見出し画像

創作大賞2024でnote賞を受賞したはなし。

「ぎゃあ〜〜〜〜〜!! 賞獲れたぁ〜〜〜!!!!」『!?』
「ちゅ、昼食会で中間選考通過したって言ってたコンテスト、受賞したってメールがいま来たんです!」

……Sさんマンツーマンのオンライン会議中に大声で叫んで本当に申し訳ございませんでした🙇🏻‍♀️

Sさん「一瞬ホラーかと思いました😅」


 先日「中間選考通過したけど書籍化とか難しそうだから最終選考は難しそう、でも超自信作だしガラスペン研究家として賞が欲しい」と述べていた「ガラスペン230本ぶんの『正』の字を集めたはなし。」(以下「正の字」と記載)がオールカテゴリ部門のnote賞を受賞しました!

 本記事は中間選考結果発表から授賞式までの徒然つれづれとなります。

 長いうえにどうでもいい事柄が大半を占めてますので、適宜飛ばしながらお読みいただけますと幸いです。



中間選考結果発表

中間選考通過を知る

 職場の昼食会中に山門文治さんからのお祝いDMで知ったので「えっマジどういうこと!?」と声出して動揺。何事だと訊いてくる上司や同僚に中間選考通過を報告しました。

 休憩時間を使い、山門さんに御礼を返信。それから「正の字」を書く際に参考にさせていただいた有料記事の著者で創作大賞2022の優秀賞を受賞された藤原華さんに中間選考通過の報告と御礼の言葉を送信しました。

 華さんには記事の購入特典を頂いた際に「受賞したらぜひトロフィー見せてください」と温かいお言葉をいただきましたので、それが果たせることを心から嬉しく思います。


中間選考通過の理由を考える

 次にやったことは「正の字」が中間選考を通過できた理由の分析。オールカテゴリ部門の中間選考を通過した他の作品をすべて拝読し、通過作品の傾向と「正の字」が賞を獲れるかの考察を記事にしました。


思い切ってワンピースを買う

 その後わりと生殺し状態でしたね……上記記事でも触れてますが、「創作大賞2023では中間選考結果の発表からおよそ10日後にメールで受賞の連絡が来た」という情報が出ているので、土日を挟むことを考慮して9/30か10/1にメールが来なかったらあえなく落選ということですから。

 見込み薄だとしても賞が欲しい気持ちは強かったので、授賞式に着ていくためのワンピースを買いました。「つくってみた・やってみた」ガチ勢でもさすがに高校卒業いらい経験してない服作りには手を出せなかった。



最終選考通過の連絡

受賞のご連絡を頂く

 9/30に何も無かったため半ば諦めていた10/1、在宅勤務だったので職場のSさんとマンツーマンでオンライン会議をしてました。

 その最中、iPhoneのメール着信音が。何気なく確認すると――

き、来た……!!

――そして冒頭の大絶叫に繋がるわけです。

 絶叫を聞きつけた父が「あなた仕事中ですよ!」と注意したそうですが耳に入ってませんでした。

 Sさんには絶叫のお詫びと口止めのお願いを告げ、本来の会議に戻りました。


家族に受賞報告

 必要事項をnote運営事務局に連絡し、改めて両親にnote賞受賞を報告。母と抱き合って喜んだのですが、「賞金で焼き肉食べ放題奢ってね。当然黒毛和牛で」と笑顔で言われてしまった……。

 家族での祝勝会(私の奢り)は授賞式の翌日・10/26の昼食にすることで話をまとめました。



授賞式までのあいだ

今後の活動に向けた準備を行う

 これも事前情報で把握してたとおり正式な結果発表までSNS等でのシェア禁止。Sさんについては不可抗力、SNSを一切やらない両親はノーカン。ってか家族とは喜びを分かち合いたいですよね焼き肉食べ放題強請ねだられたけど。

 ともあれ私の大目標は「字がド下手で絵心が無くてもガラスペン界隈でひとかどの人物になること」なので、今後の活動で「note創作大賞2024受賞者」という肩書きを活かさない手はありません。

 手始めに執筆中のガラスペン記事の公開目標を授賞式後に延期することにしました。

変更前の記事見出し
変更後の記事見出し

 タイトルの頭に「note賞を獲った」と付けるだけで権威がかさ増しされた感ありますね!

