創作大賞2024の中間選考を突破したはなし。
山門文治さんからお祝いのDMをもらったのは、退職するMさんお別れ会兼後任のNさん歓迎会の開始直前でした。
『名前見つけました! おめでとうございます!』
「えっマジどういうこと!?」
慌てて中間選考の結果を確認しました。
MさんNさん食事会に集中できなくなってゴメンナサイ🙏
中間選考突破のお知らせメールにはだいぶ後から気付きました。
オールカテゴリ部門で中間選考突破
中間選考を突破したのは「ガラスペン230本ぶんの『正』の字を集めたはなし。」(以下「正の字」と記載)です。
私のライフワーク「ガラスペン継戦能力比較」について数多くの写真や図を交えて解説した渾身の一作。投稿翌日の「今日の注目記事」にも選出されました。
実はこの「正の字」、元は「私のコレクション」コンテスト応募作品であり、コンテスト落選が判明してから即座に創作大賞2024への応募に切り替えた、という経緯があります。
とはいえオールカテゴリ部門に絞った中間選考突破率は約0.08パーセント。ありていに言ってしまえばリサイクル品である「正の字」が突破したのは大快挙と言えるでしょう。
なお、純粋に創作大賞2024応募用として執筆したエッセイ2件は中間選考を突破できませんでした。
当該記事ではサラッと触れてるだけですが、「正の字」は身の破滅とのチキンレースが根底にあります。文字通り人生削って成り立ってる記事に、私自身の他の記事が勝てるわけがなかった。
中間選考を突破した記事の傾向
この記事を開いた方は私がいかにして「正の字」を書いたかにご興味があると思いますが、現時点ではあくまで中間選考を突破しただけです。
賞が取れてなきゃ私の執筆過程なんて読む価値ありません。
先述の通り「私のコレクション」は落選したんで振り返り記事は書きませんでした。
どんな記事がオールカテゴリ部門の中間選考を突破したのか?
オールカテゴリ部門の中間選考を突破した記事を一通り開いてみたところ、意外にも短歌と写真は1件ずつ、他12件は一般的な文章記事でした。
この文章記事、大別すると2パターンになります。
多数のサンプルを比較検証したうえで書かれた記事
つくったものの製作過程を丁寧に解説した記事
私の「正の字」は「1.」に該当しますね。とにかく今回の中間選考を突破したのは「クリエイター本人が調べた/つくった」うえで書かれた記事が多かったです。
純粋なエッセイでもノウハウでもない、ほんとに「ジャンル分けに困る」タイプの記事が集まってる印象。
私の記事は最終選考を突破できるか?
ちょっと難しいんじゃないですかね……。
――いきなりの弱気発言ですが、誤解なきよう申し上げると「正の字」じたいは現時点で私の最高傑作だと自負しております。
なのに賞は取れなさそう、と思っている理由を挙げます。
創作大賞2023のnote賞から考察
上は創作大賞2023のnote賞受賞作品と選評の抜粋です。当時のオールカテゴリ部門はコミックエッセイ以外の漫画など様々なジャンルの作品が中間選考で選ばれたようです。
受賞作は講評の通り、精巧なミニチュアの完成度もさることながら各工程の写真にトナカイさんが登場することで「トナカイさん夫婦が念願の喫茶店の開店準備中」という世界観が伝わってくる素敵な記事です。
今年度も「クリエイター独自の世界観」が重視されるのであれば、何よりの褒め言葉が「まるで論文」な「正の字」は方向が真逆かもしれません。
世界観重視なら私はこの4件のどれかだと思う。団地は生活感がリアルだしゲームは架空とは思えない完成度だし、1件ずつしか選ばれなかった写真と短歌は納得の空気感。
クリエイター支援プログラムから考察
note賞の受賞作はクリエイター支援プログラムを受けられます。
パートナー企業が関心を持つかどうかという観点で考えると、「正の字」は他の作品より弱いと言わざるを得ない。
例えばこちらなんて「どういう本になるか」が容易に想像つきます。
(あとで個別リポート読もう……)
こちらもそのまま商品化できそう、というか文末で出版社にアピールされてるんで恐らく出版に向けた具体的なロードマップをお持ちだと確信。
藤原華さんの有料記事を購読すると、「自分の記事は書籍化可能か」という見方が厳しくなります。
「正の字」は「私のコレクション」寄りにチューンしていたがゆえに重大な弱点を抱えてるってわけですね。
おわりに
――いやー中間選考突破した「正の字」以外の13件、本記事で取り上げなかった作品含めてぜんぶ凄い、一気に読める。皆さんすごい、才能のカタマリすぎる。
それでも、ここまで来たら賞がほしい!!
私の大目標は「字がド下手で絵心が無くてもガラスペン界隈でひとかどの人物になること」です。界隈で有名なとある方に「みねのさんのコレクションで本出せますよ」と言われたのがきっかけ。
もし創作大賞2024で賞を取れたらガラスペン研究家としての大きな実績になります。近年のガラスペン流行を研究・考察するためガラスペン作家さんたちを取材したいという野望が実現できるかも知れません。
あとは、静かに最終結果を待つだけ。
「正の字」のご紹介ありがとうございます!
※最終選考が終わるまで記事を編集しないほうがいいと判断したため、中間選考以降にご紹介頂いた記事・マガジン・SNS投稿は一時的にこちらで取り上げさせて頂きます。