合研究所

感じたこと

・OJTの一番の課題が「人により指導にばらつきがあること」というのは想像通りでした…
会社がOJTを行う従業員に対し、関わり方や具体的手法などを伝え、指導の仕方を一定統一させる必要があると感じました。

・「OJTの有効な教え方」の部分については、ただ「やり方を教える」だけではダメだという事がわかりました。
今の若い世代は、仕事をやる「意味、目的」が分かれば積極的に取り組む、という話も聴くので、「目的や役割を位置付ける」のは特に効果的だと感じました。

・「学び合い」という視点は自分には全くなかったので驚きでした。
教える側も、教えることを通じて自らの仕事を見直し、改善していく意識が必要だと感じました。そうすれば会社全体の生産性向上にも繋がるため、会社として、教える側の従業員に対し、学び合いの意識の重要性を伝えるのも有効だと思いました。

・全体的に、「教える側がかなり気を遣わないといけないな…」という印象が強かったです…
 ただ、教える側だけでなく教えられる側も、受け身で言われた通りにやるだけでなく、主体的に取り組む姿勢や、お互い学び合うという意識を持って関わることも必要だとも思いました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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