 自己紹介記事も授賞式後に差し替えるため事前準備。また、受賞者はオリジナル名刺を作って貰えるとのことで、名刺に掲載するメールアドレスも新しく作成しました。

 デジハリマニアックスの閉鎖・有料マガジン化に伴い独自ドメインを解約しましたが、レンタルサーバの契約は残しておいて良かったです。今後はメールサーバとして頑張ってくれ。


枯れ果てた女子力の回復を図る

 写真掲載はNGと連絡したものの、授賞式に出席される方々に姿を見られることは変わりありません。

 顔面のほとんどを隠せるという理由で猛暑の中でも喜んでマスク生活を続けてるみねのさんですが、流石に素材そのまんまで人前に出る蛮勇は持ち合わせてなかった。

 10/25当日に普段通っている(=年に一回行くかどうか)美容院を予約。あと別のお店で生まれて初めて眉毛カットを予約しました。

 家族以外で唯一授賞式のことを話せるSさんは美容業界にお勤めの経験があり、親切にも初心者丸出しの私の相談に乗ってくれました。


名刺入れを作る(!?)

 察しの良い方はお気づきやもしれませんが、私は本業で社外の人に会うことが殆ど無いのです。

 自分の名刺が減るのは業界の展示会を見に行ったときぐらい。今の部署に至っては不用と断じて作ってすらいません。

 名刺入れってどこやったかな……じゃあ作るか。

 いつものパターンが発動しました。


記念冊子用のコメント執筆依頼が来る

 10/3。世界堂で名刺入れ用のレザックとパンプキンパイ用のセパレート型を買って帰った私が目にしたのは、授賞式で配布される冊子(今回の受賞作の情報をまとめたもの)向けのコメント執筆依頼。

 メールには創作大賞2023のときの実例が掲載されており、確認すると授賞式レポの記事に掲載されているコメントと同じものでした。

 受賞コメントの重要性は華さんの有料記事で把握してたので、改めておさらい。

――影響丸わかりなコメントになったがママエアロ。

 コメントには落選したエッセイの要素を盛り込んでみました。


ガラスペンとノートの持参を依頼される

 10/5。受賞コメントや授賞式に関するやりとりをする最中、先方から「ガラスペンや受賞記事内にあったノートを授賞式当日に持参してほしい」という依頼が。

 ノートは言われずとも(勝手に)持っていくつもりだったんで快諾。ガラスペンもペンダントタイプを身に着けていくつもりでした。

 さすがに割れ物なので追加で持参可能なのは3、4本までであること、Togetterまとめの中から選んで欲しいことを連絡。

 10/15。酒も入る懇親会の会場に割れ物を飾るのはまずいということでガラスペン持参の依頼は取り下げられました。ノートは賞に選んで下さったnote運営事務局にお見せしたかったこともあり、予定通り持っていく旨を返信しました。


懇親会での立ち居振る舞いを予習する

 有料マガジンの書き下ろしテーマに選ぶぐらい飲み会苦手なんですが、授賞式後の懇親会ではそんなこと言ってられません。

 よりよき時間を過ごすため、CHE BUNBUさんの記事を購入しました。有料部分がものすごく参考になる。

 懇親会では名刺交換が想定されているので(オリジナル名刺を貰えるのはそのため)名刺交換のマナーもチェック。立食パーティー時の名刺交換についての見解が複数あって混乱しきり。

……いちばん数が多いマナーを憶えて後は流れでいっか。


ワンピース届かず

 10/16、注文したワンピースの到着が11月末に延期という連絡。10/25の気温を調べて慌てて衣装ケースをひっくり返羽目に。

 iPhone新調することになったしHAKUROさんの個展のソフビ購入権当たったから改めて服買う余裕ないんですよ!!(逆ギレ)


スピーチ原稿を用意する

 少々時は遡りますが、授賞式詳細のご連絡といっしょに30秒程度のスピーチを依頼されました。

 30秒って何文字喋ればいいんだろうと思って調べてみたら、300文字/分。つまり150文字程度だからTwitter(現X)の限界文字数より少し多いぐらい。

 人前でスピーチした経験が殆ど無いしぜったい本番でパニックになる。カンペ持参したいなぁ……お、これ「なんちゃって平均手書き」で作ればいいんじゃない?

きゃろくろガラス工房「蓮の花」

 スピーチ原稿の清書に使用したのは「旅のガラス」シリーズを投稿されているきゃろくろガラス工房さんのガラスペンです。きゃろくろさんのガラスペンは安定して高品質なので、わりと頻繁に軸買いする。


授賞式のライブ配信の連絡が来る

 10/21。noteディレクターの平野さんからメディアおよび受賞者の家族向けに授賞式をライブ配信するとのご連絡がありました。

 両親とくに父が観たがったためスピーチの内容を一部変更。「身の破滅とのチキンレース」なんて口走ったら絶対あとで膝詰め説教される(ガクブル)

 メールに記載されていたのはその他細々とした連絡事項と――最終選考結果および発表日時。

 当たり前ですが口外厳禁トップシークレットです。発表日時をメールに記載するだけで充分に思えますが、全ての結果を教えて下さったのは私たちに「他の受賞作品を読む猶予」を与えるためだと感じました。


初めての眉毛カット

 会社を定時で上がって駆け込んだのは、わりと最近開店した渋谷の美容院。初めて足を踏み入れたビルで盛大に迷って予約時間ギリギリにやっとお店を発見しました。

 実は土曜日に「エステシェービング」なるものを受けたところ顔中思いっきり剃刀負けしまして、特に瞼は「蜂に刺されたマンガ的表現」な感じに腫れ上がってしまったのです。

 この時点で腫れは引ききっておらず頬にうっすらカサブタができているという、ベースメイクすらできない防御力ゼロな顔面で初めての美容院に入るのは身がすくみ上がる体験でした……。

「今日はやっぱりお手入れをラクにするため来店されたんですか?」
「じ、実は明後日パーティーに出ることになりまして……」
「そうなんですか! じゃあ綺麗にしないとですね!」

 スッピンの物慣れない女を丁寧に接客してくれる美容師さん、プロの鑑。

 ボサボサだった眉は生来のラインを活かして整えられ、ペンシルとパウダーで劇的に垢抜けました。

 問題は授賞式当日に自分でこの眉を再現できるかどうか。眉に使われたのと同じペンシルとパウダーを買うことにして、美容師さんにいろいろアドバイスをもらいました。

「瞼の皮膚が弱いとのことですが、眉のメイクをしっかりしていればアイメイクが無くても『ちゃんとして』見られますよ。パーティー楽しんできてくださいね!

 美容師さん、貴女を神と呼ばせてください。



創作大賞2024 授賞式当日

半年ぶりに髪を切る、あいだに最終審査結果の発表

 会社は年休を取りました。

 実に半年ぶりのヘアカット。指定はいつも通り「前回と同じ長さ」です。

 ブローしてもらっているあいだに創作大賞2024の最終審査結果が発表されました。

 Xのフォロワーさん達からお祝いの言葉をたくさんいただきました。嬉しい、ほんと嬉しい!

 いつも担当してくれる美容師さん、夕方に授賞式ということでサービスで毛先を巻いてくれました。「あ、悪役令嬢ヘア……!」と思ってしまった(笑)

 四谷に向かう頃には巻きが落ち着きましたが。

お寿司
好物の栗おこわ

 帰宅したら母が受賞祝いにお寿司を用意してくれてました。お祝い(私の奢り)だけだと思ってたよありがとう母。

 セルフ祝いに栗おこわ買ってたんですが両方完食しました。


いざ四谷へ

「眉尻へのラインをペンシルでなぞってつないで毛のスキマをパウダーで埋める……眉頭側は明るい色で眉尻側を暗い色……」

 教わった眉メイクのポイントをブツブツ復唱しながら何とか化粧を済ませ、名刺入れやら蒐集ノートやら色々持って家を出ました。

丸ノ内線で来た
追加パチパチ大きくね?
会場入り口
メディア賞・note賞受賞者一覧

 早く着きすぎたんでアトレのスタバにしけ込んでから会場に向かいましたが、やっぱり早すぎたんで別のフロアに誘導されました。なんでも飲んで良いとのことだったんで牛乳をもらいました――コーヒーメーカーから。

隣の冷蔵庫に気づかず20mlづつ牛乳を注ぐみねのさん
翼は有料

 時間が来たら運営の方が迎えに来てくださったんで、受付を済ませてから蒐集ノートを展示させていただきました。

蒐集ノートの展示


授賞式

授賞式の会場

 クロークに荷物を預け、授賞式の流れの説明を受けます。最最前列の右端から順にメディア賞受賞者の方々が並び、その後にnote賞の私――って雛壇ど真ん中の前じゃん!!

 授賞式を見るには最高の席を貰いました。

 やがて時間となり、メディア賞の方々が次々とトロフィーを受け取り受賞スピーチをされるんですが、なんかみんな30秒超えてね?

 事前に用意した原稿を読み上げるだけでは他の方々よりかなり短くなってしまうんで、「スピーチ原稿の成り立ちと冊子コメントの元ネタ」をアドリブで追加しました。

 無事にトロフィー授与とスピーチを乗り切り、入選・読者賞・ベストレビュアー賞の授賞を拝見。そのあと受賞者全員で集合写真を撮って頂きました。

 私は顔出しNGなんで先に抜けましたが、その後顔出しOKの方々だけで(おそらくメディア向けの)集合写真を撮影されてます。


懇親会

懇親会のお料理
相変わらずビュッフェで遠慮しないみねのさん

 懇親会では本当にたくさんの方々とお話しさせて頂き名刺交換させていただきました。

 蒐集ノート3冊目を懇親会に持ち込んだのですが、会話の流れでノートを見せると皆さん驚かれます。写真を撮りたいとご希望下さる方も何人かいらっしゃいました。

 あと「スピーチ面白かったです!」とめっちゃ言われました。アドリブ足した甲斐がありました。ほんと受賞コメントって大事っすね!

 あまりにも有意義な時間を過ごしたため、気がつけばあっという間に終了時刻。荷物と展示中のノートを回収し、会場に飾られていたお花をもらって(3束ぐらい持ってっていいというので本当に3束もらった)会場をあとにしました。



終わりに

 授賞式のスピーチ原稿を一部改変した文で本記事を締めさせて頂きます。

 私は字が綺麗なわけでも絵が上手いわけでもなく、ましてやガラス作家でもない狂気だけが取り柄の一般人です。

 そんな人間の自己満足壁打ちレビューの記録を見出してくださったnote運営事務局の皆様、記事を紹介して下さったり応援してくださった方々、そして「正の字」をお読み頂いた全てのひとに心から感謝申し上げます。

 本当に、本当にありがとうございました!

授賞式スピーチの「なんちゃって平均」



ご紹介ありがとうございます!


関連記事


私のサイトマップ

この記事が参加している募集

「材料・道具代をカンパしてあげよう」「もっと記事書いて!」「面白かったからコーヒー1杯おごったげよう」と思われましたらサポートいただけますと幸いです(*´ω`*)